コミックイベントで与えられた「役割」に震えた日/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

【週末北欧部 chikaさん連載】
フィンランドおしごと日記

北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します

>>chikaさんのキャリアストーリーはこちら

【前回のお話はこちら】

名刺を携え、フィンランドのビジネス交流会に参加したものの……/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
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「同僚」はすごい!

編集部

フィンランドにもコミックイベントがあるのですね……!

同じ職種の仲間を探すのであればイベント参加だけでも良さそうですが、どうしてスタッフとして参加することにしたんですか?

chikaさん

スタッフになった方が自然と話せる機会が多そうかなと思ったんです。

言葉に不安はありましたが、実際に休憩室での世間話がきっかけで漫画家仲間が見つかって、後日会う約束もできました。すてきな出会いに恵まれましたね。

編集部

おお〜狙い通り!

chikaさん

久々の「所属感」にも感激しましたし、改めて自分にはこういうコミュニティーが必要だったんだ……!と再認識できたなと思います。

編集部

役割とランチ券にふるえるほど喜ぶchikaさんを見て、当たり前に思っている「人と一緒に働くこと」の価値を感じました。

chikaさん

私も大学を卒業してからずっと会社で働いていたので、初めて一人で働いたことで「同僚」の貴重さを実感しています。

考えてみると、家族以外に毎日同じ物事や経験を共有して、あうんの呼吸で話ができる存在がいるって、すごいことだと思います……!

編集部

会社の人間関係を面倒に思う日もあるけれど、「一人で働くとしたら?」を想像しながら今いる環境を見つめてみると、普段見失っている良さを発見できるかもしれないですね。

chikaさん最新書籍

chika

『世界ともだち部(2)』 (講談社)

自分と似たともだちとは同じ楽しみを共有し、異なる考え方を持つともだちには感化されることが、また自分らしさのひとつになっていく――。

喜びとひらめきを与えてくれるともだちとのエピソードをつづる、前向きフレンドシップエッセイ!

『世界ともだち部』2巻に登場するのは、たとえばこんな友人たち!

・フィンランドと日本。お互いの憧れの国で、アパートを交換し合ったクズリさん
・韓国の田舎でのびのび農村暮らしを始めたネズミさん夫婦
・温泉地ボランティアの師匠、70代のメジロさん
・「家を持たない暮らし」を実行中の同僚、ムササビさん
・ノルウェーのフェスに果敢に参加!舟唄を歌ううみねこ合唱団のみなさん
・その他、人生のひとときを一緒に過ごした「一期一会」の出会いが多数!

etc…

コミックスだけで読める描きおろし漫画も収録!

>>書籍の詳細はこちら

週末北欧部 chika

北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca

編集/天野夏海