国境なんて関係ない!場所を問わずに働ける女性に共通する3つの能力【日独ワークライフ通信】

ドイツ人女性に学ぶ「豊かさ」のヒント
池原真佐子の日独ワークライフ通信

仕事と子育てを両立しながら日本とドイツの二拠点で生活を送る著者が、ドイツ人女性の働き方や生き方を見て感じたこと、学んだことをお届けしていきます。豊かな人生をつくるワークライフのヒントが見つかるかも!

池原真佐子

Woman type読者の皆さん、こんにちは。株式会社MANABICIA代表の池原真佐子です。私は現在、ドイツと東京を行き来しながら、仕事と育児の両立をしています。

最近、私の周りでも、多拠点生活を始めたり、世界中を飛び回って仕事をする女性が増えてきたので、「ボーダーレスに活躍する女性たち」の共通点について考えてみました。

場所にとらわれず活躍する女性に共通する3つの特徴

私はだいたい月に1回のペースで日本に出張していますが、前回の帰国時には、ボーダーレスに活躍している友人や仕事仲間と会う機会に特に恵まれました。

例えば、夫と子供を連れてニュージーランドに移って研究者として働く女友達。
イギリス、台湾、オーストラリア、シンガポールに住みながら、東京でビジネスをしている4人の女性たち。

国境って何だっけ? と言わんばかりに、国を軽々と超え、ビジネスを展開しています。身近なところでは、弊社の広報を担当してくれている女性も、東京と軽井沢の二拠点生活を行いながら、子育てと仕事を両立しながら大活躍してくれています。

このように、場所にとらわれずに能力を発揮し、活躍している女性たちと接しているうちに、彼女たちには“ある共通点”があると感じるようになりました。

1: 仕事のスピードがはやい

ボーダーレスというのは、裏を返すと、「その場にいられない」という物理的なハードルがあるということです。それでも、彼女たちに仕事のオファーが絶えないのは、仕事をこなすスピードがはやいから。特に、連絡に対するレスがはやい人が多い印象です。物事を後回しにしない、決断をすぐする、そういうことを徹底しているのだと思います。

ボールを投げてもすぐに返ってくるので、信頼ができ、世界のどこにいても、安心して仕事を一緒にできるのでしょうね。

2:前向き

国境を超えて働く彼女たちは、尋常ではないくらい忙しく、それと同時にストレスの大きい環境に身を置いていると思います。「場所を問わずボーダーレスに活躍」というと一見キラキラして見えますが、実際には苦労だって多いもの。移動の負荷も大きいし、異文化でのビジネスや生活は、慣れ親しんだそれとはまた異なるからです。

しかし、仕事ができる人たちはそこで愚痴を言ったりしません。たとえストレスフルなことがあっても、それをユーモアに変え(時にはブラックジョークに変え)、そしてすぐに忘れる……。そんな印象があります。いつまでもネガティブな思考にとらわれず、常に前を向いて進んでいくことが大事ですね。

3:最悪のケースを予想し、リスクヘッジをしている

「前向きさ」と相反するように聞こえるかもしれませんが、最悪のケースを予測して事前に備えておくことは「ネガティブ」とは異なります。ビジネスもプライベートも、予期せぬことは常に発生するもの。トラブルやミスもあるでしょう。しかし「ボーダーレスに活躍している女性たち」は、育児も仕事もプライベートも、常に最悪を予測しながら動いているので、「まさか」の時でも、慌てずにセカンドオプションを提案してくれます。

以上が、私が肌で感じている、ボーダーレスに活躍している女性たちの共通点です。

しかし、どうでしょうか? これは日本の中にいて、多拠点ではなくとも、「仕事ができるね!」と言われる人たちに、当てはまる要素ではないでしょうか。

世界を飛び回りながら働く女性たちは、ずば抜けてこれらの能力・スキルが高いのだと思いますが、それでも、私たちが普段の生活の中で取り入れることができるものもあるはずです。

私自身はというと、仕事のメールを溜め込んでしまうことも時にはあるし、落ち込んで愚痴を言ってしまうこともあります。いつだって「用意周到」というわけにもいきません。できていないことも山ほどあるのですが、それでも、周囲にいる素敵な女性たちの姿から学び、自分も成長していけたらと思っています。

【次回の記事は9月初旬に公開予定】


【この連載の寄稿者】
(株)MANABICIA 代表 
池原 真佐子(いけはら まさこ)さん

池原真佐子

福岡県出身、早稲田大学・大学院で成人教育を専攻。PR会社、NPOを経てコンサル会社で勤務。在職中にINSEADのパートタイムのコーチングと組織開発の修士(Executive Master in Consulting and Coaching for Change : 現EMC)を取得。同時に、エグゼクティブコーチング等の人材育成を手がける(株)MANABICIAを創業。その後妊娠するも、臨月でパートナーが欧州に転勤、東京でワンオペ育児開始。産後1年半が経ったころ、女性のキャリアに特化したメンターを養成するスクール運営、企業の働く女性へのメンターをマッチング事業を行う『Mentor For(「育キャリカレッジ」から名称変更 )』を新規事業として立ち上げる。2年半のワンオペ育児を経て現在はドイツと二拠点生活。2017年に英ユニリーバDOVEでNourishing SecretのCMに、日本を代表する新しい女性として出演。ワーママオブザイヤー2018受賞。「第5回女性起業チャレンジ制度」グランプリ(2019)。その他、日テレNews等のメディア出演も多数。著書『自信と望むキャリアを手に入れる 魅力の正体』(大和書房:日本と韓国で発売)

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