蒼井翔太、三石琴乃、水樹奈々、菊池こころ…人気声優4人に学ぶ「ネガティブ感情」に負けないためのセルフケア法

待ちに待ったGW。せっかく迎えた連休だけど、つい仕事のことを考えてしまったり、心が落ち着かない人もいるかもしれません。
そんな時に意識したいのが自分自身を安定させるためのセルフケア。自分の気持ちを安定させるのに効果的な方法を、発見しておきたいものですよね。
そこで今回は、過去にWoman typeに掲載した声優陣へのインタビュー記事を四つピックアップ。蒼井翔太さん、三石琴乃さん、水樹奈々さん、菊池こころさんが実践している、セルフケア方法をまとめてご紹介します!
蒼井翔太「自分の感情を作品として形にする」

2025年5月1日(木)公開の映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で、スーパーアイドルグループ「たべっ子どうぶつ」の一員として、世界を救うために奮闘する「かばちゃん」役を担当している蒼井翔太さん。
人に元気を与えられる存在でいたい」と話す蒼井さんが、普段から自分自身が元気でいるために意識しているのは、負の感情をためこまないことだそう。
何でもいいんですけど、少し前に僕が挑戦したのは、生け花や陶器づくり。ろくろ(轆轤)を回して器をつくりました。
これまでは、自分の感情を文字にして書き出すことがあったんですけど、それ以外にも、自分の今の気持ちを創作活動にぶつけてみたらどうかなと思ってやってみたんですよ。
時間が空いた時にそういうことをやっているんですけど、それが自分の気持ちを整理する上ですごく良い。
しかも、嫌なことがあっても何かカタチにできたら、「こんなに良い作品になっちゃった!」ってうれしくなるし(笑)
嫌なことがあったときでも、自分の中で消化しやすくなるんですよね。
三石琴乃「つらいときは、とにかく食べて、寝る!」

『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトなど、数々の人気作品に出演し、声優の世界で長く活躍してきた三石琴乃さん。
仕事がうまくいかないときは落ち込んだり、放心状態になったり、涙を流すこともあるそうですが、どんな時でも自分をケアするためには「寝るのが一番」だと話します。
この業界では突然隕石が直撃するような、思いがけない事態も起こります。
そういうとき、私はもろに食らってしまうタイプなんです。
落ち込みますし、放心状態にもなる。油断すると涙が出てしまうこともあり、その瞬間は本当につらいです。
そうなってしまったら、寝るのが一番。ご飯が食べられないならドリンクでもいいから、栄養を取って、お風呂に入って、早く寝る。
それを繰り返していれば傷は癒えていきます。
「明日は今日よりもっと良い日になるだろう」って思うようにすれば、本当にそうなっていくんですよ。
水樹奈々「徹底的に問題と向き合って、泣くだけ泣く」

声優、俳優、ナレーター、歌手など幅広いジャンルで存在感を発揮する水樹奈々さん。
マイナスな出来事が重なって落ち込んだ時には、「とにかく泣くだけ泣いて、寝る」のが自分をケアする水樹さん流の方法なのだと教えてくれました。
私はまず、徹底的に問題と向き合って、泣くだけ泣きます。
過去にどうしようもない状況に陥ったことは何度もありますが、そういうときは、ずっと考え込んでしまうタイプ。
でも、どんなに悔やむことがあっても過去には戻れないので……とにかく泣いて、泣いて、そして寝ます(笑)
しかも駄目なときって、なぜかマイナスなことが重なるじゃないですか。
そのことばかり考えてしまうと、負の連鎖が続いてしまったりもする。
なので、考えるだけ考えたら、その後は「前を向いて進んでいくしかないんだ!」と自分を鼓舞します。
菊池こころ「自分のいいところに目を向ける」

人気アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公・まる子の二代目に抜擢された、声優の菊池こころさん。
初代まる子のTARAKOさんの仕事を引き継ぎ、大きなプレッシャーと闘い続けてきた彼女に話を聞くと、自分自身を安定させるためには、意識的に「自分のいいところに目を向ける」ことが大切だと教えてくれました。
「まるちゃんが始まったばかりの不安でいっぱいだった頃、よく仲のいい友達に「私のいいところ教えて!」って言ってました。
自分のいいところを客観的に聞くと、他者視点でポジティブに自分のことを見られるのでおすすめです。
時には、他人と比較しちゃって落ち込む時って視野が狭くなってる可能性がありますよね。
もしかしたら、他人は自分のことを「すごいな」「いいな」と思ってるかもしれない。
不安や苦しさは周りに打ち明けて、気持ちを上げるのを手伝ってもらいながら乗り越えていければいいかなと思います。