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JUN/2016

「スポーツも仕事も。」両立生活が“前向きな人生”を始めるきっかけに!/File.03 タッチラグビー男女混合日本代表×健康食品の商品企画・北村佳子さん

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これからの働き方を考えよう!
パラレルキャリアが創るオンナの未来

「ずっと会社員でいいのかな」「このままの仕事で、私の人生楽しいの?」。多くの女性が抱える、“仕事”と“未来”への不安。“自分らしいキャリア”を実現できていると胸を張れる人は、決して多くない。 そこで注目されているのが、何かの仕事をしながらそれ以外の仕事を持つことや、非営利活動に参加することを指す、「パラレルキャリア」という新しい生き方。報酬目的ではない仕事によって、叶えられる“キャリア”とはどのようなものだろう。 実際にパラレルキャリアによって自分の“未来”を変えてきた先輩ウーマンたちの言葉から、ヒントを見つけてみよう

タッチラグビーというスポーツをご存知だろうか。ラグビーで用いられるタックルを、より安全な「タッチ」に置き換えた簡易型のフットボール競技で、1960年代のオーストラリアが発祥の地と言われている。日本ではまだ馴染みのない人が多いかもしれないが、4年に1度のワールドカップも開催されており、世界的に注目度の高い競技だ。国内の競技人口はおよそ1万人。日本代表チームも存在し、その中でも一際目覚しい活躍を見せているのが、今回登場する株式会社わかさ生活の北村佳子さんだ。スポーツ選手であり、会社員でもあるというパラレルキャリアが、彼女の人生に与えたものとは――?

株式会社わかさ生活 北村佳子さん
北村佳子さん
2007年、大学在学中に友人の誘いでタッチラグビーと出会い、のめり込む。10年に株式会社わかさ生活に新卒入社。同社Make Brand事業部スポーツ(Asto)Productsチームにて、スポーツ系商品の企画開発などの仕事に携わる。入社後には、タッチラグビー男女混合競技で2度のワールドカップ出場を果たす。次回ワールドカップ(19年)出場に向けて、会社員としての仕事と両立しながら厳しいトレーニングを積んでいる ■Asto: http://www.wakasa.jp/sl/asto_rp/?product_id=1892

自分という人間を成長させてくれたスポーツを簡単には手放せなかった

タッチラグビーとの出会いは大学2年生の時。もともと、父と一緒にテレビでラグビー観戦をしたりする習慣はあったのですが、自分がプレイヤーになるなんて当時は夢にも思っていませんでした。でも、既に競技をやっていた友人がサークルを紹介してくれて、実際に練習を見学して「やってみたい」と思ったんです。自分にできるのかなあという不安もありましたが、それよりも、新しいことにチャレンジするワクワク感の方が大きかったですね。

初めは週2回くらいの練習でそこまで本格的に練習していたわけではなかったのですが、その年に「学生選手権」に初めて出場したことが“本気モード”に突入するきっかけに。いざ試合に出たら何もできない自分が悔しくて、「もっと練習しなきゃ」って思うようになったんです。さらに、その日は当時のタッチラグビー日本代表選手から、プレー改善のアドバイスをいただく機会がありました。その出会いをきっかけに、「もっとうまくなりたい」という気持ちが大きくなり、ますますこの競技にのめり込んでいきました。それからの大学生活はタッチラグビー一色! 就職活動もそっちのけで、タッチラグビーばかりしていました(笑)。

でも、自立して生きていくためには、やはりスポーツ一本では厳しいのが現実です。周囲の友人たちに比べるとだいぶ遅かったのですが、大学4年の夏にようやく「スポーツも諦めたくない。でも、仕事もしたい」という気持ちが固まり、就職活動を始めました。

株式会社わかさ生活 北村佳子さん

タッチラグビーを手放したくないと思ったのは、スポーツを続けることが自分の成長をこれからも支えてくれると確信していたから。しかも、「11年のワールドカップに向けて、日本代表の練習に参加してみないか?」というオファーを頂いたのも、ちょうど就活を意識し出したころ。こんなチャンス二度とない! 絶対にやってみたいと思ったのです。一方で、スポーツだけの人生を想像すると、それはそれで“自分の世界が狭くなりそう”という不安がよぎりました。だったら、仕事もスポーツも両立して、自分の納得できる人生をつくっていきたいなと思ったのです。

そこで、“タッチラグビーと仕事を両立できるかどうか”を軸に会社を探し、その中で出会ったのがわかさ生活でした。説明会や面接で、“夢を持っている人を応援したい”というのが企業ポリシーだということを伝えられ、「ここだったらきっと両立できる」と感じました。

仕事とスポーツをどちらもプロとして続けていくことは、想像以上に大変なことかもしれない――。不安もありましたが、「まだ何も始まっていないのに諦めることはない」と自分を奮い立たせました。やってみて、「どうにもいかない」というところまできたら、その時に悩めばいい。とにかく両方やってみようと思い切って就職し、パラレルキャリアをスタートさせました。

パラレルキャリアだからこそ、大ヒット商品を生み出せた

入社1年目には翌年のワールドカップへの出場が決まり、タッチラグビー選手としての活動もより本格的なものに。平日は4時半ごろに起床して仕事に行く前にトレーニング。日中は仕事をして、18時前後に帰宅したらまたトレーニング。土日はチームの練習に1日中参加し、時には数日間の合宿へも出掛け……という調子です。ワールドカップ前の3年間は、集中して体を作りこんでいく必要があるので、今も同じような生活を送っています。

株式会社わかさ生活 北村佳子さん
日本代表チームの練習に参加する北村さん

こう聞くともの凄く大変そうな毎日を送っているように思われるかもしれませんが、肉体的な苦痛を感じることが時々あっても、精神的につらかった記憶はほとんどありません。というのも、タッチラグビーは私にとって大好きなもので、楽しみでもあるからです。それに、仕事は仕事で新しいことや興味のあることにどんどんチャレンジさせてもらえて、スポーツをやっているだけでは出会えなかったような人と知り合うことができ、すごく刺激的。スポーツ選手も会社員も“両方やっている自分”がいて、本当に良かったと思うことばかりです。

特に、スポーツ選手向けの健康食品の企画・開発する時には、自分の経験がそのまま役立っていますね。例えば、16年1月に発売した『Asto ボディ リカバリー』という商品を企画したときのこと。この食品はスポーツ選手の「疲労回復」をとことん追及して作った商品なのですが、その効果の高さが話題を呼び、今では非常に多くのスポーツ選手に愛用していただける商品になりました。私自身、疲れによってパフォーマンスが低下してしまうストレスを抱えていた時期がありましたし、怪我のリスクが高まることも身を持って知っていたので、“スポーツ選手にとっては絶対に必要な商品だ”という確信を持って提案できたのです。

今は、商品開発を通じてラグビー競技以外の分野で活躍するスポーツ選手とのつながりもできました。競技は違えど、スポーツに熱を注いでいる点では皆同じ。プレイヤーとしてのアドバイスをいただいたり、仕事とスポーツを両立するコツを話したり、学ばせてもらうことが多いです。それに、世の中のスポーツ選手の役にたつ仕事ができているという実感は、会社員にならなければ絶対に味わえなかった喜びだと思います。

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