過去の出来事、注目を集めた人の「その後」の歩みから見えてきたもの/Woman type特集『「あの話題」の今』まとめ
過去に注目を集めた人や出来事の「今」にフォーカス。話題になった女性たち、女性の生き方や仕事に関わる出来事……その後、本人や社会にはどのような変化があったのだろう。
話題になった過去の出来事や、注目を集めた人たち。
それらの「その後」に注目し、2023年3月の国際女性デーから約1カ月にわたって特集『「あの話題」の今』をお届けしてきました。
自分らしく納得感を持って生きる人、世の中の理不尽に立ち向かう人。取材に協力してくださった皆さんのお話には、時に悩んだり傷付いたりしながらも、確実に歩みを進める力強さがありました。
彼女たちのパワーの根源は何なのか。記事を通じて、ぜひその答えを探してみてください。
特集記事一覧
企業法務を中心に活動する、弁護士の菊間千乃さん。
Woman typeでは2012年、フジテレビのアナウンサーから弁護士に転身し、第二のキャリアをスタートした直後の菊間さんにお話を聞いた。
あれから約11年。「もうすぐ弁護士のキャリアの方が長くなる」という菊間さんが、これまでを振り返る。
2018年、東京医科大学が入学試験で女性受験者の得点を一律で減点していたことが明らかになり、世の中に衝撃が走った。
それに対して立ち上がったのが、「医学部入試における女性差別対策弁護団」。Woman typeでは結成直後に弁護団共同代表の弁護士・打越さく良さんを取材した。
あれから約5年。2022年秋には、東京医科大学に対する損害賠償請求訴訟で勝訴判決が出た。
また、打越さんは弁護士から政治家に転身。医学部入試および社会全体の女性差別の問題について、改めて話を聞いた。
かつて「筋肉アイドル」として話題を呼び、プロレス選手としても活躍した才木玲佳さん。
2019年にはWoman typeに登場し、「ツインテールでムキムキな私が好き」とゴーイングマイウェイな生き方を楽しそうに話してくれた。
そう語った日から、約3年がたった2022年3月。才木さんは、突如「筋肉卒業」を発表。トレードマークの立派な上腕二頭筋を捨てて、プロレス選手も引退した。
なぜ彼女は、そのような発表をしたのだろうか。筋肉卒業を発表してから約1年がたった今、当時の決意を振り返ってもらった。
2021年4月に、理事の半数以上を女性にする多様性改革を打ち出した東京大学。22年11月には女性の教授・准教授を約300人採用する計画を発表し、大きな注目を集めた。
今後、目標達成に向けて、具体的にどのような施策を実行していくのか。日本を代表する教育機関である東京大学で女性教員が増えると、社会全体にどのような影響があるのか。
東京大学の理事・副学長であり、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に力を注ぐ林香里さんに、多様性改革の現在地と今後の見通しをお聞きした。
2022年3月、夫婦別姓を認めない民法や戸籍法の規定は憲法違反だとして事実婚の男女7人が国に損害賠償を求めた。その訴訟で最高裁はこの規定を「合憲」とする判決を出し、各種メディアをにぎわせ議論を呼んだ。
市民団体「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」で事務局長を務める井田奈穂さんは、「夫婦同姓を法で強いる国は世界で日本だけ。諸外国から『人権後進国』と非難されても仕方ない状況です」と指摘する。
昨年の最高裁の判決後、法改正に向けた動きはどのように進展しているのだろうか。日本の選択的夫婦別姓の現在地、夫婦同姓を強いられることが女性に与えてきた負の影響について、井田さんに聞いた。
『「あの話題」の今』の過去記事一覧はこちら
>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/work/pasttopics/をクリック