仕事の満足度が高いのはどの職種? 営業・事務・販売職女性183人に聞いてみた
1日の多くの時間を占める仕事。せっかくなら、自分が満足できる働き方をしたいものです。世の中にはさまざまな仕事がありますが、職種ごとにどのような満足度の違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、女性が多く就いている「営業・企画」、「事務」、「販売サービス」の3職種で、現状の満足度をリサーチ。「今の仕事の“好き度”」と、「給与」、「やりがい」、「社会貢献性」、「ワークライフバランス」、「仕事を含めた人生」への満足度という、全部で6つの項目についてアンケートを実施しました。
満足度が「高い=5点」、「まあまあ高い=4点」、「どちらでもない=3点」、「まあまあ低い=2点」、「低い=1点」の5段階で答えてもらい、職種ごとに平均点を算出したグラフが以下。
では職種別に、どのような結果になったのか見ていきましょう。
【営業・企画】全体的にポイント高し!ワークライフバランスは意外にも事務と同水準
まずは「営業・企画」。特徴は他職種と比べて全体的にポイントが高いこと。中でも給与は2.92ポイントと、他の2職種と大きく差がでました。
また、意外にもワークライフバランスの満足度は事務職と同水準。残業や接待が多く、ハードなイメージがありますが、顧客を上手にコントロールすることができれば、自分次第で時間をマネジメントできるのが営業職の大きなメリット。思いのほか、メリハリを付けて働いている人が多いようです。
【事務】ワークライフバランスが高ポイント! でも他の項目は総じて低め
続いて「事務」の結果を見てみましょう。
「残業が少なく、プライベートの時間を大切にできる」と女性に人気の職種ですが、やはり目立ったのはワークライフバランスのポイントの高さでした。一方で、やりがい、社会貢献度、仕事の好き度は3職種の中で最も低いポイントとなっています。
一般的に、ほとんどの仕事をオフィス内で行う事務職。社内の人から感謝してもらえることが多い反面、外部の人と接する機会があまりない分、社会に対する影響力を実感できる瞬間は少ないのかもしれません。また、事務の仕事のメインがサポート業務であることを考えると、時には自分主体で動きたいと、物足りなさを感じる場面もありそうです。
【販売サービス】やりがいはあるけど、制度面に不満
「販売サービス」で高ポイントだったのは、やりがいと仕事の好き度。一方、給与やワークライフバランスには不満を持っている人が多いようです。
確かに販売サービス職は、土日や夜の勤務があるなど、仕事とプライベートのバランスが取りにくく、長く働き続けるイメージが持ちづらい職種。不満の原因は、女性が長く働くための制度が、まだまだ充分に整備されていない点にあるのかもしれません。
「好きを仕事にする」のは素敵なことですが、長期的に働くためには制度も大事。販売サービス職でキャリアを築いていこうとする場合、こうした制度面をしっかりチェックする必要がありそうです。
まだまだ働く女性たちは人生に満足できていない?
最後に仕事を含めた人生の満足度について。全ての項目がバランス良く高い営業職が、ここでも高いポイントをマークしました。一方、事務と販売サービスの満足度はやや下がります。
給与やワークライフバランスを「制度」、やりがいや好き度、社会貢献を「気持ち」の満足度と考えると、事務は「制度」への満足度は高いものの「気持ち」の満足度が低く、逆に販売サービスは「気持ち」の満足度は高いけれど「制度」の満足度は低いということが、グラフから読み取れます。生活のためを考えると給与やワークライフバランスなどの制度は重要ですが、仕事を充実させるためには、やりがいや仕事への愛着といった気持ちの面も大切。2つのバランスが取れていることが、人生への満足度につながる要因であることが改めて分かる結果となりました。
ただ、3職種とも人生の満足度は総じて低め。多くの女性たちは、まだまだ人生に満足できてはいないようです。仕事に対する価値観は人それぞれですが、自分にとっての「仕事とは?」がはっきりしていれば、納得のいく仕事に近づいていけるはず。
もしも今の仕事に不満や違和感があるのなら、まずは現状の満足度をグラフ化してみてはいかがでしょうか? ボトルネックがどこにあるのかが分かれば、仕事と人生を充実させる近道を見つけることができそうですね。
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年7月30日~8月3日
●有効回答者数:183名
取材・文/萩原はるな、天野夏海(編集部)