【仕事のポリシー】4人の人気俳優が、良い仕事をするために「絶対にしないこと」本田翼 葵わかな 濱田岳 松下奈緒

【仕事のポリシー】4人の人気俳優が、良い仕事をするために「絶対にしないこと」本田翼 葵わかな 濱田岳 松下奈緒

仕事の質を高めたい、もっと成長したい。そんなときは、新しいスキルを学ぶだけでなく、「何をしないか」を決めることも有効なアプローチのはず。

そこで今回は、本田翼さん、葵わかなさん、濱田岳さん、松下奈緒さんのインタビュー記事から、良い仕事をするために「やらないと決めていること」をピックアップしてご紹介!

あえて何かを「しない」と決めることは、仕事の軸を定め、より自分らしい働き方を見つけるヒントになるかもしれません。

本田翼「常に100%を目指さない」

本田翼

2006年、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとしてデビュー。とびきり明るい笑顔で見る人を元気にしてくれる本田翼さん。

多忙な日々の中で彼女が意識しているのは、「常に100%を目指さない」 ことだとか。

完璧を追求しすぎて動けなくなるより、「これが今回の私の精いっぱい」というレベルで進む方が、結果的にプラスになると考えているそうです。

本田さん

大事なのは、毎回完璧なものをつくることではなくて、まずちゃんと完成させること。

常に100%を目指さなくていいんです。70%くらいの出来を維持できればいいのかもしれない。もっと言うと、『70%の出来でも満足できる』くらいのものを作らないといけないんですよね。

時間は無限にあるわけじゃない。限りがあるからこそ、ある程度のところで『今回はこれで完成』と割り切る潔さも必要なんじゃないかと思うんです

本田翼が学んだ、プロの仕事を続けるための“70%理論”「完璧主義に固執せず、時には割り切る潔さも必要だと思う」 https://woman-type.jp/wt/feature/25146/
本田翼が学んだ、プロの仕事を続けるための“70%理論”「完璧主義に固執せず、時には割り切る潔さも必要だと思う」

葵わかな「これぐらいでいいか、と思わない」

葵わかな

確かな演技力で着実にキャリアを重ねる葵わかなさん。彼女が仕事において決してしないと決めているのは、「『これぐらいでいいか』と思わない」 こと。その根底には、「思った瞬間に、すべて崩れてしまいそうな気さえしてしまう」という危機感があると話します。

葵さん

例えば、作品に入るときの下準備でセリフを覚える場合は、「覚えたような気がする」くらいだったら、もう少し時間をかけます。

仕事においては、あと一歩、努力できる隙があるなら、半歩でも進みたい。結構、追い込むタイプです。「これぐらいでいいか」と思った瞬間に、すべて崩れてしまいそうな気さえしてしまっていて。

極端な方だとは思いますが、少しでもさぼっていたと思いたくない気持ちがとても強いんです。人間なので、疲れから気が緩むときももちろんあります。ただ、そのときにでも「さぼっていないか」と自問自答できる人でありたいなと。

ストイックに仕事に向き合う、葵わかなのチャレンジの源泉「少しでもさぼっていないか、自問自答できる人でありたい」 https://woman-type.jp/wt/feature/35800/
ストイックに仕事に向き合う、葵わかなのチャレンジの源泉「少しでもさぼっていないか、自問自答できる人でありたい」

濱田岳「誰かと自分を比較しない」

濱田岳

独特の存在感と確かな演技力で魅了する濱田岳さん。彼が自然体で活躍し続ける秘訣の一つは、「誰かと自分を比較しない」 こと。

そのスタンスは、幼少期から「あなたはあなたなの」と育てられた経験が大きいとも語ります。

濱田さん

今までたくさんオーディションを受けてきた中で、自分を上手にプレゼンできる人を見て、すごいなと思うことももちろんありました。で

もそういうときも、その人を羨んだり真似するんじゃなく、「じゃあ僕はどうしようか」って考えるのが、僕のやり方

仕事に取り組むときは、いつだってそう。代わりなんていくらでもいる世界だからこそ、僕ならどうできるかを常に考えてきたし、最終的に『濱田岳と一緒に仕事できて良かったね』と身近な人から言ってもらえることが、一番の幸せなんです。

【俳優・濱田岳】「流されていこう、自分の意志で」比較しない、悩まない、決め付けない働き方 https://woman-type.jp/wt/feature/8186/
【俳優・濱田岳】「流されていこう、自分の意志で」比較しない、悩まない、決め付けない働き方

松下奈緒「対話から逃げない」

松下奈緒

俳優、そして音楽家としても活躍を続ける松下奈緒さん。

彼女がプロとして大切にし、決して「逃げない」と決めているのが、「対話」 であり、「自分の意見を伝えること」 。

その意識は代表作である『ゲゲゲの女房』での経験で明確になったと話します。

松下さん

この頃から、仕事の現場で自分が感じていることや考えていることを、周囲の人にはっきり伝えなきゃって思うようになったんです。

というのも、朝ドラって撮影期間がとても長くて。約10カ月、みんなで同じゴールを目指して作品をつくっていかなくちゃいけないんです。

そういう場で、思っていることがあるのに黙っていると、どんどん周りとの距離が出来てしまうんです。

松下さん

みんなでいい作品をつくるためには、ちゃんと話し合える環境が必要。

受け身で待っているだけじゃなく、自分からしっかりコミュニケーションをとること

それがプロとしてやるべきことだし、そこから逃げていたら、出来上がるものも“本物”にはならないんだと学びました。

【松下奈緒】対話から逃げない。キャリアの転機に学んだ「自分の意見」を伝えるプロの姿勢 https://woman-type.jp/wt/feature/24946/
【松下奈緒】対話から逃げない。キャリアの転機に学んだ「自分の意見」を伝えるプロの姿勢