大人だからって納得いかない! 働く女性が最近怒られたエピソード集

大人だからって納得いかない! 働く女性が最近怒られたエピソード集

やりがいや楽しさがある反面、つらいことや苦しいことも付き物なのが仕事。何かと怒られる機会も多いですよね。事実、20~30代の働く女性200人に「社会人になってから怒られたことはありますか?」と聞いてみたところ、実に9割近くの人が「ある」と回答しました。

大人だからって納得いかない! 働く女性が最近怒られたエピソード集

ただ、「ここ1年の間に怒られたことはありますか?」という質問に「ある」と答えたのは、およそ4割。経験を積み、会社や仕事のことが理解できるようになればなるほど、怒られる機会はなくなっていくもの。アンケート回答者の半数以上が20代後半~30代前半であることを考えると、怒られた人が少ないのも納得です。

では、ここ1年の間に怒られたことはある人は、誰からどのようなことで怒られているのでしょうか?

【すみません、ちょっと無理です】
「『席を外すときは必ず言って』と、お局様から叱られた」(34歳/一般事務
「上司から、『僕が言わなくても、気付いてよ!』と言われました。でも中途入社3カ月目、前任者からの引き継ぎもない中、どうやって先回りして仕事をしろというのか……」(32歳/秘書)
「ミスをした際に平謝りしたら、『もっと真摯に謝れ』と上司に注意された」(29歳/接客・販売)
【まだまだ精進が足りません……】
「上司に『報連相を怠るな!』と怒られた」(38歳/接客・販売)
「提出書類が期限内に終わらなかった時、経理に怒られた」(29歳/営業事務)
「いまだに、上司に怒られない日はない……」(39歳/ホテル・宿泊施設)

やはり仕事上のエピソードを挙げる人が大多数。「仕事でミスをした時」(33歳/受付)という怒られるのも納得な回答もありましたが、どちらかというと理不尽な怒られ方をしている人が目立ちます。慣れてくるとおろそかにしてしまいがちな社会人としての基礎とも言える作法について、改めて指摘を受ける人も見られました。

また、仕事以外の場で怒られたという人も。

【乗り物にご注意を!】
「電車のなかでイヤホンをしていたら『うるせえ!』と怒鳴られた」(31歳/接客・販売)
「自転車に乗っていたら逆走してきた自転車と正面衝突しそうになり、ベルを鳴らしたら『危ないだろ!』と怒られた」(32歳/一般事務)
【お母さんゴメンなさい】
「3日連続で、部屋の電気をつけっぱなしで寝ていたらしく、夜中に大声で『電気!』と母親に怒られた」(30歳/一般事務)
「実家暮らしなので、しょっちゅう母親に部屋掃除しろと言われてます」(29歳/営業事務)
「大学出たのになんで正社員になれないのか、と両親に怒られました」(26歳/電機・電子・機械関連技術者)

こちらも言い掛かりのような叱られ方をされたり、基本的なマナーを注意されたという声が目立ちました。ただ、最も多かったのは家族ネタ。親としては、娘の自立を期待しての叱咤激励なのかもしれません。

ただ、そうは言っても怒られればイラっとしてしまうこともあるもの。ここ1年の間に怒られたことがある人たちは、今振り返って、そのときのことをどのように感じているのでしょうか?

大人だからって納得いかない! 働く女性が最近怒られたエピソード集

すると、「良かったと思う」と「納得がいかない」と答えた人の割合がほぼ同じという結果に。

肯定的に受け止めている人は「言われないと気付けなかったし、その後気を付けるようになったから」(29歳/営業事務)、「どこに行っても、同じように苛立つ人はいるんだと、改めて気付けた」(35歳/接客・販売)、「自分のことを見直すことができた」(38歳/一般事務)と、怒られたことを新たな気付きとして捉えている人が大多数でした。

反面、「納得がいかない」と思っている人の多くが、「事前に言われていないことを、後から言われても分からない」(24歳/営業)、「上司の家庭不和が、そのまま私に八つ当たりとして降り注いでくる」(35歳/総務・人事)、「言い方に問題アリ!」(32歳/接客・販売)のように、理不尽な叱責にモヤモヤを抱えてしまっているようです。

年齢を重ねていくと、怒られるよりも怒ることが増えていくもの。せっかくなら怒られるのは貴重な機会と考えて、理不尽な叱責は反面教師にしつつ、納得のいく指摘を自身の成長の糧にしていきたいものですね。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年6月12日~17日
●有効回答者数:200名

取材・文/萩原はるな