面接が決まったら必ず読もう!
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パーフェクトガイド
転職面接におけるノウハウやマナー、不安なことをすべて解決します。女性ならではの面接準備や、想定質問と回答の考え方など参考にしてくださいね
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事前準備 - 面接当日の
ノウハウ - 面接後に
やること - 面接にまつわる
Q&A
転職では即戦力となる能力や技術、ポテンシャルが必要なことはもちろん、それを正しく面接官に伝えるスキルも必要不可欠です。ただ、社会人経験者であったとしても、面接を受けたのがかなり昔となれば、マナーや形式・流れも曖昧になっているかもしれません。
そんな転職時の面接について、押さえておきたい事前準備から面接後にやることまで、それぞれのフェーズごとに詳しく紹介していきます。
しっかりやっておきたい事前準備のポイント
面接が決まったらまずチェックしておきたい大事なポイントを紹介していきます。ぜひこれから面接に行かれる方は参考にしてみてください。
面接対策の基本
面接に臨む前にまず、「面接とは何なのか」について理解しましょう。「態度」「話し方」「表情」など、面接で見られる基本のポイントを把握することが大事です。
アイテム別の選び方・印象を左右するポイント
質問内容を想定しておく
面接で尋ねられることは、企業や業界は違ってもある程度は同じことがほとんどです。
これらの質問に対し適切に答えられるように事前の対策をしておきましょう。
本来は逆質問まで想定して、志望企業について徹底的に研究し、面接でしか聞けないようなことをピックアップして尋ねるべきですが、そこまで準備できない時は、ネットで調べたら簡単に分かることを質問しないようにすることだけは心掛けたいものです。
面接当日に関するノウハウ・マナー
次に面接時に必須のマナーを紹介します。初歩的なミスで後悔をしないよう、初心にかえり準備をしていきましょう。
時間に余裕を持って家を出る
天候の悪化や電車遅延などやむを得ない事情で面接に遅刻をすることもあります。そのため、一概に「遅刻=不採用」には結び付きません。しかし、例えば道に迷った、時間ギリギリに家を出たという理由で遅刻をした場合、遅刻そのものではなく、その「スタンス」が評価に影響を与えます。気持ちは行動に現れるため、基本中の基本として認識しておきましょう。
受付からコミュニケーションに気を付ける
受付の方に面接に来た旨を伝える場面がありますが、その時からコミュニケーションに気を配るようにしましょう。受付の方とは言え、同じ会社の同僚である面接担当者とは日常会話をするような関係かもしれません。失礼な態度をとっていたり、逆に好印象を与えるような態度をとっている場合、伝わる可能性があります。
コートは会場に入る前に脱ぐ
寒い時期に着るコートは建物に入る前や受け付けに行く前に脱ぐことが望ましく、遅くとも会場に入る前には、キレイにたたみ腕にかけておきます。面接の際は、荷物置きがあればバッグの上に丁寧に重ね、ない場合はバッグを椅子に立てかけておきましょう。
質問には面接官の目を見て笑顔で回答
面接官と会話をするときは必ず相手の目を見て話しましょう。非言語コミュニケーションの中でも、アイコンタクトをとることは、良好な関係を築くために重要な要素と言われています。そして、目を見て話すことで、面接官からのコミュニケーションを促進することもできます。また、目を見て話せないことは「自身がない」と捉えられてしまう可能性もあるため、自分を信頼してもらうという観点でも目を見て話すことを意識しましょう。
書類は両手で受け渡しをする
書類などを「両手で」受け取る、渡すことも礼儀作法の一つです。礼儀とは、私と相手のどちらかが敬い・敬わられるかを行動や言葉で表すことのため、人となりを表現する面接でも非常に有効です。
面接では、面接官が応募者に敬語を使いますが、これは「初めて会う人に対する態度」としてごく一般的なもので、決して「応募者の方が立場が上」などと勘違いしてはいけません。あくまで応募者が面接官や受付など企業を敬う立場ですから、受け渡しも片手ではなく両手で行う方が相手からは印象が良く思われます。
状況によっては、片手が塞がっており両手での受け渡しが難しいときもあります。ただ、両手が空いているのに片手で受け渡しするのは好ましくないため、書類の受け渡しなどの細かい部分においても、注意しましょう。
転職面接におけるNG行動
思わずとってしまう何気ない行動の中には、面接での印象を大きく下げてしまうものもあります。知っているだけでも対策できるので、しっかり確認しましょう。
【NG】最初と最後の挨拶を忘れる
面接内容に気を取られるあまり、忘れがちになるのが「挨拶」です。挨拶は、ビジネスだけでなく社会人ならできて当然とされる最低限のマナーですから、忘れることは面接官からすれば非常に大きなマイナスです。
例えば面接会場に入るときは、ドアを軽くノックし、ドアを開けながらはっきりと「失礼します」と声をかけます。部屋に入りドアを閉めたらすぐに改めて面接官に向き直り、「〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、面接官に促された後、席に着きます。
もし面接官がいない会場で、椅子に座って待っている場合は、面接官が来ると同時にすぐ席を立ち、まっすぐ面接官に向かって同じように挨拶をしましょう。
面接後、退出する際は面接の機会をいただいたお礼とともに一礼します。「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べた後、退出します。「終わりよければすべてよし」と言われるくらい最後の挨拶は選考にも大きく影響します。最後まで気を抜かずに感謝の気持ちを込めて挨拶しましょう。
【NG】質問に「はい」「いいえ」でしか答えられない
例えば「〇〇(業務)の経験もありますか?」と尋ねられたとき、あれば「はい」、なければ「いいえ」と答えたらいいと考える人もいるかもしれませんが、面接官が知りたいのはその答えの向こうにあります。
「はい、○年間携わっておりました。その後はその経験を生かし△△の担当に指名され、そこでは□□という業務の経験を積みました。とてもやりがいを感じたため、この業務をより広く展開している御社に魅力を感じ応募しました」と答えれば、面接官に、「経験業務の詳細」、「その業務にやりがいを感じるか」、「志望動機」といった多くの情報を伝えることができます。
さらにここから「この業務の何にやりがいを感じたか。またその理由は」と質問が展開すればより深くあなたの価値観を伝えられます。
「はい」「いいえ」だけの回答は、「あまり深く話したくない」「面倒くさい」などネガティブな印象を与えてしまいます。自分をうまくPRするストーリーは、事前にじっくり練り込んでおくと安心です。
【NG】話し方が一方的である
具体的に注意する点は、次の3つを意識してみてください。
・声の大きさは「聞こえやすさ」を基準に適切な大きさで
・話すスピードは落ち着いて、ややゆっくりめで
・回答は30秒から、長くても1分以内を目安にまとめる
また、面接官が質問の内容を話し終わる前に答え始めるのにも注意してください。素早く答えようとしただけであったり、緊張もあるかもしれませんが、「話を最後まで聞かず一方的に主張する傾向がある」として、コミュニケーション能力が低いと取られる可能性もあります。
かと言って、遠慮し過ぎて最後まで思うように自分をPRできずに終わってしまうのもよくありません。アピールしたい内容を事前にしっかりまとめて練習し、面接での流れを想定して「〇〇(業務)の話になったらこの流れで話そう」などと決めておくとよいでしょう。
【NG】ソワソワと落ち着きがない
話しながらつい髪の毛を触ったり、貧乏ゆすりしてしまったりといった、無意識にやってしまう癖は自分で気付いて直すのは難しいですよね。しかし、これらは面接官にネガティブな印象を与える可能性があります。家族や友人に面接官役をやってもらうなどして、自分の仕草に悪いところがないかチェックしてみましょう。
【NG】面接官の目を見ない
話すときに相手の目を見ることができないのは、自信のなさの現われと思われてしまいます。面接官の目をしっかり見て臆することなく、明るく笑顔でハキハキと喋るよう努めましょう。
このような姿勢を面接官は、ポジティブに受け止め、応募者に好感を持ちます。面接官も人間ですから、好感を持つ相手の話であれば、熱心に聞きますし、同じことを言ってもポジティブに受け取るような心理になることが多いです。
【NG】深い質問に焦ってしまう
例えば、前職で追っていた具体的な数字目標の指標は何か、自社には○○という課題があるが具体的にどのような改善をしていくのか、など具体的で難しい質問をされた時に、焦って意味不明な回答をしてしまうのは一番NGです。もしも焦ってしまったら、下記のような対応をしてみましょう。
・答える前に「はい」と一呼吸置き、頭の中を整理する
・「確認なのですが」と一言添えて質問を聞き直す
また、このような事態を防ぐために、応募書類のコピーを見ながら想定できる質問をできるだけ多く書き出しておくこともおすすめです。
面接後にやること
多くの場合、転職活動において面接が1回で終わることはありません。一次面接が通ったら二次面接がありますし、その企業でダメだったとしても、他の企業の選考は続きます。面接が終わった後には、お礼状の送付や質問されたことと回答の振り返りなど、やっておくと良いこともあります。ただし、状況や目的にもよるので、自分に必要かどうかは適宜判断が必要です。
面接のお礼状は必ず送る必要はない
面接をしてくれた企業や採用担当者に対してお礼状を送ることが、選考で有利になると考えている人もいるかもしれません。しかし、従来から面接のお礼状を送付する習慣はあったものの、必ず送付しなければならないというものではありません。
お礼状を送付したからといって採否には影響を与えず、ましてやお礼状ひとつで採否が覆るものではありません。ただし、面接に対してお礼をするという行為によって、採用担当者に丁寧な印象を持たれる可能性が高くなるのは事実です。
面接に対するお礼状を送付する際には、送付するタイミングや誤字脱字などに注意しなければなりません。次のページでは、お礼状を送付する際に気をつけるべきポイントについて解説しています。
面接に関する「よくある質問・お悩み」
ここまで、面接対策の一般的な概要をお伝えしてきました。それでももっと細かく知りたいことや、「こんな場合はどうすれば?」という具体的な悩みもあるはず。
そんなときは、面接・選考に関する質問にキャリアアドバイザーが回答している、下記ページを参考にしてみてください。
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