有給申請の必殺技!? 休みにくい雰囲気の職場で連休を取るためにおさえておくべき女子マナー

美月あきこ
マナーのプロが華麗に回答
もう迷わない!働くオンナのビジネスマナー

挨拶、言葉遣い、身だしなみ、所作――。もう新人ではないという人の中にも、「あれ!? こんな時どうすればいいんだっけ」とビジネスマナーで急に困った経験があるという人は多いのでは? そこで、マナーのプロ・美月あきこさんが皆さんの悩みにキッパリ華麗に回答していきます。

人財育成トレーナー、ビジネスマナー講師
美月あきこ
大学卒業後、日系および外資系航空会社にて国際線客室乗務員として17年間勤務。その後、人財育成トレーナーとして、接遇サービス、対人コミュニケーションについての講演・研修を企業や団体にて行う。客室乗務員時代に身につけたファーストクラス仕様のサービスを元にした、ユニー クな研修手法が好評を博す。すぐに効果の上がる「売れる営業マン・販売員」研修は全国からオファーが絶えず、年間180回以上の研修と講演を行う。著書に、ベストセラーとなった『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』(祥伝社)。シリーズ最新刊は、『15秒で口説く エレベーターピッチの達人』(祥伝社)
■FB:https://www.facebook.com/Akiko.Mizuki ■ブログ:http://ameblo.jp/lucille/
有給申請

今回の質問

シルバーウィークの連休と有給を使って、1週間程度お休みをもらい、海外旅行に行こうと思っています。9月は会社の繁忙期というわけではないのですが周囲に有給をつかっている人があまりおらず、少し言い出しにくい感じがあります。お休みを申請する時に、上司に快諾してもらえるような言い出し方があれば教えてほしいです。(営業/26歳)

プロの回答

有給を取ること自体、正当な権利なので堂々としていても良いはず。でも、周りに有給を使っている人がいない場合、言い出しにくいこともありますよね。また、連休取得の目的が、親の介護やご本人の病気療養などであれば同情心も手伝って同僚も気持ちよく送り出してくれそうですが、海外旅行といわれると正直面白くないと感じる人も少なからずいるかもしれません。

ここでまず気を付けるべきは、社内イベントやプロジェクト、研修、などを確認しておき、これらの行事と被らないように旅行の日程を決めるようにすること。あくまでも「仕事スケジュールを中心に旅行スケジュールを立てた」ことが分かるようにするのが大事です。

それから、休暇の日程を個人的に確定させてしまう前に、「このあたりで休暇申請をしたいと考えているのですが、問題ないでしょうか」と上司に予め相談しておくと後でトラブルになりません

連休を取得する理由としては、「休み明けにリフレッシュした状態で良い仕事をするために」という大義名分をしっかりと伝えることも必要です。

旅行から帰ったら、「休暇中、ご迷惑をおかけいたしました。お休みを取らせていただきありがとうございます」、「また本日から仕事を頑張りますね」と声掛けをするといいと思います。この時、お土産も添えてお渡しするとより印象も良くなりますね。

秋の行楽を思う存分楽しむためにも、職場での振舞いをないがしろにしないよう気を付けましょう!

取材・文/栗原 千明(編集部)