30歳を目前にアメリカ留学! 仕事も子育ても自ら動けば何とかなる

20代後半の女性たちがよく口にする、「30歳になっちゃう」という言葉。なぜ私たちはこんなにも30代になるのが怖いのだろう?
これからの人生について、一人であれこれ悪い想像をしてしまうから? それなら、少し先の未来を歩く先輩たちが、何に悩み、何に喜びながら30代を過ごしてきたのかを知れば少しは不安がなくなるかも。すでに30代を乗り越えた“40’sウーマン”たちが語る等身大の言葉に耳を傾けてみよう。
自分が動けば何かしらの方法は見つかる
迷うくらいなら、やってみないともったいない!

結果的には、あの時すぐに就職活動をして良かったと思います。会計や経理のルールはどんどん変更されるし、エクセルの使い方ひとつ取っても、バージョンアップのたびに新しくなりますよね。だからブランクが長くなるほど、スキルや能力を取り戻すのが難しくなる。それに子育てとの両立も、自分から行動すれば何とかなるもの。私も子どもが水疱瘡になり、保育園で預かってもらえず困った時がありました。その時は転職した直後でいきなり仕事を休むのはためらわれたので、必死に情報を探して、病気の子どもを預かってくれる団体を見つけて利用しました。今はこうした育児支援の仕組みや制度も充実してきていますし、誰かが助けてくれるのを待つのではなく、自分から動けば何かしらの方法は見つかります。私の場合は、アメリカの会社で自発的に行動する習慣を身に付けたことが、子育てでも役に立っているのかもしれません。
こうして30代を終え、41歳の時に現在の会社に転職しました。そろそろステップアップして、マネジメントの立場になりたいと考えたからです。幸運にも経理のマネジャーとして迎えてもらえることになり、現在は3名の部下を持つ立場。私が30代のころにそうだったように、部下にも「自分で考え、自分で判断する」という裁量を与えるよう心掛けています。フレキシブルな働き方を認めてくれる会社で、勤務時間も自分で調整できるし、どうしても会社に来られないときは在宅ワークも可能なので、前職以上に家庭と仕事の両立はしやすくなりました。
私の30代を一言で表すと、「迷うくらいなら、やってしまえ」になるかな(笑)。でも仕事にしろ、結婚や出産にしろ、やってみれば本当に何とかなるものですよ。人生には、自分が動けば何とかできることがたくさんあるんです。もし私が「オリンピック選手になりたい」と思っても、それはどうにもならない夢です。でも「海外で働きたい」という夢なら、自分が行動を起こせば何とかなる可能性が十分ある。だったらチャレンジしないともったいない。そう思うんです。
取材・文/塚田有香 撮影/吉永和志
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