「Word」「Excel」「Power point」――それなりに使いこなしてるつもりでも、実はもっと簡単にできる機能があるかも……【特集:女28歳、いまさら聞けない“知ったか”ワード】
新入社員じゃないんだからエクセルもワードもそれなりに使えるけど、これってもっと簡単にできないかな? そう、あなたが知らないだけで実は便利な機能がたくさんあるんです。中上級者が意外と知らないPCのテクニック、こっそり身に付けちゃいましょう。
Wordの小ワザ
■インデントで段落の文頭をそろえる
「社内用のお堅い掲示物を作ったら『ガタガタだね』って笑われてた」(ぽにょ/27歳/経理)
↓
シンプルな書類を作るときほど目立ってしまうのが「文字の開始位置」。インデントを使うと段落の1行目を揃えて、後から微調整することが可能です。「ルーラーの使い方を正しく覚えれば、『この段落だけ動かしたい!』がスムーズになりますよ」(石井さん)。改行すると文字の位置がずれてしまう、ガタガタ書類にさよなら!
<<デキル女の知的PCワザ>>
①指定したい段落を選択する。
②段落すべてをずらしたいときはルーラーの『左インデント』を、そろえたい位置にずらす。
③段落の1行目を指定したい場合はルーラーの『1行目のインデント』(下向きの三角)を、段落の2行目以降を指定したい場合はルーラーの『ぶら下がりインデント』(上向きの三角)をずらす。
■タブを使って文字列の幅をそろえる。
「1行の中で文字の間に一定間隔あける方法が分からず、ひたすらスペースキーで動かしています。めんどくさーい!」(もも/23歳/営業事務)
↓
「スペースキーを使って文字と文字の間隔をあけると、後で文字数が変わったときにいちいち1行ずつ調整しなければならないので面倒ですよね。事前にタブの幅を指定しておけば微調整が簡単にできます」(石井さん)。今までスペースキーを連打してた人は今すぐ使いましょう!
<<デキル女の知的PCワザ>>
①ルーラー上で、そろえたい文字数のあたりをクリックする。
②Tabキーを押すと、かぎ括弧のような目印のところにカーソルが移動する。
③目印をドラッグするとタブの幅を変えることができる。
■書式のコピー
「『見出しはすべて青で大文字にして』って、最初から言ってよー!色と文字の大きさを直すの20箇所以上もあるー(涙)」(OL侍/25歳/秘書)
↓
「文字の加工などの書式をコピーしたい場合は、ホームタグにある『書式のコピー』を使いましょう。文字を選択して色や大きさを変える作業が一度で完了します」(石井さん)。色を変えて、大きさを変えて、また色を変えて、という同じ作業を何度もしなくて済みますね。この小ワザはエクセルでも使えます!
<<デキル女の知的PCワザ>>
①コピーしたい書式の文字列を選択する
②「書式のコピー」ボタンをクリック
③加工したい文字列を選択すると同じ書式に一発変換される
※同じ書式を何箇所にも貼り付けたい場合は、「書式のコピー」ボタンをダブルクリック
<お話を伺った方>
■石井麻美さん
新卒で株式会社ISAに入社。パソコンスクール「ISA GINZA GLASSE」にてメインアドバイザを務める。WordやExcel などのオフィス系だけでなく、VBA講座やクリエイティブ関連の講座も担当するベテランインストラクター。ISA GINZA GLASSE