働く女性と睡魔の果てなき闘い――居眠り以上の「やっちまった」失敗談&眠気を蹴散らすスゴ技集
仕事が忙しい時期は、つい寝不足になってしまいます。でも、仕事中にうとうとはしていられない……。
皆さんは、仕事中にどうしても眠くなってしまった時、どうしていますか?
そこで今回は、急に襲ってくる仕事中の睡魔について、働く女性273人に聞いてみました。
Q.1
仕事中に睡魔に負けて眠ってしまったことはありますか?
まずは「仕事中に睡魔に負けて眠ってしまったことはありますか?」という質問。結果は五分五分でした。僅差で「ない」が半数を上回ったものの、睡魔との闘いに耐え切れず、寝落ちしてしまった人も多いよう。
仕事中に寝てしまったことがもはや失敗ですが、中でも「これはやってしまった!」というエピソードを聞いてみました。どうやら皆さん、いろいろやらかしている模様…。
「オペレーターの仕事でお客さまと対応中に、寝ぼけて全然関係のない言葉を掛けてしまった」(32歳/コールセンター)
「エステサロンで働いていて、マッサージでお客さまが眠ってしまうと、つられてウトウトしてしまうことがあり、同じことを繰り返して時間が長くなってしまったことがあった」(38歳/エステティシャン)
「美容師時代にシャンプーをしながら寝てしまった」(32歳/ネイリスト)
【座り仕事は眠気もひとしお】
「コールセンターでオペレーターをしていたときに、電話がかかってこない時間帯に熟睡してパソコンが落ちていた」(36歳/一般事務)
「がくんときて、パソコンの画面にぼかんと頭をぶつけて起きた」(29歳/接客・販売)
「電話の音で体が痙攣のように反応した」(36歳/営業事務)
「寝ながら書いたので書類がヘビの字みたいになって読めず、結局最初からやり直しになったことがある」(37歳/営業)
「とっさに電話に出て名乗れずカミカミに」(29歳/医療事務)
【バレてました】
「ウトウトしてハっと目が覚めたら目の前に課長が座っていて『おはようございます』と声を掛けられた」(35歳/電機・電子・機械関連技術者)
「会議中、睡魔と闘っている姿を目の前にいた社長にずっと見られていた」(29歳/マーケティング)
「受付でまぶたが閉じてしまい、起きたときに社員が目の前に立っていた…」(27歳/受付)
「はっとしたときに、お客さんに睨まれた」(27歳/クリエイティブ関連職)
「社内の仲の良い子(年下)に、普通に叱られました」(36歳/営業)
【限界を超えたバトル!】
「海外出張で取引先の社長も交えた会議中、眠気を覚ますために手の甲をつねり続けて血が出た」(29歳/一般事務) 「ウトウトしていたので、階段に気づかなかった」(32歳/営業事務)
「イビキをかいてしまい、疲れてると思われ早退させられた」(23歳/カスタマーサポート、オペレーター)
「残業で寝てしまったらしいが、倒れていると他の社員に勘違いされた」(36歳/未就業)
「意識がないまま、業務を進めていた」(25歳/一般事務)
【トイレシリーズ】
「トイレで意図的に寝ていたら、寝過ぎて捜索されていた」(31歳/営業)
「トイレで目を閉じていたら眠ってしまったらしく、皆に体調の心配を掛けてしまった」(31歳/営業事務)
「トイレの個室で寝ていたら、動作感知センサーが切れて、トイレが真っ暗になった。そのすぐ後に入ってきた人に見つかり、『トイレに死体判定された女』という称号をもらった」(36歳/経営企画)
【笑ってくれたのでセーフ?】
「本部長の正面で、頭がぐわ~んと揺れてしまいました。隣にいた課長が焦ってフォローに入り、会議室が爆笑に」(30歳/一般事務)
「チケット売り場のカウンターで寝落ちしてしまい、椅子から落ちそうになって笑われた」(39歳/事務・企画関連)
「よだれを服に垂らし、その上、上司とお客さまに見られて笑われた」(35歳/商品企画)
【取り返しのつかないレベル】
「医療器具の組立中、立ち作業しながら、眠ってしまい、持っていた部材を足元に落として不良にしてしまった」(35歳/クリエイティブ関連職)
「会議中に寝てしまい、否定しなくてはいけない事があったのにそのまま話が進んでしまい後戻りできなくなった」(27歳/社内SE)
「作成中の資料が消えた」(35歳/一般事務)
「美容師時代、シャンプー中に睡魔に負け、シャワーを持っている手がすべり、噴水のようになってしまった。幸いお客さまにはかかりませんでしたが、床はびしょ濡れになり、スタッフが大慌て。目は覚めました…」(32歳/理容・美容師)
「採用面接で面接官を担当していながら寝てしまった。相手にはばれなかったが、面接の内容を覚えていない」(36歳/一般事務)
大事には至らなかった人もいれば、悲劇的な失敗をしてしまった人もいたりと、さまざまなエピソードが寄せられました。周囲の人に笑ってもらえたり、ネタにできた方は一安心ですが、大きなミスをしてしまった方の寝起き時の気持ちを想像すると、胸が痛みます。
また、仕事中どうしても眠くなってしまったときに、目を覚ますために実践している睡魔対策についても聞いてみました。「コーヒーを飲む」「マッサージやストレッチをする」「歩き回る」「トイレに行く」「5分程度の仮眠を取る」などの定番とも言えそうな意見が大半を占めましたが、中には一風変わった対策も。
「タイピングをめちゃめちゃ早く強くする」(36歳/経営企画)
「無駄に難しいエクセル操作をする」(23歳/カスタマーサポート、オペレーター)
「電話を積極的に取る」(30歳/クリエイティブ関連職)
「お客さんへの電話など、眠くならない業務にまず取り掛かる」(30歳/営業企画)
【いろんな意味で背水の陣】
「用事もないのに厳しい上司に話し掛ける」(35歳/接客・販売)
「立って仕事をする」(27歳/未就業) 「外に出て大声を出す!」(32歳/理容・美容師)
「独り言をいう」(35歳/営業事務)
「解雇されることを想像する」(28歳/一般事務)
【体を壊さないようご注意を】
「手足を死ぬほどつねる」(23歳/営業)
「トイレに入ってほっぺたを自分でビンタ!!」(36歳/営業)
「髪の毛を思いっきり引っ張って抜く」(34歳/一般事務)
「夏は冷たーいアイスコーヒーをがぶ飲みしてお腹痛くする」(39歳/事務・企画関連)
「コーヒーと大量のフリスク! ただし、副作用として胃が荒れる」(24歳/営業)
「炭酸飲料一気飲み」(25歳/営業)
「カフェインのサプリを飲む(コーヒーよりも効きますが、体調の悪い時はオススメしません)」(36歳/電機・電子・機械関連技術者)
今日から実践できそうなものばかり! とは言い切れないスゴ技のオンパレード。「そこまでして働くのはなぜ?」と哲学の道に走ってしまいそうです。
寝不足以外でも、生理中だったり、天気がどんよりしていたりすれば眠たくなってしまうことはあるもの。なるべく夜の睡眠を取って、突如襲い掛かる睡魔に備えましょう!
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~40代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年2月21日~26日
●有効回答者数: 273名
取材・文/天野夏海(編集部)
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