「働きたくない」「誰かに養ってもらいたい」玉の輿を狙う“依存体質女子”の末路【FP監修】

どう稼ぐ? どう使う? どう貯める?……お金にまつわる選択で、今後の女性の人生がどう変わるのか、女性に人気のFP高山一恵さんに教えてもらいます。生涯お金に困らない人生を歩んでいくために、想定される未来を知り、今からできるリスク回避を!
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
若い女性からマネー相談を受ける際、「早く結婚して男性に養ってもらいたい」という願望を口にする方と時々お会いします。「共働き」を前提とした社会に変化していく中で、時代の流れとは逆行する願望を持つ女性たち。今の時代、男性や他人に金銭面で依存する生き方を選択すると、その先には何が待っているのでしょうか。
今回は、“男性依存女子”の末路を考えてみたいと思います。
「他人の面倒までは見られない」というのが男性の本音

20代女性の中には、意外と、専業主婦願望の強い方がいます。私のお客さまで、25歳一般事務職で働く女性A子さんもその一人でした。
A子さんの口癖は「早く結婚して専業主婦になりたい」というもの。仕事についても、結婚までのいわゆる腰掛けと思っていて、「仕事はゆるくやりたいから、責任ある仕事はやりたくない」というスタンス。勤務終了後や週末は、夫候補となるような素敵な男性に出会うべく合コンしたり、エステやネイルなどに通ったりして外見磨きにも余念がありません。
ここまで目標がはっきりしていると清々しさも感じますが、不安も残ります。経済、社会環境が厳しい世の中にいて誰かに養ってもらおうと考えるのは、リスクが非常に大きいからです。どんな人生を選択するかは個人の自由ですが、それとは別に世の中全体がどうなっていくのかを把握していくことも大切だとA子さんにはお伝えしました。
現在、日本は世界に類を見ないほど、少子高齢化が加速しています。『平成29年版高齢社会白書』によれば、現在約2.3人の現役世代で1人の高齢者(65歳以上)を支えている状況が、2050年には1.3人の現役世代で1人の高齢者を支えることになると予想されています。そうなると、将来私たちが年金を受け取るときには、今と同じ水準で受け取れなくなるであろうことは、容易に想像がつきますね。
そして、若者が減り、高齢者が増えるということは、現役世代の社会保険料の負担が増えることに加えて、消費税をはじめとする税金の負担も重くなっていくということ。そんな中では、自分が生きるだけでも精一杯です。多くの男性は、「他人の面倒までは見られない」というのが本音なのではないでしょうか。
先日、有名な女性誌の編集者の方とお話ししていたのですが、イマドキは、男性にモテる女性の一番の条件は「稼ぐ力があること」だそう。一昔前は、男性にモテる女性の条件といえば、「料理ができる」「優しい」「家庭的」というのが、上位にランクインしていたと思いますが、時代の流れとともに、女性がモテる要素も違ってきているわけです。
むしろ仕事の能力を高め、稼ぐ力を身につけた方が素敵な男性と結婚できる可能性が高いかもしれませんね。
女性こそ、お一人さまで暮らすためのマインドと知恵を身につけよう
そして、めでたく結婚できたとしても、女性は、再びお一人さまになる可能性が大いにあります。というのも、今や3人に1人が離婚する時代。加えて、男性に比べて女性の方が平均寿命が7年程度長いからです。
つまり、未婚、既婚を問わず、女性こそ、お一人さまで暮らすための「マインド」と「知恵」を身につけておく必要があるというわけです。しっかり将来のことを見据えて、若いうちからできる備えは万全に。散り際まで自分らしく楽しく暮らせるようにしていきましょう。
そのために必要なアイテムが「お金の知識」です。最近、iDeCo(個人型確定拠出年金)や「つみたてNISA」など、税金を優遇しながらお金を増やすことができる制度が相次いで導入されています。これは「税制優遇という箱は用意してあげるから自分自身でお金を増やしていってほしい」という国からのメッセージと受け取れます。
これからの時代、「依存」こそリスク! 時には、人の力を上手に借りることも大切ですが、基本は、精神的にも経済的にも自立することこそが真の安定をもたらしてくれます。
あなたの大切なパートナーが急に働けなくなったり、リストラされたりすることもあるわけですから、そういうときに「私がいるから心配しないで」と言ってあげられる人でもありたいですね。そんな強い女性こそ、現代の男性からは好かれる傾向があるのではないかと思います。