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APR/2016

「楽しみたい」から始めた活動に首相夫人も参加! ――「自分の欲求に素直に従えば、世界は広がる」 /File.02 松澤亜美さん

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これからの働き方を考えよう!
パラレルキャリアが創るオンナの未来

「ずっと会社員でいいのかな」「このままの仕事で、私の人生楽しいの?」。多くの女性が抱える、“仕事”と“未来”への不安。“自分らしいキャリア”を実現できていると胸を張れる人は、決して多くない。 そこで注目されているのが、何かの仕事をしながらそれ以外の仕事を持つことや、非営利活動に参加することを指す、「パラレルキャリア」という新しい生き方。報酬目的ではない仕事によって、叶えられる“キャリア”とはどのようなものだろう。 実際にパラレルキャリアによって自分の“未来”を変えてきた先輩ウーマンたちの言葉から、ヒントを見つけてみよう

今回登場するのは、ピンタレスト・ジャパンでコミュニティーマネジャーを務める松澤亜美さん。会社員でありながら、「食」を通じて国際交流の機会をつくる『Lunch Trip』というソーシャルグループの代表であり、世界の文化・ファッション・食の情報を発信する旅ブロガーでもある。そんな“三束のわらじ”である彼女が語る、パラレルキャリアを始めたきっかけや、その魅力とは――?

パラレルキャリア
松澤亜美さん
大学卒業後、ミシンメーカーにて海外業務や事業企画に携わる。それと並行し、『Lunch Trip』の活動を開始。設立以来、大使館やレストランを中心に全国で80以上の「食の旅」を催し、観光庁より関東ブロック賞を受賞。2012年よりフリーランスに転じ、旅ブロガーとして世界を旅しながらHuffington Post、EU MAG、繊研新聞社などでコラム執筆。傍ら、国土交通省通訳案内士として外国人へ日本案内。14年9月よりピンタレスト・ジャパンにてコミュニティーマネジャーを務める。16年2月からはJ-waveのTokyo Morning Radioにもレギュラー出演
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入社2カ月目から社外活動を開始!社会人は楽しみが減るなんてウソ

マーケティングや外資系といった経験がないのに、14年から”世界中の素敵なアイデアを集めるツール”の Pinterest を運営するピンタレスト・ジャパンのコミュニティマネージャーとして働いているのは、今からお話するパラレルキャリアが活かされたからかもしれません。

松澤亜美さん

遡ること08年、私はある老舗ミシンメーカーに新卒入社しました。

会社で働き始めると同時に考えついたのが、「食」と「旅」を通じて国際交流を行う『Lunch Trip』の活動です。

学生時代から興味を持っていた人種・宗教差別の撤廃など、国際社会についての「学びを深める機会」を自分でつくりました。“人種や国際問題について学ぼう”とか堅苦しく言っても、もともと興味がない人には届かないと思ったので、「食」とか「旅」のように、多くの人が好きなものを切り口にすることにしました。楽しみながら参加して、結果的に学びがあるようなものにしたかったのです。

ブログを書くことを思いついたのは、縫製工場がある中国の山奥やインドに出張し、自分と同じ歳くらいの女性たちが過酷な労働環境の中で一日中裁縫をしている様子を見て衝撃を受けたことがきっかけ。

私たちが普段着ている服がこんな風に作られているなんて……。ここで見たものを自分だけに留めておくのはもったいない。そこで海外や社会問題への興味が浅い人にも関心を持ってもらえるように、“ファッション”という切り口でブログを書き始めました。

ブロガーとして海外にも招待にされ、『Lunch Trip』が首相夫人の目に留まるように

初めて『Lunch Trip』のイベントを開催したのは、08年6月のことでした。

『Lunch Trip』では、ランチの時間を飛行機に見立て、スタッフをクルー、参加者をパッセンジャーと呼びます。ご案内のメールは必ず「Dear passenger」から始まって、「クルー一同、ご搭乗をお待ちしております」で締め括る。そんなディテールまで全部自分たちで考えるのが楽しくて。

松澤亜美さん
Lunch Trip 「セルビア大使館便」の様子

楽しみといっても野心はあって、「いつか『Lunch Trip』自体を、全国で老若男女が楽しく他の国のことを学べるメディアにする」と豪語していたのを覚えています。それから活動2年目に入り、三菱商事さんや大使館とのコラボレーションも実現できるようになりました。

12年には、私自身も旅ブログを開始し、前職を辞めて一時フリーランスに転身。旅ブロガーとして世界各国をまわっているうちに、ライターとしてWebや専門紙にコラムを書かせてもらえるようになりました。

フリーになったころ、両親は「ブロガーって何!? 亜美の日記なんて誰が読むの」って不安がっていました(笑)。日本ではブロガーという立ち位置が弱いですが、海外ではれっきとしたジャーナリズムとして認められていて、私自身もそうありたいと思っています。

今は観光局から声を掛けてもらったり、さまざまな媒体に記事を寄稿したりすることも増えています。でも、想いはブログを立ち上げたころから変わらず、「私が見たことで誰かの世界を広げたい」ということ。同世代の読者の方から「Amiさんのブログを読んで●●に行ってみたくなった」とか、「行動したくなった」と言われるのが一番嬉しいです!

松澤亜美さん
ブロガーとして星野リゾートさんにご招待していただいた沖縄旅

そして、13年。内閣総理大臣夫人の安倍昭恵さんが主催する「世界で活躍する女性」を集めたランチにお声掛けいただき、その縁で安倍昭恵さんにも『Lunch Trip』にご参加いただけました。自分の学びと楽しみのために小さく始めた活動が、まさか一国のファーストレディの目に留まることになるとは……。加えて、ここ最近何より嬉しいことは、クルーの数が10人以上に増えたこと。大阪にもクルーがいて、定期的に活動しています。

連載『パラレルキャリアが創るオンナの未来』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/parallelをクリック

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