24
OCT/2014

「選ばれたい」と思い過ぎてない? 面接担当者が語る「一緒に働きたい人」と思われるたった1つのコツ

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堂園稚子
上司に対する「何で? どうして?」をズバっと解説
堂園姐さんの「上司のキモチ」翻訳講座

上司に対して日々感じている「なんでそんなこと言うの?」「どうしてそういうことするの?」という不満や疑念。それを直接上司にぶつけたいと思っても、「余計に怒られるんじゃないか」「印象が悪くなるんじゃないか」とモヤモヤしたまま自己完結してしまっている女性も多いのでは? そんな働く女性たちの疑問に、最強ワーキングマザー・堂薗稚子さんが、上司の立場からズバッと解説! 上司って、ホントはすごくあなたのことを考えてるのかも!?

堂薗稚子(どうぞの・わかこ)
株式会社ACT3代表取締役。1969年生まれ。1992年上智大学文学部卒業後、リクルート入社。営業として数々の表彰を受ける。「リクルートブック」「就職ジャーナル」副編集長などを経験。2004年に第1子出産を経て翌年復職。07年に当時組織で最年少、女性唯一のカンパニーオフィサーに任用される。その後、第2子出産後はダイバーシティ推進マネジャーとして、ワーキングマザーで構成された営業組織を立ち上げ、女性の活躍を現場で強く推進。経営とともに真の女性活躍を推進したいという思いを強くし、13年に退職し、株式会社ACT3設立。現在は、女性活躍をテーマに、講演や執筆、企業向けにコンサルティングなどを行う

みなさん、こんにちは。堂薗です。

先日の10/11に、女の転職@type主催「長く働きたい女性のための転職イベント」が実施されましたね。私もセミナールームにて、講演させていただきました。今回の記事でも、これまでのようにみなさんからいただいたアンケート結果の中で、「?」と感じている上司の行動について、ご一緒に考えてみようと思っていたのですが、イベント会場で感じたことがありましたので、勝手にテーマを変えて書かせていただきます! 編集部のみなさま、ごめんなさい(笑)。

私は長く人材系の事業一筋で働いていたものですから、就職・転職イベントのアテンドは日常業務の1つでした。

今回、立場が変わって講演するために会場入りしたとき、私は自分が「来場する立場」になったことは一度もなかったことや、フラットに会場を見回したこともなかったということに、初めて気付いたのです。改めて感じる真剣なオーラ。エレベーターホールに整然と並ぶ女性たち。どの方も、「ついでに寄ってみた」という雰囲気はありませんでした。どの方も、すごくちゃんと自分のキャリアを考え、迷い、この場に来ているんだなあと思うと、改めて緊張して体が震えてしまいました。講演の檀上でも、メモをとってくださる方、真剣な表情をされる方、思い切って質問に手を挙げる方、とても真面目に自分と向かい合っていることがひしひしと伝わってくるのです。

せっかくのお天気の良い連休の午後に、きちんとスーツを着てブースに並ぶ女性たち。どうか良い出会いがありますように、と思いながら……老婆心がむくむくと(笑)。ああ、アドバイスさせて~、とお節介オバサンの血が騒いでしまったのでした。

面接は自分自身も「働く場」「働く相手」を選ぶ場である
いつも通りの自分に自信を持って

面接
私も女性の採用面接は、新卒・中途問わず、数多く経験してきました。中途採用では、1対1のじっくり面接が多かったように覚えています。よく話すのですが、私の大きな選択基準は、どんな職種であっても「一緒に働きたい人かどうか」でした。もちろん、スキル、マナー、職歴なども見ているのですが、「後からでもなんとかなる」ことも結構ある(笑)。一番大切なのは、その人と一緒に働くイメージ、自分の部署にその人がいるイメージが湧くかどうか、ということだったわけです。そこには、信頼できそうか、とか、職場の雰囲気や人間関係になじめそうか、とか、はたまた私のむちゃぶりにも応えてくれるかしら? とか色々あるわけですが、雑談風にコミュニケーションを取りながら、未来を想像する面接を心掛けていました。

何もまだ聞いていないのに、準備してきた志望動機を語り始める人、こちらがどんなに水を向けても会話が成立しない人、前職での嫌な思い出をいっぱいしゃべる人、いろいろな人がいます。でも、即、「はい、ダメ」とはなりません。こちらもじっくりその人のことを知りたいし、こちらのことも知ってほしいから。

仕事を探す人は、「選ばれたい」と思い過ぎていないかしら? と思うのです。スーツや髪型もなるだけ「気に入らない」と言われないように、話し方も内容も地雷を踏まないように、とても真面目にネガティブな要素を消していったら、「落とす要素」はない人にはなるかもしれないけれど、「一緒に働きたい人」としての魅力が伝わらなくなってしまうのかもしれない。

企業が相手を選ぶように、私たち自身も「働く場」「働く相手」を選べる場が面接なのです。「上司としてやっていける人かしら」「どんなコミュニケーションなのかな」そんなことを感じたいと思い、自分のこともなるだけ開示してコミュニケーションしているのに、観察と質問しかしない会社とか、ネガティブ要素を見つけて落とす理由を探す会社とか、そんなところじゃ幸せに働けない! ……と思います。もっともっと、「選ぶんだ」って気持ちで面接に臨んでいい。いつもの自分らしく、そんな自分に自信を持てる服装や髪型や話し方や、それでいいのではないかと思うのですよ。無責任でお節介な話だけど(笑)。あの場にきちんと並んだ、きちんとした女性たち。きっともっと普段の方が魅力的なんじゃないのかなあと思ってしまったわけです。

「人は経験から学ぶことが一番多い」
迷っているなら飛び込んでみよう

若いころ、「3度の研修より1度の異動、3度の異動より1度の転職、が正解だと思う」と尊敬する先輩に言われたことがあります。その時はぴんと来なかった。でも今は少し分かります。本当に迷っているなら、座学より対話だし、考え込むよりアクションだし、飛び込んでみて初めて分かることもあるっていうこと。人は自分自身の経験から学ぶことが一番多いのだということ、ですよね。「正解」が分からないからこそ、怖いこともいっぱいあるでしょうが、ながーい付き合いになる会社との出会いですから、ぜひ自分でちゃんと感じて自分で決めてほしいと心から思います。ちょっとだけ肩の力を抜いて、ね。

この連載も、そんなみなさんのTIPSになるような、そんなコーナーにしていきたいものです。ぜひ、みなさんからのご意見もお聞かせくださいね。次回からは、「上司のキモチ」をじゃんじゃん翻訳してまいりますよ!

 堂園稚子

【著書紹介】

『「元・リクルート最強の母」の仕事も家庭も100%の働き方』(堂薗 稚子/1,404 円/KADOKAWA/角川書店)
「仕事も子育ても両立したい! 」と思っても現実はなかなか難しいもの。それにも負けず、子どもを育てながらてカンパニーオフィサーになった著者の働き方を紹介 >>Amazon

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