有給申請の必殺技!? 休みにくい雰囲気の職場で連休を取るためにおさえておくべき女子マナー

挨拶、言葉遣い、身だしなみ、所作――。もう新人ではないという人の中にも、「あれ!? こんな時どうすればいいんだっけ」とビジネスマナーで急に困った経験があるという人は多いのでは? そこで、マナーのプロ・美月あきこさんが皆さんの悩みにキッパリ華麗に回答していきます。
美月あきこ
■FB:https://www.facebook.com/Akiko.Mizuki ■ブログ:http://ameblo.jp/lucille/

今回の質問
シルバーウィークの連休と有給を使って、1週間程度お休みをもらい、海外旅行に行こうと思っています。9月は会社の繁忙期というわけではないのですが周囲に有給をつかっている人があまりおらず、少し言い出しにくい感じがあります。お休みを申請する時に、上司に快諾してもらえるような言い出し方があれば教えてほしいです。(営業/26歳)
プロの回答
有給を取ること自体、正当な権利なので堂々としていても良いはず。でも、周りに有給を使っている人がいない場合、言い出しにくいこともありますよね。また、連休取得の目的が、親の介護やご本人の病気療養などであれば同情心も手伝って同僚も気持ちよく送り出してくれそうですが、海外旅行といわれると正直面白くないと感じる人も少なからずいるかもしれません。
ここでまず気を付けるべきは、社内イベントやプロジェクト、研修、などを確認しておき、これらの行事と被らないように旅行の日程を決めるようにすること。あくまでも「仕事スケジュールを中心に旅行スケジュールを立てた」ことが分かるようにするのが大事です。
それから、休暇の日程を個人的に確定させてしまう前に、「このあたりで休暇申請をしたいと考えているのですが、問題ないでしょうか」と上司に予め相談しておくと後でトラブルになりません。
連休を取得する理由としては、「休み明けにリフレッシュした状態で良い仕事をするために」という大義名分をしっかりと伝えることも必要です。
旅行から帰ったら、「休暇中、ご迷惑をおかけいたしました。お休みを取らせていただきありがとうございます」、「また本日から仕事を頑張りますね」と声掛けをするといいと思います。この時、お土産も添えてお渡しするとより印象も良くなりますね。
秋の行楽を思う存分楽しむためにも、職場での振舞いをないがしろにしないよう気を付けましょう!
取材・文/栗原 千明(編集部)
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