29 JUL/2022

【女性たちの「仕事で怒られた」エピソード集】「トイレ詰まらせ」から「社外秘資料を流出」まで…落ち込んだときの立ち直り方も紹介

上司からミスを指摘されたり、お客さまから注意を受けたり、仕事で怒られたことがある人は多いはず。

その内容がもっともであれ、理不尽であれ、人から怒られれば誰でも落ち込むものですが……大人の女たるものずっとしょげてはいられませんよね。

怒られたことから学んで立ち直る力も、長く働き続けていくためには重要です。

そこで、今回は20~30代の働く女性にアンケートを実施。怒られたことがあるか? や、怒られたときの対処法について聞きました。

書類を前に頭を抱える女性の写真

Q.1 あなたはこれまでに仕事で怒られたことがありますか?

「あなたはこれまでに仕事で怒られたことがありますか?」という質問への回答のグラフ(ある84%、ない16%)

まずは、過去に仕事で怒られた経験について質問すると、「ある」と回答した女性が84%という結果に。ほとんどの女性が、仕事で怒られた経験があることが分かりました。

では、誰からどんなことで怒られたのでしょうか?

Q.2 あなたが仕事で怒られたとき、誰に怒られましたか?

回答結果を見てみると、最も多かったのが「上司」で47%。続いて「先輩」で26%となりました。

「あなたが仕事で怒られたとき、誰に怒られましたか?」という質問への回答のグラフ(1位は上司で47%)

※複数回答あり

Q.3 なぜ仕事で怒られましたか?

続いて、仕事で怒られた経験が「ある」と回答した人になぜ怒られたのかを聞いたところ、「仕事でミスをした」ことで怒られた人が46%という結果に。

「なぜ仕事で怒られましたか?」という質問への回答のグラフ(1位は「仕事でミスをした」で46%)

※複数回答あり

どんなミスをしてしまったのか聞いてみると、うっかりミスから身の毛もよだつミスまで、さまざまな事例が寄せられました。

うっかりミス

「出版社の事務で、広告の入稿サイズ・スケジュールを間違えて顧客にも上司にもかなり怒られました」(33歳/事務職)

「名前の似た○○木材と○○建材への振込を間違えてしまい、銀行への対応など大変な手間がかかりお叱りを受けました」(38歳/一般事務)

とばっちりで怒られた……

「上司の機嫌次第で態度がかなり変わるので、顔色をうかがいすぎてしまい、うまくしゃべれず怒られた」(38歳/部品製造)

「上司の勘違い、思い込みで何度も怒られた事があります」(35歳/一般事務)

冷や汗が止まらない

「社外秘の資料を流出させてしまった」(29歳/一般事務)

「初めての梱包作業で、商品の間に板を入れなければいけないのですが、一箱だけ入っていなかったようで千箱開けて確認することになった」(32歳/製造業)

ミスをきっかけに、顧客や会社、同僚たちに迷惑をかける事態に陥った時に怒られた人が多いようです。

中には、「トイレを詰まらせて怒られた」(28歳/営業)というちょっぴり笑える? ミスもありました。

男性からメガホンで責め立てらえて耳をふさぐ女性の写真

また、「ミスをした」こと以外で怒られた人の中には、理不尽に怒られた経験を挙げる女性たちも……!

「どうにもならない」ことなのに……


「職場に妊娠したことを報告したら怒られた。産休取得をお願いしたら、これまた怒られた」(33歳/一般事務)

「子どもが熱を出し休んだり、コロナに感染し仕事を休んだため、『はっきり言って休みすぎ!』と言われたが、こればかりは仕方ないと思うし、逆にイラッとした」(37歳/医療関係)

「仕事中、体がだるくて熱があったので、昼頃に『熱があるので帰らせてもらってもいいですか?』と園長に聞いたところ、『あんたももう大人やねんから自分で考え。そんなしんどいのか? もうちょっと頑張れへんのか? はい、どうしますか?』と言われ、悔しくて腹が立ってトイレで泣きました」(25歳/保育士)

どうにもならないことで怒られてしまうと、落ち込むというよりは怒りが込み上げてくる……! そんな女性たちの気持ちが見て取れる回答が並びました。

Q.4 怒られて落ち込んだことはある?

「怒られて落ち込んだことはある?」という質問への回答のグラフ(落ち込んだことがある86%、ない14%)

続いて、怒られたときの感情について質問すると、9割近くの人が「落ち込んだ」と回答。

Q.5 立ち直るための自分なりの方法はある?

怒られたときに立ち直るための自分なりの方法があるか聞いたところ、約半数の女性が気持ちを切り替えるためのマイルールを持っていることが判明しました。

「立ち直るための自分なりの方法はある?」という質問への回答のグラフ(ある49%、ない51%)

気持ちの立て直し方について寄せられたコメントを見てみると、今日からすぐに真似できるような簡単にできる対処法が多数ありました。

とことん落ち込む

「しっかり落ち込んで後悔すれば心に残って次失敗しないように気を付けられるので、落ち込むことも大事だと思うようにしています」(38歳/一般事務)

「一回落ち込めるだけ落ち込んで、甘いもの食べて忘れる」(24歳/看護師)

他のことで頭をいっぱいにする

「落ち込む暇がないくらいに予定を入れる。忙しくしたら考える暇がなくなるため」(32歳/営業企画)

気持ちを吐き出す!

「とにかく人とおしゃべりすることでスッキリできるので、ミスをした日はランチタイムや退社後に仲の良い同僚や先輩とご飯や飲みに行って話や愚痴を聞いてもらって解消する」(29歳/一般事務)

自分へのご褒美を買う

「自分へのご褒美を決めて上司の叱責具合でご褒美のグレードをアップさせていく」(38歳/福祉関係)

「コーヒーを買って飲んだり、本を購入したり、お金がないとできないこと=稼いでいないとできないことをして、仕事へのモチベーションを保つ努力をします。」(27歳/アパレル)

あえてとことん落ち込んで気持ちを切り替えたり、好きなものを買って自分を甘やかしたり……「自分の機嫌は自分でとる」女性たちの姿が浮かびあがりました。「これがあれば大丈夫」という自分なりの対処法があると、安心できますよね。

Q.6 仕事で怒られた経験は、あなたの役に立っていますか?

また、仕事で怒られるのは誰にとっても嫌なものですが、たいていの場合はそれ相応の訳があることがほとんど。「あの時、怒られておいてよかった」と感じている人も多いようです。

「仕事で怒られた経験は、あなたの役に立っていますか?」という質問への回答のグラフ(役に立った・役に立っていない共に50%)

半数の人が「役に立っている」と回答。そう思う理由についてあわせて聞いてみると、怒られた経験から学び、日々の業務に生かしている人が多いことが分かります。

再発防止を徹底

「怒られたことで二重チェックの癖がつき、現在はミスなく仕事しているため」(29歳/一般事務)

「私のミスで怒られているので、ミスしないようより注意しないといけないところも分かるようになり、ありがたいと思っています」(25歳/営業事務)

反面教師として糧にする

「当時の上司は自分の機嫌次第で怒り方が変わっていたため、怒られているのは本当に自分の問題なのかを確認するようになった。もちろん自分が悪いときは反省しますが、そうじゃないときは必要以上に落ち込むことは減ったかもしれません」(30歳/医療関係)

「頭ごなしに怒っても怖いとしか残らないし、相手の信頼もやる気も減っていくことが分かった。自分が先輩、上司になったときにそれを反面教師にして誰かのミスに対して怒るだけでなく共感、フォロー、対策を心掛けるようになった」(32歳/製造業)

ミスの場合、同じことで注意されないようにしたり、理不尽な指摘は受け流して反面教師にしたり、「転んでもただでは起きない!」女性たちの、失敗からなにか得ようとしている姿勢が見て取れます。

怒られた内容から学べることは学びつつ、凹んだときは気分を切り替えリフレッシュ。うまく自分をコントロールしていきたいですね!

今回集まった働く女性たちの立ち直り方も、ぜひ参考にしてみてください。

【調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2022年6月30日~2022年7月7日
●有効回答者数:98名

文/関口まりの(編集部)