16
OCT/2020

32歳、がん罹患で見つめた自分のキャリア。アパレル販売歴10年の女性が未経験で介護業界に飛び込んだ理由

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今の仕事を選らんだワケは!?
みんなのシゴトジャッジ・ルーム

まだまだ働く女性のロールモデルが少ない現代社会。今、そしてこれから、自分がどのような仕事をしていきたいか悩んでいる女性は多いだろう。そこでこの連載では、さまざまな働く女性たちが「なぜ今の仕事を選んだのか」にフォーカス。自分と同世代の女性たちの仕事観をのぞき、自分の目指すキャリアを明確にするための材料にしてみよう!

今回登場するのは、福祉サービスを展開しているユースタイルラボラトリー株式会社で働く綾部清香さん。彼女の前職はアパレルの販売員。服飾系の短大を卒業以降、約10年間アパレル業界で働いてきた彼女が、全く畑違いの介護業界に転職したきっかけは何だったのか。「仕事選びの決め手」を聞いた。

綾部清香さん
ユースタイルラボラトリー株式会社
土屋訪問介護事業所
ブロックマネージャー
綾部清香さん(38)
服飾系短大卒業後、アパレル販売員を経験し、外資系アパレル企業で新規ブランドの立ち上げメンバーの一員に。2014年にがんに罹患し、退職。半年の休職期間を経て、職業訓練校にて実務者研修を受講。その頃、『デイサービス土屋』にて訪問介護スタッフのアルバイトを経験する。実務者研修修了後、特別養護老人ホームに半年間勤務。15年、ユースタイルラボラトリー株式会社に入社し、17年にはエリアマネージャーに。現在はブロックマネージャーとして、担当事業所のマネジメントを手掛ける

32歳、がんに罹患して見つめ直した自分のキャリア

服飾系の短大を卒業して以来、アパレル業界で販売を中心に手掛けてきた綾部さん。しかし、30歳の時に大腸がんに罹患したことが発覚した。

「手術を受けたことをきっかけに、一度自分の将来を見つめ直してみようと思ったんです。アパレル販売の仕事は楽しくて好きだったのですが、年齢を重ねても続けていけるイメージが湧かなくて。そこで、アパレル業界を離れてみよう、と決めました」

アパレル企業を退職した綾部さんが、次の仕事として選んだのは介護職。大きく転身したようにも見えるが、その理由は意外にもシンプルなものだった。

「次の仕事を探し始めた時、第一に考えたのは『長く続けられる仕事がしたい』ということでした。私の母が60代になっても現役で働いていたので、ごく自然に『私も自分が輝き続けられる場所で働きたい』と思っていたんです。

その時、母に勧められたのが介護職でした。介護職は資格も取得できますし、確かに手に職が付く仕事だな、と。それに、幼い頃から自分を見てきた母の勧めだったこともあり、私に向いているのかもしれないと思いました」

綾部清香さん

いざ職業訓練校で介護の実務者研修を受け始めてみると、「勉強することがとても楽しかった」と綾部さんは振り返る。この頃アルバイトをしていた『土屋デイサービス』を運営する企業こそが、ユースタイルラボラトリーだ。

「アルバイトの私に、当時の所長が『これから新規事業を立ち上げるから、うちの社員にならないか』と声を掛けてくれました。ありがたい話でしたが、まずは施設で介護の実務経験を積みたかったので、修了後は他の社会福祉法人に入社して、特別養護老人ホームで働きました。

ところが、その施設では利用者の方と会話する時間もないほど忙しく、『もっと良いサービスを提供したい』『利用者さんとコミュニケーションがとりたい』と思っても、作業に追われてばかりの日々で。半年間で体力も気力も限界になり、『自分には介護の仕事は向いていないのかも』と悩みました」

綾部清香さん

そんな矢先、かつて『土屋デイサービス』でお世話になった所長から、再び声が掛かった。要介護度の高い高齢者や障がい者を支援する訪問介護事業を立ち上げるため、「マネージャー候補として活躍してほしい」という話だった。

「もちろん迷いもありました。ですが、信頼していた所長が『君は絶対この仕事に向いている』と言ってくれたことで、やってみようと思えたんです。

振り返ってみると、もともと私には『自分がどうしてもやりたいこと』は特にありませんでした。アパレル時代の転職も、介護職への転身も、この会社への入社も、人から誘われたり勧められたりしたことがきっかけでしたから。

でも、その流れに素直に乗ってみたことで、『自分が輝ける場所』を見つけることができた。自分のことをよく知ってくれている人の言葉は、自分自身では分からない可能性に気付かせてくれることが多いと思います」

介護なら「異業種の経験」が必ず生きる

入社後は、訪問介護事業の立ち上げに携わり、サブマネージャーとして現場での介護経験も積んだ。綾部さんは、「介護の仕事には、アパレルの接客に通じるやりがいがある」と話す。

綾部清香さん

「アパレルの店舗では、販売員に話し掛けられることを嫌がる人もいますし、逆にアドバイスが欲しい人もいます。ですから、お客さまの目線や表情、動きなどに気を配り、どのタイミングで声を掛けるべきか、どうしてほしいのかを考えることが大事です。

介護も同じで、利用者さまがどうしてほしいのかを察し、タイミングを見計らって提案することが必要です。人それぞれに求めていることが違う中で、ベストな提案をしていくやりがいを感じました」

アパレル業界から介護業界に転職し、全くの未経験からキャリアを積んできた綾部さん。「介護の根底にあるものはコミュニケーション」としみじみと話す。

「30代でこの業界に踏み出した時、それまでのキャリアはゼロになったと思いました。けれど、介護の仕事では、異業界での経験を生かしながら、その先のキャリアを築いていけると実感しています」

綾部清香さん

入社当初は社員が4人しかいない状態だったが、この5年間で会社は急速な成長を遂げた。その様子を見て、「それほど困っている人が多く、たくさんの人の役に立てる仕事なのだ」と強く実感したという。

「アパレル業界で働いていた時は、売り上げのために相手が求めていないものまで売らなくてはならないこともありました。でも、この仕事では、要介護者の方とそのご家族を助けることができた成果がそのまま数字に表れます。『売り上げ=人助け』だから、後ろめたさなど一切なく、すごく気持ちがいいですね。

介護職というのは、他人の家の中に入り、体にも触れる仕事。相手の懐に深く入りながら、信頼関係を築いていくことができるんです。ここまで人と向き合える仕事って、他にはないですよね」

「みんなが輝ける場所」をつくりたい

現在、綾部さんはブロックマネージャーとして、担当事業所のマネジメントを任されている。ヘルパーやコーディネーターなどのスタッフの採用・育成から事業所全体の運営管理まで行い、仕事のやりがいは増す一方だ。

綾部清香さん

また、介護業界の中でもユースタイルラボラトリーで働くことを選んだ理由は、互いを尊重し合う社風にあるという。

「アルバイトだった頃は社員さんがサービスの方針について相談してくれましたし、現在はエリアマネージャー同士で互いの手法や考え方を共有し合っています。みんなが福祉と真剣に向き合っていて、尊敬できる人ばかりです。

一人一人価値観は異なりますが、誰かと比べられることもないし、こうしなきゃいけないという押し付けもない。個々の頑張りをきちんと評価してくれるのがうれしいです。

今、私の担当エリアでは約170名のスタッフが働いています。ブロックマネージャーとして、それぞれの個性を尊重しながら『みんなが輝ける場所』をつくっていきたいですね。個々の頑張りに応えていくために、運営方針をしっかり立て、利益を挙げてみんなに還元していくことを常に意識しています」

綾部清香さん

介護に対し、「献身的に奉仕する仕事」というイメージを持つ人も少なくない。しかし、綾部さんは、「介護はソーシャルビジネスであり、多くの人々の生活を支えている仕事」だと言い切る。

「介護の仕事のミッションは、ビジネスの力で福祉の問題を解決していくこと。実際、『自分たちの力で世の中を変えている』と日々実感しています。

私たちがいることで、要介護者の方の生活の質を上げることができる。介護で疲弊したご家族の休息にも、仕事を続ける余裕にもつながっていく。

高齢化が進む今、圧倒的な人手不足という現状が介護業界にはあります。会社として、チームとして、多くのスタッフを育て、必要としている方々にその力を届けていきたいです」

「手に職を付けて長く働き続けたい」
「自分が輝ける場所を見つけたい」

そう考えていた綾部さんは、自分をよく知る人たちの助言に素直に耳を傾け、新たな道へ踏み出した。その結果、「手に職」を得られただけでなく、新しい自分の可能性に気付くことができたのだ。

<採用担当者からのコメント>

無資格・未経験からのキャリアチェンジも大歓迎している当社。その理由は、綾部さんの様にこれまでのご経験が現職に生かされていて、大活躍されている方がいることを知っているからです。

ご利用者さまのご自宅という環境で、1対1でお相手と向き合っていくこと。これは簡単なことではありませんが、悩んだり、苦しんだりすることもある中で、綾部さんはいつでも明るく笑っていて、その笑顔に救われた方々がたくさんいると聞いています。

人事部門としては、綾部さんの様に「手に職を付けて長く働き続けたい」「自分が輝ける場所を見つけたい」という想いを実現させ、キラキラ働いて頂ける方を増やしていきたいです。

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取材・文/上野 真理子 撮影/吉永和久

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