【初心者でも簡単!】デスクワークの「面倒くさい」を解消する生成AI活用術5選/イベントレポート

【初心者でも簡単!】デスクワークの「面倒くさい」を解消する生成AI活用術5選/イベントレポート

「最近よく聞く『生成AI』、 便利そうだけどなんだか難しそう……」
「使ってみたいけれど、何から始めたらいいのか分からない」

そう思って、興味はあっても一歩踏み出せずにいませんか?

そんな働く女性たちが抱える「AIへの心の壁」を取り払うため、ユースフル株式会社と『女の転職type』がタッグを組み、 初心者向け生成AIオンラインセミナーを2026年4月16日に開催しました。

今回のレポートでは、セミナーの内容を一部抜粋してご紹介します。

■講師プロフィール

「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」で講師を務めるユースフル株式会社 マーケティング本部 アシスタントマネージャーの柴田茉里奈さんのプロフィール写真

ユースフル株式会社 マーケティング本部 アシスタントマネージャー
柴田 茉里奈(しばた まりな) さん

ユースフル株式会社 マーケティング本部 アシスタントマネージャー 北海道大学卒業後、6年間一貫してマーケティングのお仕事(データ分析や企画など)を担当。現在はユースフルで、新しい学びのサービス「ユースフルプロ」の立ち上げをリード。46万人以上が登録するYouTubeチャンネルの企画・制作も担当。「難しいことを、楽しく、分かりやすく」伝えるプロフェッショナル

AIは「神様」ではなく「仕事ができる優秀な後輩」

講師を務めた柴田さんは、一日の半分以上を生成AIとともに過ごし、「AIは相棒のような存在」と語る一方で、最初から使いこなせていたわけではないと話します。

柴田さん

会社から生成AIのライセンスを付与されたとき、正直に言うと、私は不安で半年間も放置してしまっていたんです。

そんな意外な告白からセミナーが始まりました。

「自分の入力した個人情報がどこかに漏れて、誰かに見られたらどうしよう?」

「そもそも、私の仕事に役立つのか見当もつかない……」

柴田さんが当時抱えていた悩みは、まさに今、多くの女性たちが感じている不安そのものです。

そんな柴田さんの毎日を大きく変えたのは、AIに対する「考え方」の変化でした。

柴田さん

AIはなんでも願いを叶えてくれる全知全能の「神様」ではありません。でも、「指示をすれば一生懸命動いてくれる、仕事ができる優秀な後輩」だと思ってみてください。

神様に頼み事をすると思うと緊張しますが、後輩に指示を出すと思えば、ぐっと付き合い方が楽になりませんか?

「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」イベント資料

現在は2歳の娘さんを育てながら、共働きで多忙な日々を送る柴田さん。

柴田さん

生成AIを使って少しでも早く仕事を終わらせて、一分でも早く娘を迎えに行きたい。そんな切実な思いが、今の私のモチベーションなんです。

そんな等身大の言葉には、画面越しに共感された方も多いかもしれません。

【まずはここから】安全にAIを使うための「はじめの一歩」

AIを「優秀な後輩」として迎え入れる前に、まず整えておきたいのが安心・安全な環境です。柴田さんは、初心者が気になるセキュリティーについても、設定画面を見せながら丁寧に解説しました。

柴田さん

後輩に社外秘の情報を預けるとき、ルールを教えるのは当然ですよね。AIも同じです。

まず最初に「私が入力した情報を、あなたの学習データに使わないでね」と設定してあげることが大切なんです。

セミナーでは、Copilot、ChatGPT、Geminiといった主要ツールで、AIにデータを使用されないための設定方法を実際に紹介しました。

・ChatGPT: 設定の「一般」から「モデルを改善する」設定をオフにする。
・Gemini: アクティビティの保存設定をオフにする。
・Copilot: 右上に「保護済み(エンタープライズデータ保護)」と表示されていることを確認する。
「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」イベント資料
柴田さん

この設定さえ済ませてしまえば、個人情報や社内データがAIの学習用として外部に漏れるリスクを抑えられます。まずは環境を整えてから、AIとの会話を楽しんでください。

柴田さんの解説に、参加者の不安も解消され、いよいよ生成AI活用の期待が高まったようでした。

【実践】今日から使える!デスクワークを効率化する5つの生成AI活用術

環境が整ったところで、講義は具体的な活用術のレクチャーへ。

まず柴田さんから5つの生成AI特選テクニックが教えられました。

「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」イベント資料

1.「質問相手」として活用する

「Excelで特定条件の合計を出す関数って何だっけ?」といった疑問も、検索サイトでいろいろなページを見て情報を探す手間を省いて、チャットで一言で解決できます。検索ではなく「相談」する感覚で使うのがコツです。

2.メールの返信案を3秒で作成

「明日は無理だけど明後日の午前中ならOK」という要点を伝えるだけ。目上の人向けの「丁寧な敬語パターン」から、同僚向けの「柔らかい表現」まで、一瞬で書き分けてくれます。

3.上司のツッコミを先回り! 質疑応答の準備

自分が作った提案資料を読み込ませ、「これを見た上司がツッコミそうな鋭い質問を10個挙げて」と依頼。事前に回答を準備できるので、自信を持って会議に臨めます。

4.PDFや画像の表をExcelへ一瞬で転記

スキャンした社内名簿やPDFの資料。画面を見ながら手入力していたあの作業も、AIなら数秒で正確なExcel表に変換してくれます。

5.手書きメモをきれいな議事録に

打ち合わせ中の手書きメモをスマホで撮影し、AIに渡せば、整理された構成の議事録があっという間に完成。「後でPCで打ち直す」という二度手間がなくなります。

【ちょっと雑談】暮らしの「考える疲れ」もAIがリセット

ここで柴田さんから、プライベートでの便利な活用法も紹介されました。

柴田さん

仕事が終わってからの夕食作り、メニューを考えるだけで疲れませんか?

例えば、冷蔵庫にある半端な余り物(じゃがいも、人参、しいたけなど)を伝えて「10分でパパッと作れるレシピを考えて」と頼むのもお勧めです。具体的な材料の組み合わせから手順まで即座に提案してくれるので、献立に悩む時間がなくなります。

柴田さん

また、趣味の旅行の計画でもAIは頼もしい味方になります。「車がないから電車とバスだけで効率よく回れる、札幌と小樽のおいしいスープカレー店巡りプランを考えて」といった、少しわがままな条件のリクエストもAIにとっては得意分野です。

暮らしの中の「今日何にしよう?」という“考える疲れ”をAIに肩代わりしてもらうだけで、心にふっと余裕が生まれますよ。

このエピソードには、多くの参加者から共感のスタンプが次々と寄せられました。

【応用】さらに一歩先へ:ルーティン業務を自動化する「AIエージェント」

仕事とプライベートでの活用が進んだら、その先に使ってほしい機能として紹介されたのが、「AIエージェント(GemやGPTsなど)」という機能です。これは、特定の仕事を専門に行う「自分専用の分身」を作るようなものです。

「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」イベント資料
柴田さん

例えば、毎週の会議の議事録作成。毎回同じ指示を入力するのは面倒ですよね。

そこで、『議事録作成専門エージェント』というAIエージェントを作っておけば、あとは文字起こしデータを置くだけ。追加の指示を出さなくても、AIが勝手にフォーマット通りの議事録に仕上げてくれるんです。

「『AIってなに?』で大丈夫!超基本から学べる初心者向け生成AIセミナー」イベント資料

【まとめ】満足度94%!完璧を求めず、AIとの「会話」を楽しもう

セミナー終了後に行われたアンケートでは、94%の人が「よかった」「業務に役立ちそう」と回答。参加者の皆さんからは、AI活用への期待に満ちた多くの声が寄せられました。

【参加者の声(アンケートより抜粋)】

・「無料とは思えないほど有益な内容でした。AIに学習させない設定など、安全に使う方法を知れて安心しました」
・「介護の仕事でも、手書きの会議メモを簡単に整理できると知って目から鱗でした!明日から早速使ってみたいです」
・「AIを使い始めたばかりでプロンプトに自信がなかったのですが、具体例が分かりやすく、自分でもできそうだと思えました」
・「仕事だけでなくプライベートの献立作成など、暮らしの『考える疲れ』を肩代わりしてもらう発想に共感しました」

セミナーの締めくくりに、柴田さんは参加者に向けて温かいエールを送りました。

柴田さん

AIに、最初から100点満点の答えを求めなくても大丈夫です。後輩をゆっくり育てるように、3回、 5回と会話を繰り返してみてください。

やり取りを重ねるほど、AIはあなたの好みや癖を理解する、最高のパートナーになっていきます。

「文章を扱う仕事」「見本がある仕事」「繰り返しの仕事」―。まずはどれか一つ、日常の小さなお願いからAIに任せてみること。

それが、忙しい毎日の中に自分らしい「余白」を作り、大切な時間を守るための大きな一歩になるはずです。柴田さんの笑顔で締めくくられたセミナーは、明日からの仕事や生活が楽しみになるような、前向きな空気に包まれていました。

取材・文/神武のぞみ(女の転職type編集部)