成果に見合った給料がほしいけど成果給は嫌!? 働く女性が給与制度に抱く矛盾

働く上でとても大事なお給料。働く女性の中には、「こんなに頑張っているのに、全然収入に反映されない!」という不満を抱いている方もいるのではないでしょうか。

今の給与制度に不満はある?

そこで、今の会社の給与制度に対する満足度について調査してみると、半数以上の約62%の人が「不満がある」と回答しました。世の女性は、どういった点に不満を感じているのでしょうか?

【不満1:いったい何を見て給与を決めているの?】
「売上成績を上げても、お給料に反映されない」(34歳/接客・販売)
「評価の仕方があいまいで、不透明」(39歳/一般事務)
【不満2:社歴で収入が決まる会社なんです……】
「仕事ができない上司が多くお給料をもらっている」(34歳/一般事務)
「上司より難易度の高い仕事をしているのに、昇給・昇進しない」(24歳/システム開発)
「年功序列制なので、仕事をしていなくても給与が上がっていく」(23歳/接客・販売)
【不満3:そもそも会社の制度がおかしい!】
「昇給のチャンスが少ないため、新人とほとんどお給料が変わらない」(26歳/ネットワーク設計・構築・保守)
「ボーナスが少なく、残業代も出ない」(25歳/接客・販売)

集まった中で目立ったのは、「成果と給与が見合っていない」という意見。確かに、いくら頑張ってもお給料が一定で、自分より仕事のできない同僚と同じ金額だとしたら……。不満を抱いてしまうのも無理はないですよね。

……ということは、仕事の成果がダイレクトに収入に直結する給与制度を望む方が多いのでしょうか? 今の会社の給与制度に不満があると答えた人に、「仕事の成果で給与の増減がある成果給の会社」と「成果に関係なく一定の給与が支払われる固定給の会社」、どちらで働きたいかを聞いてみました。

Q.1で「ある」

すると、予想に反して成果給を希望した人はわずか35%、固定給を希望した女性が65%と半数以上を占めたのです! Q.1では「もらっている金額が成果に見合っていない」という不満の声が多かったのに、希望する給与スタイルは固定給という矛盾。一体どういうことなのでしょうか? それぞれの理由を見てみましょう。

【成果給派:仕事への意欲がアップ!】
「成果給の方が、仕事に責任を持って取り組める」(24歳/販売・接客)
「リスクはありますが、モチベーションもスキルも上がると思う」(39歳/営業事務)
【固定給派:収入減の可能性が心配……】
「減給のリスクを考えて不安になりたくない」(26歳/一般事務)
「ある程度収入が保証されていないと、使い道を計画しづらい」(31歳/医療事務) 「成果を上げることに必死になりすぎて、プライベートや心の余裕がなくなりそう」(26歳/接客サービス関連)

仕事への意欲が上がるといった声が目立つ成果給派に対し、固定給派の意見から見えてきたのは、給与が変動することへの不安。成果に応じてお給料を増やしてほしいという気持ちはあっても、毎回必ず成果が出せる保証はないもの。

「成果が出せなかったときに収入が減るのは困る」という心理が背景にあることが分かります。生活のことを考えると収入ダウンのリスクは選択できない、と堅実な判断をした人が多いよう。

一定額以上の安定した収入を得ることは、生活をする上でとても大切なこと。とはいえ、自分の仕事ぶりや成果、評価に対してあまりにも金額が少ない中で、仕事への意欲を保ち続けるのは難しいものです。

今の会社の給与制度にどうしても納得がいかないのなら、仕事と給与のバランスに納得がいく会社を探してみるのも一つの手かもしれませんね。

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【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年7月16日~21日
●有効回答者数:270名

取材・文/赤池沙希(編集部)