セクハラ、パワハラ上司を徹底的に撃退! 女たちの恐るべき復讐劇【職場編】
仕事をしていると、「納得のいかないこと」にぶつかることがあります。もしかすると、納得がいかないどころか「絶対に許せない!」と思うようなことを、職場の人からされたことがあるという人もいるかもしれません。
そこで疑問!
“女の復讐は恐ろしい”なんていう言葉もありますが、実際のところ、働く女性たちは「絶対に許せない」と感じたシチュエーションで、仕事に関わる人に復讐をしたことがあるのでしょうか?
455名の働く女性たちを対象に、アンケートを実施しました。
Q.1
これまでに、仕事で関わる人に「復讐」をしたことはありますか?
やはり、職場で人間関係をこじらせると利害関係が生じるからでしょうか。復讐をしたことがある女性は少数派のようです。
しかしながら、1割以上の女性が復讐をした経験が「ある」と回答しています。どんな人への復讐だったのでしょうか。ランキング形式で見てみると……?
1位 上司(25票)
2位 先輩(13票)
3位 同期(5票)
4位 自社の経営者(4票)
4位 後輩(4票)
6位 その他(クライアント、取引先など)(3票)
圧倒的に多くの票を集めたのが、職場の「上司」でした。次に、「先輩」、「同期」と続きました。これは想像通りの結果とも言えますね。
では、何が原因となってどんな復讐をしたのでしょう? 具体的なエピソードを聞いてみました。
・「上司がしたミスの尻拭いをさせられて納得いかなかったので、上司よりさらに上の人をccに入れて『部下に責任を取らせるなんてあり得ない』という旨のメールを送ってやった」(28歳/営業)
・「私がPCのマウスを操作していると、何度もそっと手を重ねてくるセクハラ上司!人事部に報告して処分してもらった」(30歳/広報)
・「ろくに仕事をしないくせに、やたら部下には厳しい上司。『たまには仕事をしてください』と言ってお客さま対応を押し付けた」(27歳/接客販売)
・「出勤したフリをしてどこかに出掛け、全ての仕事を私に任せる男性上司。一方で、私が出した成果は全部横取り。その上司の上司や、人事部への相談を繰り返して3カ月で解雇した」(35歳/経営企画)
・「セクハラ上司の誘いを断ったら、正社員からパートにされてしまった。裁判を起こして訴え、勝利した」(33歳/秘書)
・「セクハラ上司を集団で内部告発して、集団で退職しました。定年間近のその上司は定年前に依願退職になったみたいです。その後の上司のテンパり具合ときたら!」(29歳/営業事務)
・「仕事せずにベラベラしゃべるばかりで高給取りの上司。自社のWebサイトの社員紹介で上司の写真を掲載するとき、1番写りの悪い写真を使ってやった」(28歳/クリエイティブ関連)
復讐といってもそのレベル感はいろいろ! コメントを見ていると、人には厳しく自分には甘い仕事をしない上司、セクハラ上司に復讐したという人が多そうですね。
・「お互い営業同士で、お客さまを横取りされたことがあったため、別のお客さまを奪い取ってやった」(30歳/営業)
・「いつもセクハラまがいの発言をする先輩。その先輩の愚行を社内LINEでばら撒きました」(29歳/経理)
・「不倫を迫られ、断ったら業務連絡もしてくれなくなった上に逆ギレされたのでボイスレコーダーを買って録音して『社内でばら撒くぞ』と脅した」(29歳/一般事務)
・「いつも私がやった仕事の成果を自分の手柄のように上司に報告する先輩がいた。上司に告発して𠮟ってもらったのと、その後は自分が作業した時は部長含む周りの社員全員に聞こえるように『先輩できましたよ~』と大声で報告している」(30歳/SE)
・「理不尽に私のことをいじめてくる先輩がいた。2年間必死で仕事をして昇進して先輩の地位を抜かし、会社や周囲からの信頼を得て、その先輩がいかに仕事ができない人かを露呈させ、退職に追い込みました」(35歳/営業)
特に目立ったのは、“手柄横取り”系の先輩への復讐。自分が出世してから復讐するなど、長期的なスパンで然るべきタイミングに復讐を実現した人も。中には脅迫まがいのものもありますね。つ、強過ぎる……!
最後に、同期への復讐。
・「仕事が山積みなのにいつも放置して帰って周囲に迷惑を掛けていた女性の同期。男性社員に注意されると言うことを聞くのですが、私を含め女性が注意しても態度が変わりません。彼女のせいで残業祭りになっていたときに、『男好き』という噂を流し、社内で相手にされなくなっていくのを見てスッキリしました」(29歳/接客販売)
・「仕事をせずになまけてばかりいる同期が私と同じ給料をもらっていて腹が立った。チャットで今まで思っていたことを全部ぶつけてやった」(27歳/カスタマーサポート)
上司や先輩への復讐と比べれば、まだかわいいもの? とはいえ、女の復讐は、やっぱり恐い。くすっと笑える復讐から、法の裁きをばっさり食らわせた復讐まで、さまざまなエピソードが集まりました。
不満をためこむのは精神的によくないので、時には発散することも必要ですよね。とはいえ、職場の人間関係をこじらせるのは、自分自身にとってデメリットになることもあります。
自分の立場とリスクを踏まえた上で、不満の発散方法を見つけてくださいね。
>>【後編】「恋人・友人に復讐したことある?」
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へのWebアンケート
●調査期間:2016年4月13日~20日
●有効回答者数:455名
文/栗原千明(編集部)
『働く女の本音白書』の過去記事一覧はこちら
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