【仕事論】本田翼、池田エライザ、山本美月、生見愛瑠…モデル出身俳優に学ぶ「挑戦し続ける」ための思考法
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新しい仕事や専門外の仕事に挑戦することは、誰しも大きなエネルギーが必要なもの。どうすれば、常にチャレンジ精神を持ってキャリアを歩んでいけるのでしょうか?
そこで今回は、ファッション雑誌のモデルを経て、現在は俳優としても目覚ましい才能を発揮する4人のインタビューをご紹介。
モデルの枠を飛び越え、新しい仕事にチャレンジしてきた彼女たちの「挑戦し続ける」マインドを学んでみましょう!
池田エライザ「面倒くさがることもカッコつけることもできるなら、後者を選ぶ」
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2009年、雑誌『nicola』の専属モデルとしてデビューした池田エライザさん。
現在は、俳優、アーティスト、映画監督などさまざまな表現に果敢に挑み、軽やかにこなしていく姿が印象的ですが、新たなことへ足を踏み出す時の心掛けをこう話します。
私は根が面倒くさがりだから、本当は挑戦することだって面倒くさいんです。でも一方で、新しいことが大好きな自分もいて。
だから、新しいことをする時は『面倒くさい』と思いながらやることもできれば、『私ってカッコいい!』と思いながらやることもできる。その2択を選ぶとなったら、どう考えても『カッコいい!』って思いながらやる方がいいなって。
周りにも、『私カッコよくない?』『めっちゃ頑張ってるんだ!』と言うようにしていると、どんどんその気になってくるんですよ。頑張るフィールドが作られていくんですよね。
ただ、頑張りすぎてしまわないように、時には家族には弱音を吐いて良いバランスをキープできるようにしています。
本田翼「完璧主義に固執せず、時には割り切る潔さも必要」
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2006年、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとしてデビュー。とびきり明るい笑顔で見る人を元気にしてくれる本田翼さん。
本田さんは過去に「完璧主義すぎる自分」を手放し、「100%を目指さないこと」をポリシーにしたことを語っていました。
大事なのは、毎回完璧なものをつくることではなくて、まずちゃんと完成させること。
常に100%を目指さなくていいんです。70%くらいの出来を維持できればいいのかもしれない。もっと言うと、『70%の出来でも満足できる』くらいのものを作らないといけないんですよね。
時間は無限にあるわけじゃない。限りがあるからこそ、ある程度のところで『今回はこれで完成』と割り切る潔さも必要なんじゃないかと思うんです
完璧主義になりすぎて身動きがとれなくなるくらいなら、『これが今回の私の精いっぱい』というくらいのものをしっかり見せていく方が経験値もたまるし、結果としてプラスかもしれないですよね。
山本美月「一つ一つの仕事に丁寧に向き合うことも大切」
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2009年に女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルとしてデビューした山本美月さん。
目の前の仕事に全力で向き合い、とにかく夢中で走り続けてきた20代を経て、30代を前に仕事との向き合い方に変化が訪れたと話します。
20代でたくさんの経験を重ねて、30歳を手前にふと立ち止まったんです。
このままがむしゃらに仕事をするのもいいけれど、自分のペースを見つめ直して一つ一つの仕事に丁寧に向き合うことも大切だなって思い始めて。
時を経て、その変化が自分にとって大切な転機だったと、山本さんは穏やかに振り返りました。
自分にとって本当に大切なことは何か、今この時期だからこそできることは何か。29歳くらいからはそんなことを考えながら、仕事をさせてもらっていました。
そのことが、今の自分らしい仕事や働き方につながっているのだと思います。
生見愛瑠「失敗は事実として受け止めて対策を考えるだけ」
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2012年にモデルデビュー。天真爛漫なキャラクターが愛されるモデルとしての顔と、コメディーからシリアスな役柄まで演じ分ける俳優としての顔を併せ持つ、生見愛瑠さん。
「モデル・めるる」として人気を集めている中で、俳優業にもチャレンジして成果を出せるようになったの背景には、彼女の「超ポジティブ思考」がありました。
失敗しても、できないなと思うことがあっても、落ち込んだり引きずったりはしないですね。
何回もNGを出してしまうこともあるし、うまくいかないこともたくさんあります。ただ、最終的に監督がOKにしてくれたら、それ以上は思い悩みません。悩むのって面倒くさいから(笑)
もちろん反省点や改善点は受け止めて、次に生かせるようにしますが、あくまで事実として受け止めて対策を考えるだけにしています。
それで次ちゃんとできればクリアですもんね。ゲームみたいな感覚で楽しんでます。