【医師監修】つらい「低気圧頭痛」の予防に効く食品は?梅雨・季節の変り目の頭痛対策
「梅雨になると頭痛に悩まされる」という方も多いのでは?
頭痛以外にも古傷が痛む、何だか具合が悪くなる……という人もちらほら。仕事中に原因不明の頭痛が起こると、一日中どんよりした気持ちになってしまいますよね。
梅雨時期の頭痛の原因として考えられているのが、低気圧の影響。頭痛は、血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こります。
湿度が高く汗をかきにくくなる梅雨は、特に頭痛が起こりやすくなります。 気象の影響で起こる頭痛としては、まず片頭痛が挙げられます。
そこで今回は、これからやってくる梅雨に向けて、頭痛の予防に効果がある食品をいくつかご紹介します。
頭痛予防に効果のある食品&栄養素
【1】ナッツ類、豆乳、バナナ・・・マグネシウム
アーモンドなどのナッツ類、豆乳などの大豆製品、バナナには、偏頭痛の解消に有効とされるマグネシウムが豊富です。間食にアーモンドを取り入れたり、朝食に豆乳をベースにしたバナナスジュースを取り入れてみるのも良いでしょう。
ナッツ類は、血行を良くするビタミンEも豊富なので、肩凝りなどの血行不良からくる頭痛に悩んでいる人にもオススメですよ。
【2】ホウレンソウ・・・鉄分
ホウレンソウは、野菜の中でも抜群の栄養価を誇ります。特に鉄分・マグネシウムの含有量が多いことが特徴です。
鉄分が不足すると細胞に酸素が供給されず、細胞がエネルギーを生み出せなくなります。結果、頭痛が起こったり、疲労感を感じたりする原因に。
ホウレンソウを使ったメニューなら、マグネシウムが豊富な胡麻を使った「ホウレンソウの胡麻和え」がオススメです。
【3】コーヒー・・・カフェイン
コーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる効果があります。そのため低気圧で膨張した血管を元に戻して頭痛の症状を和らげてくれる効果が期待できます。
ただし、妊娠中などカフェインの摂取が禁止されている場合は避けるようにしましょう。
梅雨時期の頭痛対策にオススメの食材をご紹介しましたが、頭痛と言ってもさまざまな症状があり、原因も1つではありません。頭痛の症状が長く続く場合は、一度お医者さまに相談してみてくださいね。
※この記事は2015年6月2日に公開し、2021年10月2日に情報を更新しています