12 NOV/2021

デジタル人材不足で注目高まる「IT講師」とは? エンジニアとしてのキャリアに悩んだ女性が出会った天職

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「エンジニアとして、いつまで現場で働けるだろうか」
「家庭や子どもを持ったときに、仕事との両立ができるだろうか」

約2年前、システム開発会社で働いていた岸さんは、女性エンジニアとしてのキャリアに迷いながら働いていた。残業、休日対応が続き、体力的にもギリギリ。結婚・出産後の生活が想像できず、将来に不安を感じていたのだ。

DAN

株式会社DAN
岸さん

新卒で金融系システム開発会社に入社。コールセンター向け業務支援システム開発の大規模プロジェクトに参画するとともに、人材開発室を兼務。社員研修の企画・運営を担当した。結婚を機に退職し、2020年から株式会社DANの業務委託としてIT講師へ。現在はIT講師の採用やマネジメントも手掛けている

しかし、エンジニアとして働いた経験を生かし、「IT講師」へとキャリアチェンジしたことを機にその状況は一変。「自分らしく、長く続けられる仕事と出会えた」と笑顔だ。

岸さんが働くのは、企業向けのIT・SE研修を展開する株式会社DAN。国内の大手開発会社を中心とするさまざまな企業に赴き、各社の新人エンジニアに向けた研修で講師を務めるのが、IT講師の仕事だ。

近年、社外のIT講師の需要が高まる背景には、「IT人材不足」の影響がある。人手不足を補うために企業は未経験者も積極的に採用し、IT人材として育てるが、人を育成できる人材もまた、足りていない状況なのだ。

元エンジニアの経験を生かして働く岸さんに、「IT講師」になるまでの経緯と仕事の魅力を聞いた。

将来のキャリアが描けず退職。主婦になって「やっぱり働きたい」と思った

情報系の大学を卒業した後、金融系システムを開発する会社にエンジニアとして入社した岸さん。

大規模な開発案件に数々参画し、要件定義や顧客折衝といった上流工程にも携わるように。入社4年目頃からは新人研修や後輩育成も任されるようになり、順調にキャリアを歩んでいた。

しかし、岸さんの内心は「順調」ではなかった。

仕事に熱中してきた20代。ふと足を止めたときに感じたのは、将来に対する不安だった。いずれは家庭を築き、子どもを育てたいという将来図を描いていた岸さんの中で、「自分はいつまでエンジニアとして働き続けていけるか」という疑問が日に日に膨らんでいった。

「プロジェクトに入ると残業が増え、時間外労働は月に50~60時間。休日や夜間に行わなければならない検証作業もあったため、仕事優先にならざるを得ないシーンもありました。

プロジェクトは2~3年と長期になるケースが多かったので、先のことを考えると不安になってしまったんです」(岸さん)

20代後半になり、会社からは開発業務以外の兼務や、新規プロジェクトを任せてもらうように。しかし、周囲にはロールモデルとなる女性管理職がおらず、「長期的に働いていけるイメージが湧かなかった」と当時を振り返る。

その後、結婚を機に退職。自分らしい働き方を模索するため、主婦業と並行してECサイト運営のアルバイトを経験したが、業務範囲の狭さにもどかしさを感じるようになっていった。

「ECサイトの運営に関わっているうちに、エンジニア目線で使い勝手や仕様を検証してしまっている自分がいることに気が付いて。『私だったらこうするのに』と幾度となく感じるうちに、やっぱりやりがいを実感できる仕事がしたいという思いがどんどん強くなっていきました。

でも、またハードな働き方に戻ってしまうのでは、と思うとなかなか一歩が踏み出せなかったんです」(岸さん)

DAN

そんな時、たまたま眺めていた求人情報の中に見つけたのが、DANが募集する「IT講師」という仕事だった。

最初に岸さんの目に留まったのは「短期勤務」の文字。企業の新人研修などを担うIT講師が稼働するのは、研修が行われる期間だけ。そのため、年間のうち3カ月〜半年程度の勤務となることが大半だ。

「以前のように、プライベートを犠牲にする働き方はしたくなかったので、短期集中で働ける点に引かれました。

研修がある期間は仕事に集中して、他の期間は家庭や育児中心で過ごせる。エンジニアのスキルも後輩指導の経験も役立ちそうだし、報酬もいい。

まさに自分の希望がかなう仕事だと思いました」(岸さん)

プロジェクトの成功ではなく「自分自身の仕事」が評価対象に

IT講師の仕事は未経験だったが、充実した研修カリキュラムのおかげでスムーズに仕事を始めることができた岸さん。

DANの求人を見るまでIT講師という職業すら知らなかったのに、やってみたらすごく面白くて。前職時代のOJTでの後輩育成経験が生かせて、すぐにハマってしまいました」(岸さん)

そう声を弾ませた。IT講師の仕事の面白さについて、「人が成長する姿を見られること。これに尽きます」と語る。

DAN

DANが手掛ける新人研修では、プログラミングなどの技術はもちろん、報連相や進捗管理といった基本的なビジネススキルも教えるのですが、受講者は私の言葉に素直に耳を傾けて、どんどん吸収していきます。

研修の成果発表の場で受講者が立派にプレゼンしている姿を見ると、『こんなに成長したのね』と思わずうるっとしてしまうんですよ(笑)。ついこの前まで学生だった人たちが、エンジニアとして活躍できる人材に育っていく姿を見るのは大きな喜びですね」(岸さん)

また、自分自身の仕事に対する評価にも、前職とは大きな違いがあった。

「一般的に開発案件に携わるエンジニアの評価軸は、あくまでも『プロジェクトが成功したかどうか』。エンジニア一人一人の貢献が細かく評価されないケースも少なくありません。

でもIT講師の場合は、私個人への評価が毎日のように返ってくるんです。受講者から『岸さんの説明はすごく分かりやすかったです』『岸さんの言葉でやる気が出ました』といった感想を日々もらうことができますから。

研修先の人事の方からの『ぜひ来年もお願いします』の一言は、最大の誉め言葉。認めていただけた実感があってうれしかったですね」(岸さん)

「エンジニアの経験、捨てなくてよかった」

転職当時に魅力を感じていた「短期集中の働き方」についても、岸さんは「期待通り、自分に合っていた」と話す。

「働きやすさは抜群です。研修は期間が決まっているので、オンとオフのメリハリが付いていいですね。それに、DANのIT講師は業務委託なので、兼業も自由です。

前職時代はフリーランスの方と接する機会が少なく、正直『独立するって大変そう』と漠然と思っていました。ですが、DANに在籍するフリーランスの皆さんを見ているうちに、可能性の大きさに気付いたんです。

例えば、1年のうち半分を講師業、半分をエンジニアとしての開発業……と分けて働いたり、研修期間以外は自身で子ども向けのプログラミング教室を開いたりと、さまざまな働き方をしている講師がいるんですよ。いつまでも自分らしさを追求し続けられるイメージが湧いてきますよね」(岸さん)

DAN

また、企業の研修は平日9時から18時の業務時間内に行われることがほとんど。派遣先は大企業が中心で就業環境の整備が進んでいるため、土日祝は完全に休みだ。

IT講師という仕事との出会いによって、「長く働きたい」という自分の気持ちを再確認した岸さん。一時は、ワークライフバランスのためにエンジニアの仕事を捨てることも考えたが、「そんな必要は全くなかった」と穏やかに語る。

「過去の経験を無駄にせず、自分らしい働き方でキャリアを築きたいと考えるエンジニアの皆さんに、ぜひIT講師という選択肢があることを知ってもらいたいです」(岸さん)

IT講師という仕事は、性別に加えて年齢も問わない。実際、DANでは60代の講師も現役で活躍しているという。

キャリアに迷ったとしても、外の世界に広く目を向ければ、意外なところに活躍の場が広がっていることもある。岸さんの経験は、私たちにそんな気付きを与えてくれた。

>>株式会社DANの募集情報に関しては会社HPをご覧ください

取材・文/塚田有香 撮影/吉永和久 編集/秋元 祐香里(編集部)