01 APR/2022

結婚相手との出会い方に意外な差? 大阪・東京20~30代女性の結婚観、男性育休への印象とは【調査レポート】

大阪・東京
働く女性の実態調査2022

大阪・東京で働く20~30代女性に「仕事・キャリア」「転職」「お金」「結婚・出産」に関するテーマでアンケート調査を実施。それぞれどんな違いや共通点があるのでしょうか?

今回の記事では、大阪・東京の働く女性の「結婚・出産」に関する意識調査の結果をお届けします。

大阪・東京ともに「結婚願望あり」が多数派。「30歳までに」を意識する人が最多

まず、未婚女性を対象に今後の結婚願望について質問すると、大阪では、「とてもしたい」が34%で最も多く票を集め、次に「できればしたい」が32%という結果に。

「どちらでもいい」と回答した人が25%、「できればしたくない」が6%、「絶対にしたくない」が9%という結果が出ました。

大阪・東京 アンケート調査

4位以下の記載省略

一方、東京では「できればしたい」が全体の35%を占めて第一位に。続いて、「とてもしたい」が32%、「どちらでもいい」が19%、「できればしたくない」が10%、「絶対にしたくない」が4%という結果になっています。

大阪の方がやや結婚願望が高めの傾向がありますが、大阪・東京ともに「結婚したい派」が多数派に。

大阪・東京 アンケート調査

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さらに、何歳までに結婚したいかという質問をすると、「30歳までに」という回答が第一位で揃いました。

パートナーとの出会いの場は、東京「職場」大阪「マッチングアプリ」

次に、既婚女性を対象に、結婚相手を見つけた方法について聞くと、大阪・東京で意外な差が出ました。

大阪・東京 アンケート調査

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大阪では、「マッチングアプリ」で出会ったと回答した人が23%で最多。東京では、「会社の同僚だった」人と結婚した人が27%で第一位となりました。

また、結婚相手を選ぶ上で重視したことについて聞くと、大阪・東京ともに「価値観が合うこと」と回答した人が約半数(大阪:52%、東京:49%)で最も多く、続いて「優しく思いやりがある」こと(大阪:32%、東京:35%)や、「安定した仕事に就いている」こと(大阪:9%、東京:6%)という回答が並びました。

大阪・東京ともに「結婚後も仕事を続けたい」が多数派

結婚後のキャリアについては、仕事を「できれば続けたい」「絶対に続けたい」と回答した人が多く、大阪・東京ともに約7割の女性が結婚後に仕事と家庭の両立を望んでいることが分かります。

大阪・東京 アンケート調査

「男性育休」賛成派は大阪7割、東京8割以上

さらに、2022年4月から義務化される「男性育休」について聞くと、大阪・東京ともに好意的な反応を寄せる人が多数派に。

大阪では、男性も「できれば育休を取得すべき」(37%)、「 ぜひ取得すべき」(29%)と回答した人が7割を超え、 「どちらともいえない」(25%)、 「できれば取得しない方がいい」(5%)、「取得しない方がいい」(4%)の順で票が集まりました。

東京では、「ぜひ取得すべき」(39%)と 「できれば取得すべき」(39%)が同率第一位で全体の約8割に。 「どちらともいえない」(18%)、 「できれば取得しない方がいい」(2%)、「取得しない方がいい」(2%)と反対派はわずかとなりました。

また、反対派に理由を聞くと、「男性も育休をとることで今後の夫のキャリアに不利益があるのではないか」「金銭面での不安がある」などの回答を寄せる人が目立ちました。

大阪・東京 アンケート調査

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関連して、将来パートナーに取得してほしい育休期間について聞いてみると、大阪と比べて東京の方がやや長い期間の育休を希望する人が多くいることが分かります。

男性が長期間育休を取得することに対してネガティブな女性たちは、先の調査結果と同様に、「金銭的な不安」を挙げる人が多くいました。

夫婦そろって育児に打ち込む期間を長くとるためには、十分な貯蓄があることや、復職後のキャリアの保証があることが条件になりそうです。

「専業主夫になりたい」男性への反応に大阪・東京で違い

最後に、専業主夫に対する印象について質問すると、大阪・東京で意外な回答の違いが出る結果に。

大阪・東京 アンケート調査

大阪では「賛成する」の回答が37%で一位。東京では、「分からない」の回答が41%で最多となりました。

もしも夫が「専業主夫になりたい」と言ってきたら……「賛成する」と回答した大阪女性の意見を見ると、「パートナーの希望をかなえてあげたいから」「理想の生き方をお互い実現する手助けはすべきだと思うから」などのコメントが並びました。

一方、反対派の多くが、「自分一人の収入で家族を養っていけるとは思えない」など、金銭面での不安を挙げています。

理想のライフプランをかなえるためにも、日頃から「稼ぐ力」を磨き、より多くの選択肢を持てるようにしておきたいですね。

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【アンケート調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2022年3月3日~2022年3月12日
●有効回答者数:東京在住・勤務の女性100名、大阪在住・勤務の女性100名

文/栗原千明 イラスト/村野千草