21
MAY/2018

【土屋アンナ】3児の母の“超脱力系・子育て論”が清々しい「苦手なことは全部スルー。周囲は一切気にしない」

タグ:

「良いお母さん」って何だろう。毎日手の込んだお弁当を作って、家の中はいつも綺麗に整えて、仕事もしっかりこなしながら子どもと向き合う時間もとって、自分自身も常にオシャレでいる……。そんな人はいないはずなのに、何だか周りを見ていると、自分だけが完璧にできていないみたいで自己嫌悪。「ちゃんと」「ちゃんと」の呪縛に、心が折れそうになっているお母さんたちの声が、今、世の中に充満している。

だけど、土屋アンナさんを見ていると、そんな息苦しさとはまるで無縁だ。3児の母になった今も、あのパワフルスマイルは変わらずに、元気に、ハッピーに、今を生きている。この閉塞的な世の中で、どうしてアンナさんはそんなにご機嫌なママでいられるのだろうか。

PANDORA×ジョイセフが2018年5月11日に開催した「母娘トークイベント」に登壇した彼女に、その理由を聞いた。

土屋アンナ 子育て 子ども
土屋 アンナ(つちや・あんな)
1984年3月11日生まれ。東京都出身。モデルとして活動を始め、同世代の女性たちから熱烈な支持を獲得。雑誌・テレビ・広告・ショーなど幅広く活動する。02年、ロックバンド「Spin Aqua」のボーカルとして歌手デビュー。その後、ソロ歌手として、06年、シングル『Change your life』でメジャーデビュー。現在も積極的に音楽活動を行っている。女優としても評価が高く、主演映画『下妻物語』では、日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞をはじめ多数の賞を獲得。『NANA』『さくらん』など代表作多数。東日本大震災以降、国際協力NGOジョイセフの支援活動に参加。現在は、I LADY.アクティビストとして、ホワイトリボンランをはじめとする女性やママのためのチャリティ活動を積極的に行っている

お弁当、肉まん一個の日があってもよくない?「教科書通りの子育てはない」と肝に銘じて

「お母さんなんだから」って世の中の人はよく言いますよね。でも、それが何? 普通の女性であることに変わりはないはず。お母さんになった瞬間に、清く正しく、何でも完璧に、なんてなれっこない。私が考える良いママはね、子どものためにできることを一生懸命やって、子どもを全力で守ってあげられるママ。それだけ。あとはもう何もいらないんじゃない? 自分が気にしないのであれば、格好がボロボロでもいいじゃん。そんな毎日綺麗になんかしてられないって。私だって仕事の時はキレイな服を着せてもらっているけれど、家に帰ればよれっよれのTシャツにGパン。それで子どもの送り迎えにも行くしね。

仕事をしていたら家のことができなくてもしょうがない。余裕がある人はできることをやればいいし、余裕がなかったら無理しなくていい。できないことを数えて自分を責めたって、頑張っている自分が可哀相だよ。ご飯だってそう。私は単純に料理が好きだったから、お弁当もがっつり作っていたけど、それは単に私が好きだったからっていうだけ。もともと料理が嫌いな人は、無理してやらなくたって全然いいと思う。得意な人にやってもらうとか、買ってくるとか、方法はいろいろあるよね。

土屋アンナ 子育て 子ども

この前、うちの子どもが通っていた幼稚園の園長先生がいいこと言ってたの。「そんな毎日手の込んだお弁当作らなくたっていい。たまには肉まん1つの日があったっていいんですよ」って(笑)。カッコいいでしょ? そんなふうに言ってくれる人がもっとたくさん身近にいたら、絶対ママってもっと救われるよね。いいんだよ、昔はキュウリ1本持たせて学校に通わせたなんて家もあったらしいから(笑)! たまには超手抜きのお弁当があったって、親の愛情を子どもは疑ったりしない。「ここまでしなくちゃ愛情が足りない」、なんて基準はないの。何の理由もなく子どもを殴ったり傷つけたりしない限り、良いママだよ、絶対。

ママに正解なんてないし、パパに正解もないし、子どもに正解だってない。教科書通りの子育てはないんだって私は思う。だって、子どもは自分のものじゃないでしょ? 自分とは違う人生を歩むんだから、思い通りにコントロールできるわけないし、自分たちの想いを全部感じ取ってくれると思ったら大間違い。いろいろ悩むことはあるけど、「うちはこれでいいんだ」って自分たちなりのさじ加減を見つけることが大事だと思う。

もちろんすごい人はいるよ。ちゃんと子どものシャツに綺麗にアイロンかけて、お料理も毎日作ってさ。それは本当にすごいし、尊敬する。でも、それができないからって自分を責めることはない。人と比べて得することなんて何もないんだから。

中には、人の家の子育てについてあれこれ口出しをしたり、陰口を言う人もいるよね。だけど、いいよ、そんなの気にしなくて。だって、そういうことを言ってくる人の家の中とか見たことないでしょ? 絶対完璧じゃないよ。完璧な人は悪口とか言ってこないもん。困っている人がいたら、助けてくれるはずだから。もしあれこれ言ってくる人が出てきたら、「ああ暇なんだな」、「余裕がない人だな」って思ってさらっと流したらいい。そこに悩む時間を使うくらいなら、自分が楽しくなることに時間を使った方が絶対いいから。

苦手ならママ友との付き合いもスルーする。だって、気の合う人と友達になるものでしょ?

土屋アンナ 子育て 子ども

私もね、できないことは無理しないって決めてるの。私が苦手なのは、文章を読むこと。子どもが持ってくる学校からの手紙とか資料とかが読めない。だって文字が多すぎるんだもん(笑)。でも、「難しいよ~」「できないよ~」って言ってたら、周りの人が助けてくれた。できないことを堂々とアピールしておくことって大事。そしたら、いつの間にか「これ、代わりにやっておくね」って言ってくれる優しい人が現れるから(笑)。その代わり、自分が得意なことで、他の人を助けてあげればいいの。

もう、ママだからってカッコつけるのはやめよう。ママは母性愛で何でもできるなんて大ウソ。万能じゃないから。私も仕事で家を空けなきゃいけないときは、私自身のママに子どもを預かってもらうし。もちろん身の回りに預かってもらえる環境があるかは人それぞれだけど、「見てもらっていい?」ってお願いしてみることは大事だと思う。SOSを言えないことが、一番キツい。どんどん周りの人に「あなたの力が必要なんです」って言おう

“ママ友”だって苦手なら、無理してつくらなくていいと思う。私、子ども3人いるけど、ママ友同士のランチ会とか誘われても一度も行ったことないし(笑)。だって、仲良くするのは子ども同士で十分でしょ(笑)? 唯一一人だけママ友って呼べる友達はいるんだけど、それは子どもがいるから仲良くなったっていうよりは、単純に気が合うから友達になっただけ。ママ同士だから、子どものために仲良くならなくちゃいけないなんてルールはないと思う。

ただし、お互い大人として、ちゃんと子どもの行動を見守っていましょうねっていうルールは守っておきたい。うちの子が友達の家に遊びに行くこともあるし、逆にうちに他の家の子が来ることもある。そのときは自分の子どもと変わらないように私も受け入れてあげる。ちゃんと顔と名前を覚えて、街で見かけたら挨拶をしたり、声をかける。それさえできていれば、ご近所付き合いは十分かなって。

人生は辛くて当たり前。だから「自分を褒める時間」を大切に!

土屋アンナ 子育て 子ども

いつもハッピーでいるために必要なものは3つある。一つは、自分を褒めてあげる時間をつくること。今、ママたちに必要なことって、自分で自分を褒めてあげることだと思う。小っちゃいことでいいの。何かできたら「私、エラい!」って褒めてあげる。もちろん人から「頑張ってるね」って言ってもらえるのもありがたいけど、今一番必要なのは、頑張ってる自分のことを自分自身が認めてあげることなんじゃない? 私は1日が終わったときにいつもやってるよ。梅酒かビール片手にさ、ぷわーってひと口飲んで、「あ~、今日も1日エラかった~!」って自分に言葉をかけてあげるの(笑)。これは最高に気持ちいいから本当オススメ。

二つ目は、自分が夢中になれる、好きなことをする時間を30分でもいいからつくること。私の場合は、性格的に体を動かすのが好きだから、バレエの時間だけは絶対になくせない。そのときだけは、子どもの面倒は旦那に見てもらうね。そういう自分のことにだけ集中できる場所があるって大事だと思う。

三つ目は、自分へのご褒美。私は、デパ地下のスイーツが最高のご褒美なんだけど、それも一番高いものを買うの(笑)。一口で食べ終わっちゃうじゃん! みたいなサイズなのに、700円とか800円とか信じられない値段するようなやつね。それをちびちび味わって食べる。それは絶対子どもたちには食べさせないの。100年早いって話だね。ママだからって何でもかんでも子どもに奉仕すると思ったら大間違いだぞ、ってね(笑)。一生懸命頑張ったときは、そういう自分だけのご褒美を許してあげることも必要。ママだって普通の女なんだから

そして、最後に一つ、忙しい毎日の中でも幸せを感じるための心掛けがあるとすれば、それは「人生を楽なもの」だと思わないこと。苦しいから人生、辛いから人生、悲しいから人生だよ。苦しいことから学ぶことって、ものすごくたくさんある。私の人生だって、ベースは辛いこと、苦しいことでいっぱい。でも、その苦しみを背負うことで、時々訪れる楽しさや幸せに気付けるんだって考えを切り替えてみて。辛いのが当たり前。そう思っておくとさ、簡単に気持ちは折れなくなるし、辛いことを乗り越えられたときに、「私、最高じゃん!」って思えるから(笑)。

いいんだよ、悩んで怒って悲しんで。そうやって目いっぱい気持ちが動いていることが、案外幸せってものなんじゃない?

土屋アンナ 子育て 子ども
【商品名/価格】 
(手に持っているネックレス)PANDORA Harmonious Hearts Chime Necklace 37,800円(税込)
PANDORA Classic Elegance Necklace 17,280円(税込)
(バングル上)PANDORA Signature Open Bangle 30,240円(税込)
(バングル下)Bracelet & Charm 合計55,080円(税込)
PANDORA Bright Hearts Hoops Earrings 10,800円(税込)
(リング指先から・上)PANDORA Twist of Fate Ring 21,600円(税込)
(リング・中)PANDORA Hearts of PANDORA Ring 15,120円(税込)
(リング・下)PANDORA Entwined Ring 25,920円(税込)
※それ以外は本人私物

■公式PANDORAオンラインストアhttps://jp.pandora.net/ja

取材/栗原千明(編集部) 文/横川良明 撮影/赤松洋太

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Woman typeの最新情報をお届けします

あなたにオススメの記事

【ぺこ&りゅうちぇる】若過ぎる結婚・出産に不安の声も「僕たち...
愛さずにはいられないキュートな夫婦タレントといえば、ぺこ&りゅうちぇるさん。2017年9月に結婚式を挙げ、18年2月に第...

「私、ビリギャル卒業します」慶應卒・30歳を迎える小林さやか...
30歳を迎える“元ビリギャル”小林さやかさん。なぜ今、彼女は日本のママたちのために動き出したのか。活動の裏にある想いを聞...

「家族をつくれば寂しくない」は幻想だ――母になった犬山紙子さ...
“自分の幸せ”を見つけ、選ぶためには、どうすべきか。悩みから脱し、“自分の幸せ”に従って子どもを産んだ犬山紙子さんに、そ...

「産休・育休が怖い」――仕事に没頭してきた女性が出産で得たこ...
「女性へのGIFT」と題したトークセッションに登壇した人気スタイリストの亀恭子さんとライフスタイルプロデューサーの村上萌...

あなたにオススメの企業

オススメ求人特集

育児と両立可能な会社

憧れの上司と働く!女性管理職がいる会社

インセンティブ充実!プチリッチな生活を手に入れる

プライベートも充実!年間休日120日以上の求人

未経験でも安心!ノルマが厳しくない営業求人