レシピなし、味付けは自由! まかないで感じるプレッシャーとやりがい/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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【前回のお話はこちら】
「趣味・コウモリ」から判明した、フィンランド人が余暇を上手に過ごせる理由/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記





まかないメニューにはシェフのお国柄が出る
「まかないは必ずみんなで食べる」と以前ご紹介いただきましたが、またしても日本のまかないのイメージと違いますね……!
そうなんです!
日本のお寿司屋さんやカフェで修行していたときは店長がまかないを用意してくれたり、自分で海鮮丼を作ったりするスタイルだったので、全員分のまかないを作る経験がほとんどなくて。
いつもの料理と大量調理では使う機材も下ごしらえの方法も異なるので、新鮮でしたね。勉強にもなりました。
しかも作り慣れている和食ではなくフィンランド料理で、レシピもないんですもんね。
もう一人のまかない担当のシェフに聞いたり、調べたりしながら作るんですか?
みんなの力を借りるしかないですね。結果、お寿司担当以外のシェフとの交流も広がりました。
レシピがない分、味付けにシェフの好みや力量が反映されるので、同じメニューでも人によってテイストが変わるのが面白いなと思います。
確かに漫画にある「白身魚のソテー」なんかは人によって味付けに差が出そうです。
そうですね。フィンランド人シェフはハーブを、ネパール人シェフはスパイスをたくさん使ったり、日本人の私は醤油ベースのソースを作ったり。
また、担当シェフに余裕があれば、カレーや魚のグリルなどの基本メニューに盛大なアレンジを加えた自国料理を披露してくれることもあります。
お国柄が出て楽しいですね。
ちなみにメニューにある「ロヒケイット」はどんな料理ですか?
「ロヒケイット」はサーモンのスープですね。フィンランドを代表する料理の一つです。
検索してみましたが、めちゃくちゃおいしそうですね。食べてみたい……!
chikaさん最新書籍

世界ともだち部(講談社)
chikaさんに喜びとひらめきを与えてくれる「世界各国にいるともだち」とのエピソードをつづる、前向きフレンドシップエッセイ!
『世界ともだち部』には、例えばこんなともだちが登場します!
・「兄」「妹」と呼び合うフィンランド人のともだち・ハリネズミさん
・「こんな人になりたい!」と思い続けている心のヒーロー、ノルウェーの歌手5人組
・はじまりは一目惚れ! わたしの“はんぶん”だと感じる韓国人のともだち・キツネさん
・大学時代の寮で、眠れない夜に発足した「インソムニア部」
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週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
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