13 SEP/2021

8割以上の女性が「生理による仕事への影響」を実感。それでも「生理休暇」取得が進まないワケは?

働く女性と生理

アンケート実施期間/2021年8月2日~8月18日
有効回答数/818名
調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査


今回の調査でわかったこと


生理休暇の利用経験者はわずか7%
しかし82.2%の女性が生理やPMSが「仕事に影響する」と感じている現状

まず、就業先に「生理休暇」があるか聞いたところ、「ある」と回答したのは36.5%。生理休暇を導入する企業は少数派であることが分かります。

その上で、生理休暇がある企業に勤める女性に利用経験の有無を質問すると、「利用したことがある」のは12.7%。回答者全体で見るとわずか7%に止まりました。

一方で、生理やPMSの仕事への影響を感じている女性は82.2%との結果に。多くの女性が仕事への影響を実感しながらも、生理休暇という制度がなかったり、利用しづらかったりという現状とのギャップが浮き彫りとなりました。

Q.1 就業規則に「生理休暇」はある?

働く女性と生理

就業先での「生理休暇」の有無については、「ある」36.5%、「ない」48.4%と、ない派がやや多い結果となりました。さらに細かく見ると、「生理休暇時は無給」の人が15.5%、「生理休暇時は有給」の人が13.9%と、わずかながら無休扱いとなるケースの方が多いことが分かります。

Q.2 「生理休暇」利用したことある?

働く女性と生理

※生理が理由で休んだことはあるが、制度として使ったことがない方は「ない」を選択

生理休暇の利用経験について聞いたところ、利用したことがある人は全体のわずか7.0%のみ。Q.1で就業規則に生理休暇が「ある」と答えた人に限定して見ても、利用したことがある人は12.7%と少数派でした。

Q.3 「生理休暇」を利用していない理由は?

働く女性と生理

※複数回答あり

Q.2で生理休暇を利用したことがない人と回答した人に、その理由を聞きました。1位は「会社の就業規則(制度)にないため」(45.2%)、2位は「使っている人が少ないため」(29.8%)と、使いたくても制度にない、使用実績が少なくて使いづらいという声が意見が目立ちます。

「その他」としては「無給になるので普通の有給休暇で休む」「女性の上司が『生理が辛いけど仕事に来た!』と言う人だから」「生理だと他人に知られたくない」などのコメントが寄せられました。

Q.4 生理やPMSで仕事への影響を感じたことはある?

働く女性と生理

※本調査ではPMS(月経前症候群)を「生理3~10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調」と定義

生理やPMSの仕事への影響については、実に82.2%の女性が「感じたことがある」「やや感じたことがある」と回答。「感じたことがない」派(17.9%)を大きく上回る結果になっています。

Q.5 仕事にどんな影響があった?

働く女性と生理

※複数回答あり

Q.4で仕事への影響を「感じたことがある」「やや感じたことがある」と回答した人に、どのような影響があったかを聞くと、最も多かったのは「仕事の進みが遅くなった」(68.8%)でした。「体調不良で休んだ」31.0%や「体調不良で遅刻、早退した」21.0%など、勤怠に影響が出た人も一定数いることが分かります。

フリーコメントでは、「いつもよりイライラし、ストレスが増す」「集中力が落ちる」なども多く見られました。下記に、より具体的なエピソードもご紹介します。

気になる「周囲への迷惑」

・動くのがつらく、立ち仕事ができないため、別の仕事と代わってもらい迷惑をかけた (20代/営業系/大阪)

・集中力が途切れたり、仕事の進みが遅くなってしまって、就業時間に仕事が終わらず周りに迷惑をかけた (20代/サービス・販売系/岡山)

・厨房で仕事していますが、頻繁にナプキンを交換するため仕事場から離れないといけない。その間、他の人に頼むため周りに迷惑をかける (30代/介護・医療・福祉系/福岡)

ミスが増える

・いつもはできている計算等でミスしがち(40代/サービス・販売系/神奈川)

・普段は間違えないような、記載ミスや計算ミスが頻繁に起きたり、気持ちが沈む(30代/事務・経理・人事系/神奈川)

・数字の入力ミスに気付かないなど、集中力が大幅にダウンしていつもより作業時間が掛かる(20代/事務・経理・人事系/千葉)

とにかくイライラ

・イライラしやすくなり周りに対して毒付く態度や感情的になる部分が増え、対人関係が悪化する(30代/サービス・販売系/北海道)

・いつもよりイライラするせいで、仕事でミスされた相手に対し、必要以上のストレスを感じる(40代/事務・経理・人事系/東京)

・普段なら上手い言い回しで伝えられるのに、些細なことでイライラしてしまい、部下にキツく言ってしまう(20代/サービス・販売系/埼玉)

眠気がつらい…

・眠気が強くなり腰が重だるくなるため、作業スピードが落ちた(30代/企画・マーケティング系/大阪)

・配達の仕事をしているが、眠気や下腹部痛で休憩の回数が増えて終わるのが遅くなる(20代/サービス・販売系/長崎)

・眠気による集中力不足で、文章を読んでも頭で理解するまでに時間が掛かったりする(30代/サービス・販売系/三重)

Q.6 今まで使ったことがある&今後使ってみたい生理用品は?

働く女性と生理

※複数回答あり

使ったことがある製品は「ナプキン」(99.4%)が圧倒的で、「タンポン」も約半数の女性が使用経験を持つことが明らかに。「吸収型サニタリーショーツ」や「月経カップ」は、使用経験者はまだまだ1割未満ですが、関心を持つ女性の多さが伺えます。

あまりにもひどい生理痛は、子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が原因となっている場合も。無理せずに、ぜひ病院の受診も検討してみてください。近年は生理用品のバリエーションも増えてきているので、自分に合ったアイテムを使い、生理と付き合い続けていけたらいいですね。

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※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。