岡田将生 松本若菜 広瀬アリス 栗山千明…4月スタートドラマ主演俳優たちが仕事で大切にしていること

来週から、2025年4月クールの新ドラマが続々とスタートします。そこで今回は、Woman typeに掲載した過去のインタビューの中から、新ドラマで主役を演じる岡田将生さん、松本若菜さん、広瀬アリスさん、栗山千明さんの仕事論をピックアップしてお届け。
彼、彼女らが「主役」として話題作をリードできる理由はどこにあるのでしょうか? その背景には、仕事への情熱、周囲との関わり方、そして自分自身の成長を求める真摯な姿勢など、プロフェッショナルな仕事との向き合い方がありました。
岡田将生:評価や自信よりも「好き」という気持ちを大切に

4月1日から放送する土曜ドラマ『地震のあとで』(NHK総合)で、主演を務める岡田将生さん。
チャーミングな笑顔と人をなごませるピュアなキャラクター。“愛され力”の塊のような岡田さんが大切にしているのは、評価や自信よりも「好き」という気持ちだと語ります。
確実に100点をもらえる仕事なんてどこにもないと思います。だから大切なことは、自分の選択したものに関しては、絶対にベストを尽くすこと。ただそれだけです。
誰でも苦手なことはあると思います。でも、仕事の中では苦手なことに挑戦しなきゃいけない場面がある。そういうときは、すごく精神的な話になってしまいますが、気合いと根性しかないですね(笑)
「やらされている」じゃなく、「やらせてもらっている」ってマインドチェンジしたら、苦手な仕事も少しはポジティブにとらえられるんじゃないかなと思います。
松本若菜:自分のことを必要以上に褒めてあげる

4月16日スタートのフジテレビ新水10ドラマ『Dr.アシュラ』に主演する松本若菜さん。
今でこそ人気者のイメージも強い彼女ですが、実は遅咲きの苦労人。いくつものアルバイトを掛け持ちし、34歳まではカフェの料理長を務めながら俳優業を続けてきたといいます。
2007年のデビューから17年。努力がすぐに成果に結び付かない中でもやりたいことを貫き通せたのはなぜでしょうか?
つらいことや乗り越えられないことがあったときは、反省しながらも「私、本当によく頑張った!」と、自分のことを必要以上に褒めるようにしてきました。
だって、他の人に認められないんだったら、自分だけでも自分を認めてあげないと、本当に折れちゃうから。
周りに誰もいない、自分一人の時に、人目を気にせずに思い切り褒めちぎってあげることがポイントです。私はよくお風呂で、今日一日頑張った自分を褒め称えています(笑)
広瀬アリス:「頑張りすぎる自分」を手放す

日本テレビ系の土曜ドラマ『なんで私が神説教』に主演し、初めての教師役に挑む広瀬アリスさん。
実は新しいことに踏み出すのが苦手だというアリスさんですが、一歩踏み出すために「頑張りすぎる自分」を手放すことで、挑戦するための余裕を生み出したそう。
なりたい自分を描きすぎると、現実とのギャップにストレスを感じてしまう。
だから、自分に対する過度な期待をいい意味で捨てて、毎日を楽しむこと、自分の気持ちを大切にすることを優先しています。
そうすると自然に心に余裕ができて、仕事も頑張れるし、挑戦しようと思えるようになりました。
栗山千明:ラフに意見交換ができる空気をつくること

チームワークを高めることができるような人柄も、プロとして長く活躍し続ける人の条件だと思います。
そう話すのは、4月3日スタートのドラマ『彼女がそれも愛と呼ぶなら』(読売テレビ・日本テレビ系)で主演を務める栗山千明さん。
主役としてチームを引っ張り、成果の最大化を目指すために彼女が意識するのは、ラフに意見交換ができる空気をつくることだそう。
キャリアもだいぶ長くなりましたが、私は強いリーダーシップを発揮するタイプではなくて。
主演を務めさせていただくときも、本当に頼りない座長だと思います。 ただその分、周囲の人にオープンマインドで接することで、みんなが頼りない私を助けようとしてくれるんですよね。
結果的にそれが、意見交換しやすいラフな現場づくりにつながっているのかなと思います。