「好きでもここまで働けない!」超繁忙期&人手不足のレストランを支えたボスの愛/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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フィンランドの忘年会「ピックヨウル」とレストランのクリスマス/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
最終的なモチベーションは「この人のために」の気持ち
ボスの愛にジーンとしてしまいますね……。
さすがのシェフたちも士気が落ちかけたのですが、力強く愛情深いボスの言動によって、みんなが一致団結できた年末年始でした。
これまでの「パートオブライフ」のお話から考えても、長時間労働への抵抗は大きそうですよね。
きっと日本で同じことが起きた場合以上に、大事件だったのだろうなと思います……。
今回の繁忙期では「ボスの人柄のために働く」というシェフたちのモチベーションが印象的でした。
これまでフィンランドで働く中で、「やっぱり給与、大事でしょ」といったクールな側面を強く感じていたのですが、本当に苦しい場面で最後に頑張れるのは「この人のために」という泥臭い部分なのかもしれないなと感じましたね。
どんなに良い職場であっても、どうしたってハプニングは起こりますもんね。
「みんなどんどん精鋭化している……!」と実感したのも面白かったです。
少ない人数で乗り切ったことで日々シェフたちの効率化が進み、今までは超満員だと深夜1時を超えていたクローズ作業も、早い時では23時半に終わるようになりました。
前にも労働時間を短縮したお話がありましたが、さらに短縮されているのですね……!
とはいえ、この状況はイレギュラー。その認識は全員にあるので、ボスたちもすぐに新しいシェフを採用し始めました。
早く新しいシェフの方が来るといいですね。ひとまずchikaさん、お疲れさまでした!
編集/天野夏海
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