02 OCT/2021

【医師監修】つらい「低気圧頭痛」の予防に効く食品は?梅雨・季節の変り目の頭痛対策

梅雨の頭痛

「梅雨になると頭痛に悩まされる」という方も多いのでは?

頭痛以外にも古傷が痛む、何だか具合が悪くなる……という人もちらほら。仕事中に原因不明の頭痛が起こると、一日中どんよりした気持ちになってしまいますよね。

梅雨時期の頭痛の原因として考えられているのが、低気圧の影響。頭痛は、血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こります。

湿度が高く汗をかきにくくなる梅雨は、特に頭痛が起こりやすくなります。 気象の影響で起こる頭痛としては、まず片頭痛が挙げられます。

そこで今回は、これからやってくる梅雨に向けて、頭痛の予防に効果がある食品をいくつかご紹介します。

頭痛予防に効果のある食品&栄養素

【1】ナッツ類、豆乳、バナナ・・・マグネシウム

梅雨のプチ不調に備えよう! “低気圧頭痛”の予防に効く食品

アーモンドなどのナッツ類、豆乳などの大豆製品、バナナには、偏頭痛の解消に有効とされるマグネシウムが豊富です。間食にアーモンドを取り入れたり、朝食に豆乳をベースにしたバナナスジュースを取り入れてみるのも良いでしょう。

ナッツ類は、血行を良くするビタミンEも豊富なので、肩凝りなどの血行不良からくる頭痛に悩んでいる人にもオススメですよ。

【2】ホウレンソウ・・・鉄分

ホウレンソウは、野菜の中でも抜群の栄養価を誇ります。特に鉄分・マグネシウムの含有量が多いことが特徴です。

鉄分が不足すると細胞に酸素が供給されず、細胞がエネルギーを生み出せなくなります。結果、頭痛が起こったり、疲労感を感じたりする原因に。

ホウレンソウを使ったメニューなら、マグネシウムが豊富な胡麻を使った「ホウレンソウの胡麻和え」がオススメです。

【3】コーヒー・・・カフェイン

コーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる効果があります。そのため低気圧で膨張した血管を元に戻して頭痛の症状を和らげてくれる効果が期待できます。

ただし、妊娠中などカフェインの摂取が禁止されている場合は避けるようにしましょう。

梅雨時期の頭痛対策にオススメの食材をご紹介しましたが、頭痛と言ってもさまざまな症状があり、原因も1つではありません。頭痛の症状が長く続く場合は、一度お医者さまに相談してみてくださいね。

道江 美貴子

【企画・執筆】ダイエットサイト『あすけん』事業統括責任者
管理栄養士
道江 美貴子

女子栄養大学栄養学部卒業後、管理栄養士としてより多くの人に「健康を維持できる食事」を届けたい、そんな思いで、社員食堂運営会社大手(株)グリーンハウスに入社。100以上の社員食堂をまとめるスーパーバイザーを務めながら、健康増進メニューの作成・健康セミナー・カウンセリング等を行う。2007年、新規事業である『あすけん』の事業立ち上げに参加。あすけんは、食事を記録すると自動で管理栄養士のアドバイスがもらえるウェブサービス(会員50万人)。現在は同サイトの事業統括責任者を務めるかたわら、テレビ出演や雑誌の栄養監修等、幅広く活躍中

【監修】医師・成田亜希子さん

【監修】医師・成田亜希子さん

2011年国立大学医学部を卒業。医師免許取得。一般内科医として様々な疾患の患者と日々向き合っている。保健所勤務経験もあり、感染症や母子保健、精神保健、健診事業などにも精通している。 今は、医師として働く傍ら、正確な医学情報を発信すべくさまざまな媒体の執筆・監修を行っている

※この記事は2015年6月2日に公開し、2021年10月2日に情報を更新しています