介護・福祉の資格を活かした転職

介護・医療・福祉に関する資格の種類や取得方法から、勉強方や難易度まで分かりやすく解説。

医療に関する資格

作業療法士(OT)  理学療法士(PT)  言語聴覚士(ST)

言語聴覚士(ST)

どんな資格?
言語聴覚士はST(Speech-language-hearing Therapist)とも呼ばれ、音声障害、構音障害や聴覚障害、言語障害など、音声や構音、言語機能、聴覚などに障害がある人に対し、機能の回復や獲得、維持向上を図るため、専門的な訓練や検査、指導を行う。また、高齢者の嚥下障害にも関わる。対象となる年齢は幅広く、乳幼児から脳卒中などによる後遺症によって生じた失語症の高齢者まで様々。
資格を取得するには?
国家試験を受けて合格した後、厚生労働大臣の免許を取得しなければならない。
学習内容

基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次機能障害学、言語発達障害学、発生発語・嚥下障害学、聴覚障害学



受検資格

文部科学大臣が指定する大学に進学し3年以上の方
厚生労働大臣が指定する養成機関に入学し3年以上の方
3年以上必要な知識・技能を修得した方
大学卒業後、指定の養成機関で2年以上知識と技能を学んだ方
大学で指定科目を履修した方
高等専門学校で5年以上、指定科目を履修した後、指定の養成機関で1年以上必要な知識と技能を取得した方

難易度 ★★★
合格率 50~60%程度
取得期間の目安 3年以上
主な職場
難聴幼児通園施設や、病院のリハビリテーション科、老人デイサービスセンターなどが働く場所として挙げられる。それぞれの症状や、状態に応じて、単語カードや写真、教材を使ったりしながら訓練やケアを行う。