介護・医療・福祉に関する資格の種類や取得方法から、勉強方や難易度まで分かりやすく解説。
作業療法士(OT)
どんな資格?
作業療法士とはOT(Occupational Therapist)とも呼ばれ、先天的な心身の障害を持つ人や、事故・病気などによって心身に障害を持つ人に対して、様々な作業生活を通じて心身の機能回復や維持、社会生活に復帰するための能力回復を図るのが仕事。一般的には、絵画や手芸など、手先を使う創作活動や、トランプなどのレクリエーションで身体の機能回復、心の活性化を図ります。勤務先は、医療機関のほか、リハビリテーションセンター、保健所やデイケアセンターなどの老人福祉施設などがあり、就職率が高い資格。
資格を取得するには?
国家試験を受け、合格した後、厚生労働大臣の免許を取得することが必要。
学習内容
一般問題(解剖学、生理学、運動学、病理学概論、リハビリテーション医学、臨床医学大要、作業療法)
実地問題(運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要、作業療法)
それぞれ150分
受検資格
医療技術系の大学や短大、専門学校に進学して3年以上の方
厚生労働大臣の養成機関で3年の実務を行った方
海外で作業療法の学校か養成施設を卒業した方は無試験
難易度 |
★★ |
合格率 |
90%前後 |
取得期間の目安 |
3年以上 |
病院や医療施設などに設置されたリハビリテーション科や、老人デイサービスセンター、肢体不自由児施設などで、絵画や陶芸、園芸などを通じて身体の機能回復を図る。