介護・医療・福祉に関する資格の種類や取得方法から、勉強方や難易度まで分かりやすく解説。
ホームヘルパー2~3級
どんな資格?
在宅の高齢者や障害者を訪問して、調理などの家事や身体の介護など生活全般のサービスを提供するホームヘルパーの基礎的資格。国が定めたホームヘルパー養成研修を修了していることが義務付けられている。
ホームヘルパーの資格には1~3級があり、2級、3級は受験資格は問われないが、ホームヘルパー3級は家事程度と業務範囲が狭いので、介護・福祉の分野で働きたい方は、まずホームヘルパー 2級の資格取得にチャレンジするのが一般的。最近では家庭内の介護にも活かせる知識としてホームヘルパー 2級の講座を受講する人も多い。
資格を取得するには?
3級では、主に家事援助など基礎的な知識と技術、2級ではより専門的な身体介護の技術と資格と知識を学ぶ。無試験で、指定の養成講座の研修を受講することで、資格を取得できる。
学習内容
ホームヘルパー2級の受講形式は、講義(60時間)+実技(24時間)+実習(30時間)となっている。学習内容は、業務に必要な介護の知識と方法、家事援助に関する知識と方法、介護を受ける高齢者との接し方、また社会福祉制度などを学ぶ。実技では、介護技術の入門を学び、実習では施設や在宅においてサービスに同行する。ホームヘルパー3級講座の研修内容には含まれない、実践的な知識や技術を身につけるのがホームヘルパー2級講座の特徴。
受検資格
特に無し
難易度 |
★ |
合格率 |
講座のカリキュラムを全て修了すれば、100%資格取得が可能。 |
取得期間の目安 |
平均3ヶ月程度 |
福祉施設(老人保健施設や養護老人ホーム等の介護スタッフ)、病院・医院・医療機関の院内ヘルパーとして、在宅介護事業所、登録ヘルパー 、ボランティア団体などで活躍することが可能。
1軒あたり約30分程度で利用者宅を訪問し、おむつ交換や安否確認など最小限のサービスを行う「24時間巡回型」と、 1軒の利用者宅に1~3時間程滞在して、食事の支度や掃除などの日常生活における全般的なサービスを行う「滞在型」の2つに分かれる。
自宅に伺って家事などのサービスを提供する訪問介護事業所、グループホームや老人ホームなどの福祉施設や病院などがある。