ある日、耳に激痛が……! フィンランドで初めて病欠を取った話/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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【前回のお話はこちら】
勤務先のレストランで初ディナー! 初めて「お客さん」になった特別な夜に思ったこと





病気で休むハードルはかなり低い
完治したようで何よりです……!
公共医療の予約は数カ月先になることもあると聞いていたので、しばらく様子を見ようと思っていたら悪化してしまいました……。
実際は、痛みがあることを伝えた際に最短で予約を取ってくれましたし、診察料はかかるものの、私立病院に行く選択肢もあるので、次回はすぐに病院に行こうと思います。
職場環境的にも、体調不良の際、お休みは取りやすそうですね。
職場では「身体的、精神的なものに関わらず、自分が病気だと思ったらすぐに休みましょう」と言われています。
医師の診断書は電話でも取れますし、お休みを取るハードルがだいぶ低いことに驚きました。
以前「職場では属人化を防いでいる」とご紹介いただきましたが、chikaさんがお休みする場合は別の人が対応できるようになっているのでしょうか?
そうですね。人員にも余裕がありますし、フルタイム勤務のシェフ以外に、急な病欠の際にスポットで働いてもらう業務委託シェフとの契約があったりもします。
ただ、ちょうど私が病欠だった週に他のシェフの急なお休みが続いたようで、「僕はずっとロングシフトだったよ……」と同僚のシェフが嘆いていました。
その分、他の週で短いシフトにしたり休みを取ったりと、調整はしていただけるようです。
ちなみにフィンランドの現在のコロナ事情はどんな感じですか?
フィンランドではマスク着用義務がなくなり、なんだかコロナのことを忘れてしまいそうになります。
ただし、陽性になった場合は1週間レストランへの出勤は禁止です。
コロナに限らず、冬は風邪やインフルエンザの季節。無理せずご自愛くださいね……!

週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
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