08 MAR/2023

「日本人である」だけで役に立てる。フィンランドで実感した“ありのまま”の価値/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

【週末北欧部 chikaさん連載】
フィンランドおしごと日記

北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します

>>chikaさんのキャリアストーリーはこちら

【前回のお話はこちら】

コーヒーに音楽、ニコチンまで! シェフそれぞれの「気分の上げ方」/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

週末北欧部
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日本に関するシェフたちの質問にあたふた

chikaさん

そうですね。頑張って身に付けたことで役に立つスキルもあれば、「ありのままの自分」が価値になることもあるのだと実感できました。

現職で身に付けた経験が転職先で生きるように、スキルと場所のマッチング次第で「自然体が評価される」キャリアチェンジは他にもあるのでしょうね。

編集部

現地の言葉が上手に話せないとか、現地の文化をうまく理解できないとか、どうしてもできないことに目が向いてしまいそうですが、外国では「日本人である」ことが価値になる。希望と勇気が持てますね……!

chikaさん

お寿司も洋食も、料理のスキルはまだまだ道半ばですが、日本語を読むことはキッチン内で誰よりもできる。

それを頼りにされて誰かの役に立てることが、心理的な安心感を生み出してくれているように思います。

編集部

「おんつぁ」の意味を初めて知ったように、chikaさんにとっても日本に関する新たな発見がありそうです。

chikaさん

そうなんです。シェフたちは勤勉なので「納豆と味噌の違いって何?どっちも発酵だよね?」「塩麹を作ってみたけど失敗したみたい。どこで間違ったと思う?」など、質問されてはあたふたしています(笑)

編集部

フィンランドに来たことで、逆に日本文化を学ぶ機会が増える。寿司職人としての深みにもつながりそうですね。

週末北欧部 chika

北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca

編集/天野夏海