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MAR/2015

あなたが働きたいのはどっち? 「究極の選択」から見えた働く女性の仕事観

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今回は、働く女性284名に「仕事を選ぶ上で最も大切にしたいこと」を探るべく、4つの「究極の選択」を迫ってみました。すぐに転職は考えていないというあなたも、この結果を見て自分の仕事観を見つめ直すきっかけにしてみてはどうでしょうか。

あなたが働きたいのはどっち? 「究極の選択」から見えた働く女性の仕事観

1問目は、いわゆる「ワークライフバランス」を考える上での難敵、残業について。半数を上回る55%強の女性が、給料は少なくても定時で帰れる生活を望んでいることが分かりました。

中でも多かったのは、「仕事だけして生きる人生よりも今を楽しみたいから」(25歳/ネットワーク)、「お金は貯めるよりも使うことで満足感を得るタイプ」(25歳/医療・介護)といったプライベートを重視する意見。逆に「残業は多いけど給料はいい会社」を選んだ人の多くは、「今の私にはお金がすべて」(27歳/一般事務)など、結局働くのはお金のため、という意見でした。

しかしこの2つの立場、一見逆のことを言っているようでいて、よくよく考えてみると実は仕事観としては近い気もします。というのも、どちらの人も結局、仕事はお金を稼ぐ手段でしかない、と考えている節があるからです。違うのは、どれくらいのお金を必要と考えているか、どれくらいお金の力を信用しているかといった「お金観」の方なのかも。

あなたが働きたいのはどっち? 「究極の選択」から見えた働く女性の仕事観

続いての究極の選択は、「仕事内容の面白さ」か「福利厚生の充実」か。こちらは真っ二つに回答が割れました。

「仕事内容はおもしろいけど福利厚生がよくない会社」を選んだ人は、「仕事がつまらないと続かない」(33歳/医療・介護)、「面白いと感じない仕事は飽きてしまうので」(35歳/専門職関連)など、モチベーションを維持するには仕事の面白さが不可欠という意見が多数派でした。「福利厚生はいいけど仕事内容はつまらない会社」を選んだ人の中にもこの点については同意する人が一定数いたものの、多かったのは面白さは不要とする意見。「仕事は遊びじゃないから面白さは必要ない」(36歳/営業関連職)というハードボイルドな声もありましたが、「仕事は生きていく手段。趣味や家庭での時間に生きがいを見つけたい」(29歳/医療事務)という、同じ“面白さ不要論”でも、そもそも仕事に重きを置いていないという人もいました。

あなたが働きたいのはどっち? 「究極の選択」から見えた働く女性の仕事観

かなりはっきりとした結果が出たのが、「年功序列」か「実力主義」かを問うこの質問。実に4人に3人が「業績が良い人なら若くてもどんどん昇給できる会社」を望んでいるという結果に。

その理由はQ.2の傾向と同じく、「頑張れば頑張るほどどんどん給料が上がる方がやりがいがある」(29歳/接客サービス)、「その方が創意工夫して仕事ができる」(24歳/営業事務)といったモチベーションの向上につながるからという意見が大半。「できない人が高い給料をもらうのは会社も成長しない」(24歳/一般事務)、「そういう会社が増えれば社会が活性化する」(29歳/接客・販売)など、個人としてだけでなく、会社や社会にとっても有益と考える人が多いことが分かりました。

一方、「完全年功序列で個人の業績に関係なく昇給していく会社」を選んだ人の中には、「評価制度がきちんとしているところなんて聞いたことがない」(39歳/事務・企画)、「前職が実力主義を掲げていましたが、実力があっても社長の知り合いでないと評価されないことを入社して知った」(23歳/未就業)など、実力主義は理想論でしかなく、その実現は疑問とする人も。

あなたが働きたいのはどっち? 「究極の選択」から見えた働く女性の仕事観

4問目は意外と思えるほどの大差がつきました。8割の人が「転勤が全くない中小企業」を選んでいます。

「落ち着いた環境で仕事がしたい」(23歳/未就業)、「高齢の両親と住んでおり、何かあったら駆けつけられる距離にいたい」(38歳/受付)など、転勤のデメリットを考えて中小企業を選ぶ人が大半を占める中、面白かったのは「大手企業で働きたくない。分業制だし、社長とも話したことないような所で働けない」(29歳/営業)、「土地への思い入れ、常連の方とのコミュニケーションを大事にしたい」といった声。転勤の有無ではなく、「顔の見える関係」を重視したいという理由から、中小企業を選んでいます。

一方の「大企業派」は、安定した経営がもたらす安心感や福利厚生の充実といった環境面だけでなく、「大手の方が大きな仕事ができる」(28歳/営業)といった仕事の規模や、「転勤のたびに新たな出会いがあるから、コミュニケーション能力など成長要素がたくさんありそう」(38歳/営業事務)など、転勤を成長機会と前向きにとらえている意見が並びました。

結局のところ、一番大事なのは人間関係?

以上のように、回答者の仕事観は十人十色ですが、細かく見ていくと、その人がこれまでに経験してきた働き方やライフステージによっても、仕事観は絶えず変化していくものだということが分かります。最後に「仕事をする上で最も大切にしたいこと」を自由回答で聞いたところ、多かったのは次のような意見でした。

「働くメンバーが大事。壁を乗り越える時に結束力がないと乗り越えられないので」(30歳/営業)
「一緒に働く人の考え方や価値観の広さなどが大事」(39歳/事務・企画)
「何よりも人です。事務職で社内にいる時間が長いので、人によって居心地の良さや楽しさが大きく変わってきます」(31歳/営業事務)
「人間関係。コミュニケーションが取れないと仕事もうまく回らない」(31歳/未就業)

仕事内容や給料、福利厚生といったハードデータも大事だけれど、結局のところ、一緒に働く人たちといい関係を築けるかが大切と考える人が多いようです。とはいえ、仕事の効率化や面白さが自分の工夫や努力次第であるのと同じように、いい人間関係もまた与えられるものではなく、自分自身が「ハブ」となって作り出していくものという側面はあるでしょう。

職場に不満を感じて転職を検討している人も、そういった視点で今の職場と自分自身の「仕事観」を見直してみると、また違ったものが見えてくるかもしれませんね。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年2月5日~11日
●有効回答者数:284名
取材・文/鈴木陸夫(編集部)

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