「シェフである前に“私”なの」自分らしさ100%のフィンランド人女性の名言【連載:週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記】
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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【前回のお話はこちら】
「“何もしない”に忙しい」フィンランド人に学ぶ、上手な余暇の過ごし方





“外側”ではなく、“内側”が何よりも大事
同僚の女性、めっっっちゃくちゃかっこいいです……!
ですよね……! レストランにはシェフコート(制服)がありますが、タトゥー、メイク、髪色は自由。
おしゃれにバンダナでキメている子もいて、みんなキッチンにいても個性的なのが印象的です。
役所や学校の先生にもタトゥーが入っているんですね。
フィンランドの人たちは、自分の家族や信念、大事な場所などにまつわるタトゥーを入れていることが多いですね。
他に、好きなメタルバンドのロゴを入れている率が非常に高いです。
この辺りはメタル好きなお国柄があらわれているなぁと思います(笑)
日本の場合、さまざまな職業に「こういう見た目であるべき」という理想像がある気がします。
派手な見た目の寿司職人ってあまり見ないような……。
今回の女性シェフをはじめ、フィンランドの人たちの多くは、「“外側”ではなく、本質的な仕事の価値など“内側”が何よりも大事」という考え方なのだと思います。
だから日本ほど、職業上の外見にこだわらないのかもしれないですね。
やるべきことがきちんとできていて、かつ仕事に支障がなければ、確かに見た目は関係ないはずですよね。
いきなりガラッと見た目を変えるのは現実的ではないかもしれませんが、それこそ赤リップくらいからトライして、できる範囲で「私らしさ」を表現できるとステキだな〜と思いました!

週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
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