ヘルシンキで働くシェフのキャリア、命運を分けるのは信頼貯金?/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
>>chikaさんのキャリアストーリーはこちら
【前回のお話はこちら】
フィンランドシェフたちのキャリア観「自分に合ったスタイルで、好きなことで楽しく働く」
![chikaさん](https://woman-type.jp/wt/feature/wp-content/uploads/2022/10/1-2.jpg)
![chikaさん](https://woman-type.jp/wt/feature/wp-content/uploads/2022/10/2-2.jpg)
![chikaさん](https://woman-type.jp/wt/feature/wp-content/uploads/2022/10/3-2.jpg)
![chikaさん](https://woman-type.jp/wt/feature/wp-content/uploads/2022/10/4-2.jpg)
別の仕事を経験したから「なぜシェフなのか」が明確なのかも
オーナーさんのメッセージ、ユーモラスでお人柄が伝わってきますね(笑)。
知人経由での転職、職場に馴染みやすそうだな~と思いました。
新しく入ってきたシェフは、初日にも関わらず「久しぶり~!」とすでに“元同僚”たちと仲良くしていて。本当に横のつながりが強いのだなと思います。
私も誠実に仕事をしようと決意を新たにしました。
良くも悪くも、シェフ同士の情報交換の速さと広さに驚かされますね……。
効率化を追求して労働時間を削減したり、1カ月のホリデーがあったりと、ハードなイメージも強い飲食業界でも働きやすい環境がありそうだな~と思いきや、人材の入れ替わりは一定数あるのですね。
特にコロナ禍でレストランが休業になった時期は、シェフから別職種にキャリアチェンジをした人も多かったようです。
先日来店されたお客さまも「元シェフなんだけど、今は安定を求めてエンジニアになるべく大学に通い直しているんだ」と言っていました。
前回ご紹介いただいた通り、本当に学び直しのハードルが低い……!
一方、チカさんの職場のお寿司メンバーは別職種からシェフへのキャリアチェンジ組だったのですね。
シェフ以外の道に戻る選択肢がある中、それでもシェフを続けている同僚たちからは「この仕事が好き」という強い気持ちを感じます。
全く違う業界での経験があるからこそ、自分にとって「なぜシェフなのか」という理由が腹落ちしているのかもしれないですね。
別の仕事を経てシェフになるキャリアは一見遠回りに感じるけれど、回り道をしたからこそわかることもある。
回り道真っ只中のドラマ『北欧こじらせ日記』の主人公・縞子ちゃんにも教えてあげたいです……!
(笑)
![](https://woman-type.jp/wt/feature/wp-content/uploads/2022/05/profile_chika.jpg)
週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/work/finland/をクリック