『フラーハウス』D.J.、ステファニー、キミーにインタビュー! パワフルに仕事を楽しむ3つの秘訣
1980年~90年代にかけてアメリカで放送され、ファミリードラマの金字塔となった『フルハウス』。愛情いっぱい、笑顔いっぱい、タナー一家の愛おしい日常を描いた『フルハウス』は、日本の視聴者の心も鷲掴みに。放送終了から約20年が経った今も、ファンが多い作品だ。2016年2月からNetflixで配信スタートした『フラーハウス』では、タナー一家の長女D.J.がシングルマザーとなり、妹のステファニー、親友のキミーと、1つ屋根の下で子育てに大奮闘する様子が描かれ話題となった。既にシーズン2まで配信されており、17年9月からは待望の第3シーズンの配信が開始される予定だ。

写真左:ジョディ・スゥイーティン(ステファニー)、写真中央:キャンディス・キャメロン・ブレ(D.J.)、写真右:アンドリア・バーバー(キミー)
そしてなんと、第3シーズンの撮影にあたって『フラーハウス』の主要キャストが来日! 日本を舞台に珍道中を繰り広げる注目のエピソードがあるという。そこで今回は、D.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレさん、ステファニー役のジョディ・スゥイーティンさん、キミー役のアンドリア・バーバーさんの3人にWoman typeがインタビューを実施。笑顔いっぱいの3人の姿を見ているだけで、こちらも元気が湧いてくる。いつもパワフルに仕事に取り組み続ける3人に、その秘訣を聞いてみた。
――皆さん、日本にようこそ。今回の日本での撮影では、どんなことが楽しみですか?
ジョディ:お買い物! 絶対に原宿に行きたいって思ってるの。日本の女性のファッションが大好きよ。
キャンディス:私も原宿や表参道には是非行ってみたい。あとは、お寿司、しゃぶしゃぶ、日本の料理をたくさん食べたいと思ってるの。

幼い息子3人のシングルマザーとなったD.J.役を演じるキャンディス
アンドリア:私もお寿司大好き! 滞在は短い期間なんですが、できる限りいろいろなお店に行ってみたいと思ってます。
――お仕事というより、旅行みたいですね(笑)
アンドリア:そう。いつだって楽しみが最優先ですよ。
ジョディ:今回は『フラーハウス』に登場しているキッズたちも一緒に日本に来ているんですが、彼らにも良い体験にしてほしい。私も子どものころ『フルハウス』の撮影でハワイに行ったり、ディズニーランドに行ったりしましたが、それは今になっても宝物のように大切な思い出なんです。

D.J.の妹、お調子者のステファニー役を演じるジョディ
――笑顔いっぱいでお仕事されている皆さんを見ていると、いつも元気をもらえます。常にパワフルでいられる秘訣はなんですか?
ジョディ:大声でよく笑って過ごすこと。二人からもよく言われるんですが、私の笑い声って普段からよく響くんですよ。で、それにつられて皆も笑っちゃうの。元気で仕事を続けるためには、心だって元気じゃなくちゃ。私の場合は意識的に、ダイナミックに「笑う」ことでパワーを生み出している感じですね。
アンドリア:私は、「できない」とか、「やりたくない」、とかネガティブなことはなるべく口に出さないようにしています。キミーってすごくはじけた役だから、そんなこと言ってたら仕事にならないというのもある。オファーしてもらったことに対して、「できません」って言ったのは1~2回かな。それがどんなことだったかは言えませんけどね(笑)。

D.J.の一番の親友、破天荒な性格のキミーを演じるアンドリア
キャンディス:私がいつも仕事に対して前向きな気持ちでいられるのは、感謝の気持ちを常に忘れないよう心掛けているからかも。女優の仕事に限らず、働くことって大変なこと。でも、毎日健康に生きていられること、好きな仕事に従事できていること、素敵な人たちに囲まれて働けること、それは当たり前のことじゃないって思って感謝すると、元気が湧いてくるの。
――皆さんとても前向きなんですね。三人とも、長く一緒にお仕事をされてこられましたが、お互いに尊敬しているところは?

ジョディ:アンドリアはいつだってチャレンジャー。どんな仕事でも、全力でぶつかっていくところがすごく気持ちいい。さっき本人も言っていましたけど、無理難題を課せられても根を上げているところをみたことがありません。そういうアンドリアを見て、「私も頑張ろう」って勇気づけられます。
アンドリア:ジョディはどんな相手との仕事でも良い化学反応を起こしてくれるわね。きっと、人を見る目が優れていて、臨機応変に対応をチェンジできているんだと思う。あと、一緒に仕事をするキャスト皆から愛されているところも素敵。なぜ愛されるかと言えば、本人が一番愛情深いからですね、きっと。
キャンディス:2人のことは褒めても褒めきれないくらい尊敬しているの。女優としてもそうですが、家庭とのバランスの取り方がすごく上手いんです。家族と過ごす時間も大切にしているし、仕事に手を抜くことも一切ない。忙しい毎日の中でも優しさと愛情を忘れないところが一番すごいところ。そういう二人だから、これからもずっと一緒に働きたいって思うのね。
――『フラーハウス』をより良い作品にしていくために、皆さんがこだわりを込めていることは?
アンドリア:とにかく関わる人が多いから、意見のぶつかり合いだったり、価値観の相違はよく起こる。そういう時は、自分自身が忍耐強くあることが大事だっていつも言い聞かせてます。
ジョディ:オリジナルキャストが集まると、20人以上いますからね。まるでサーカスみたい(笑)! お互いの才能や個性を認め合って、自分にできることを精一杯やることですね。
アンドリア:あと、メイクには超こだわってますよ。2時間かけてる。
一同:時間かけ過ぎ(笑)!!

キャンディス:メイクのことはさておき(笑)、コメディーといってもストーリーにリアリティーを持たせたいという想いはすごく強いの。プロデューサーのジェフ・フランクリンは子どもがいないから、子育てのことはよく分からないということも多くて。演じてみて「これはリアルじゃない」と思うことがあれば、意見を伝えるようにしています。
――相手を尊重することと、自己主張のバランスがチーム仕事では大事ということですね。
キャンディス:そうです。そんな私たちのチームワークの結晶を、是非これからも楽しんでもらえたらと思います!
<作品情報>
Netflix『フラーハウス』
タナー家が帰ってきた! 今回は、幼い息子3人のシングルマザーとなったD.J.が、妹のステファニー、親友のキミーと、ひとつ屋根の下で子育てに大奮闘。
出演: キャンディス・キャメロン・ブレ、ジョディ・スウィーティン、アンドリア・バーバー
ジャンル: 海外TV番組・ドラマ、アメリカTV番組・ドラマ、海外TVコメディー
原作・制作: ジェフ・フランクリン
公式:https://www.netflix.com/jp/title/80051137
取材・文/栗原千明(編集部) 撮影/竹井俊晴