「長く働きたい!」って、具体的にはいつまで働くイメージ? 【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.1】
「女性が長く活躍していける社会をつくろう」、「女性が長く働ける企業です」、「できれば長く働いていきたいな」――。
報道や広告、それから働く女性自身の口からもよく聞くこの「長く」というフレーズ。で、長くって一体いつまでのことなんでしたっけ、なんて思ったりしたことありませんか?というわけで、働く女性の皆さんにこの素朴な疑問をぶつけてみました。
その結果が上の2つのグラフです。
まず、そもそも「長く働いていきたい」と思っている女性はどのくらいいるのか聞いてみたところ、今回の調査では何と9割近くもの女性が該当。
そして肝心の「その長くって一体いつまで?」という問い掛けに対する答えはというと、全体で一番多かった回答が「定年まで」(41.9%)。次いで2番には、「一生涯」(34.8%)という答えが!
中でも、30代の回答を見ると「一生涯」が41.1%にも上り、1位の「定年まで」(43.2%)に逼迫する勢い。
一方、20代の回答では「一生涯」という回答の割合は24.8%にとどまり、代わりに「子供を生むまで」という回答が19.0%と、30代の5倍近くも。
30代回答者に比べて、20代回答者は結婚・出産をまだ経験していない層が多いため、出産を一つの区切りと考える人がやはり多いみたい。
こうした年代による回答の差からは、年齢を重ね、さまざまなライフイベントを経験していくうちに、将来のビジョンが具体化し、より仕事を続けていきたい気持ちが強くなっていくという傾向が読み取れます。
「長く続けられる仕事をしたい」なんて話、女性同士なら普段からよく出てきますよね。そんな時、実は4割の女性が定年までや一生涯というイメージで、「長く」というフレーズを使っているというこの結果、驚きでもあり、心強くもあります。
あなたはどのくらい「長く」仕事を続けていきたいと思っていますか?
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へWebアンケートを実施
●調査期間:2011年9月23~30日 ●有効回答者数:310名
取材・文/福井千尋(編集部)
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