内定後の「交渉」って何をするの? 転職で後悔しないために知っておきたい入社前交渉術
これまでのカウンセリング件数は2万件以上! 女性に大人気のキャリアカウンセラー水野順子さんへの連載取材で、長く働き続けたい女性に役立つ転職・キャリアの情報を発信していきます。初めての転職活動に役立つノウハウも盛りだくさん! 長期的な視点で今後のシゴト人生を考える上でも参考にしてくださいね。
転職活動がうまくいって内定をもらうことができた場合、「どんな条件で入社するか」を企業と交渉して決めることになる。実際、この「『交渉』を苦手と感じている女性は多い」とキャリアカウンセラーの水野順子さん。具体的に、どのようなことを話し合うことになるのだろうか。
希望年収、勤務地、職種……
“譲れない条件”は面接段階からしっかり伝えておこう

まず確認する必要があるのが、「給与」、「勤務場所」、「職種」など、基本的な勤務条件と「入社可能な日程」だ。中途採用の場合は、こうした条件は面接段階から調整をしている場合も多いだろう。
しかし、「面接で話していた条件と、内定後に提示された条件が大幅に異なる場合などは、しっかり会社と交渉することが必要です」と水野さん。内定を受けたら、雇用条件はきちんと書面でもらうようにしておくことがオススメだそう。
「内定後に示された年収額に納得がいかないという場合は、まず面接時にどういった説明を受けたかを伝えること。面接時に特に説明がなく、自分自身も確認しないで内定が出た場合には、自分自身も確認しなかったことに関して申し訳ないという気持ちを添えて。交渉の結果、決裂して内定がなくなるかもしれませんが、譲れない条件があるのなら、その点ははっきり伝えましょう」
内定後に企業から提示された条件がどうしても受け入れられないなら、「内定辞退」をしても問題ない。
「『せっかく内定を出してもらったのに断るのは忍びない……』と感じてしまう女性は少なくありません。でも、条件に納得しないまま入社しても、結局早期退職することになってしまったり、お互いが不幸になってしまいます。相手に手間をかけさせたことは『申し訳ない』と伝えつつ、自分の意思で入社するかどうかは最終的に決断しましょう」
内定後の交渉はあくまで「相談」の場
感情的になるのはNG
交渉は、「相談ベースで進めるといい」と水野さんはアドバイスする。
「黙って内定を辞退したり、感情的に気持ちをぶつけたりするのではなく、企業に対して『この点は自分が考えていた条件と違うのでご相談したい』と冷静に伝えてみましょう」

さらに、後々のトラブルを避けるためにきちんとメールや文書で交渉内容を残しておくことも意識した方が良いという。
「口頭ベースで、言った、言わないというトラブルが時々起こります。企業との関係が悪くなると、入社してもしなくても損ですから、細心の注意を払って対応したいですね」
お互いに嫌な印象だけが残るようなやりとりはなるべく避けたいところだ。
何となく周囲に流されて入社条件を決めてしまい、転職したことを後悔しないように。譲れない条件をしっかり固めた上で、企業と相談するようにしよう。
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【お話を伺った方】
キャリアカウンセラー
水野順子さん
株式会社キャリアコレクション代表取締役、All About女性の転職ガイド。公務員・外資系大手人材サービス会社を経て独立。キャリアカウンセリングや研修・講演を通じ、メンタルケアや人間関係の築き方などを含めた女性のキャリア支援を行っている。過去に20,000人以上へのキャリアカウンセリングと、60,000人以上への講演・研修によるキャリア支援実績がある
■ホームページhttp://www.mizunojunko.com
取材・文/栗原千明(編集部)
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