「移住女性の個人事業主」イベントで気付いた“孤独にならない”ために大切なこと/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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「異国で一人で働く不安」に対するビジネスアドバイザーの“意外な”提案




「同じ経験を持つ人」との出会いは自ら作れる
参加者の「移民女性の個人事業主」はどのような人たちでしたか?
パートナーの関係でフィンランドに移住した方、シリアからの難民の方など、移住の背景はさまざまですが、「母国でのキャリアはあるけれど、移住後はフィンランド語が話せないことで望むキャリアを得られなかった」人が多かったです。
それが自分で事業を始めるきっかけになっているようですね。
イベントはどのような内容だったのでしょう?
今回参加したのは、6名の女性パネリストが登壇するトークライブです。
会場は街角の小さなイベントスペースで、移民女性だけでなく、ヘルシンキ市職員のフィンランド人女性も登壇していました。参加者は30人ほどいましたね。
閉塞感と孤独感を打破するにあたって、「移民女性の個人事業主」という共通点を持つ人と交流できるのは大きいですね。
本当に、コミュニティーはヘルシーに働く上でとても重要だと実感しました……!
会社やお寿司の学校に通っていた頃のように自然とコミュニティーに属するのではなく、自ら探して作る経験ができたのはとてもよかったと思います。
在宅ワークを続けていたら会うことのできなかった人たちですが、自分のアクション次第で新しく出会えることに気付けました。
サードプレイスのようなコミュニティーを持つのは、ヘルシーに働くのはもちろん、自分の世界を広げる上でも大切ですね。
専属アシスタントこと「ChatGPT」とヘルシンキ市のビジネスアドバイザーさんに加え、コミュニティーでどのような出会いがあったのか、今後の展開が楽しみです!
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週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
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