【職場騒然】働く女性が「職場でブチ切れた」仕事でどうしても許せなかった瞬間【フキハラ?】
理不尽な要求ばかりする上司、聞き分けのない後輩、責任感のない同僚にモンスターカスタマー……仕事をしていると、人に対してついイライラしてしまうことがありますよね。

そのイライラが積もっていった結果、「職場でブチ切れてしまった」経験がある人も中にはいるかもしれません。
実際、20〜30代の働く女性100人にアンケート調査を行うと、4割以上の人が「職場でブチ切れてしまった経験がある」と回答。意外と多くの人に、「ブチ切れた過去」があるようです。「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」とも言えない、真っ当なブチ切れエピソードも合わせてみていきましょう!
Q.1 仕事中にブチ切れてしまったことはありますか?

大人の女性が職場でブチ切れてしまうなんて……彼女たちに一体何があったのでしょうか?
どんな時にブチ切れたのか、そのエピソードについて聞いてみました。
「私を奴隷のように扱い、仕事を押し付けてくる上司に腹が立ち、仕事の書類を渡されたタイミングで我慢できなくなり『ご自分でどうぞっ!』とそのまま突き返した。びっくりした上司が、後日菓子折りを持って謝罪にきた」(32歳/調剤事務)
「仕事量が多く、残業になるのが仕方ないのを分かっていない上司に、『残業を減らせ』と注意されたので『仕事が終わらないから帰れないのにどうすればいいんだ!』とブチ切れてしまった。その結果、上司が雑用を引き受けてくれたので、仕事量が減りました」(28歳/運送業事務)

「入社後に先輩が一切仕事を教えてくれず、どの部署に誰がいるか分からない状態なのに『この書類渡してきて』とむちゃなお願いも多かった。
ある日『今日は避難訓練だから、防災の放送が流れたらこの書類を〇〇会議室に置いてきて。ちなみにここ放送聞こえないからよろしく』と言われて限界が来てしまい、怒りでトイレのドアを蹴り飛ばしてしまいました。
その様子を異常だと感じた同僚が、スターバックスで飲み物をおごってくれました」(32歳/般事務)
最も多かったのは、上司や先輩から理不尽な要求をされたというエピソードでした。
皆さんも一度や二度は「そんな無茶苦茶なこと言われても!」と思ったことがあるかもしれませんね。
一方、後輩に対してブチ切れてしまったという女性たちも……。
「後輩が指導したことをメモにとらず案の定教えたばかりのことを質問してきたので、『一度教えたことはちゃんと覚えられるように、メモを取るなり工夫して!』と怒鳴ってしまいました。すると後輩がキョトンとした目になって、それ以降私と距離を置くようになった」(27歳/IT業界)
「後輩が同じミスを3カ月繰り返した。何度も注意していたことなので、なぜこうなったのか? と問いただしたところ『はいはい。なら、やり直したらいいんでしょ?』と言われた。態度の悪さと、反省の色が見えない様子にブチ切れてしまい、その日からずっと気を使われている」(31歳/事務職)
根気強く指導しているのに、「はいはい、やり直せばいいんでしょ?」は、腹が立つ……!
後輩に仕事ができるようになってほしいだけなのに……。誠実な思いに応えてもらえないばかりか、なめられた態度をとられてしまい、怒り心頭な女性たちの様子が目に浮かびます。

続いて、同僚に対してブチ切れてしまった女性たちのエピソードです。
「私の隣の席に座っている男性社員が、年配の女性社員に対して偉そうな態度で説教していた。その様子にイライラして、つい『黙ってくれませんか?』とブチ切れてしまいました。普段は職場であまり文句を言わないので、周りの人は驚いた様子で見ていました」(35歳/営業事務)
「商品を定期的に棚卸ししなければならないのですが、それを営業マンが忘れてしまった結果、紛失する騒動に。そのミスを、事務職の私になすりつけてきたので盛大にキレてしまいました。
ただ、それが火に油をそそいでしまったようで、キレた私に対して他の女性社員や若手の営業マンも私に文句を言いだし、収集がつかなくなりました」(33歳/営業事務)
いずれもあっけにとられるエピソードですが、最後のコメントに「火に油を注いでしまった」(33歳/営業事務)とあるように、ブチ切れが問題をさらに大きくしてしまうケースも。
どんなにカッとなっても、職場では冷静に対処するのが賢い選択ですよね。
そこで、女性たちにイライラしたり、人に対して感情的にキレそうになったときの対処法について聞いてみました。
Q.3 仕事中に怒りを感じたときの「自分なりの対処法」はありますか?

回答結果を見てみると、約7割の女性が怒りを感じたときに自分をコントロールするための対処法を持っていることが分かりました。
では、職場でイライラしたときにどんな方法で怒りに対処しているのでしょうか?
それぞれの人がこっそり実践しているアンガーマネジメント法について聞いてみると、今日から誰でも使えそうなTipsが数々集まりました。
「右手で左手のツボを思い切り押しながら、深呼吸をして、怒りの感情が落ちつくのを待つ」(39歳/一般事務)
「すぐに怒りを口に出すのではなく、心の中で10秒数える。 時間を少し置くことで感情的にならずに冷静になれる」(25歳/看護師)
「オフィスから出て、深呼吸したあと少し散歩する」(31歳/一般事務)
「こっそりコンビニに行き、高いジュースとお菓子を買って気分を落ち着かせる」(33歳/総務)
「スマホのアルバムに入っている、愛犬の写真を見る」(38歳/一般事務)
「いったん席を離れて、かわいい動物の動画を見る」(28歳/営業)
「バッグの中に隠しているサンリオのグッズを取り出し、癒やされている」(28歳/一般事務)

上記の回答にある通り、意識的に気分転換をすることは大事ですよね。カッとなっても時間を少しおくことで、冷静さを取り戻すことができそうです。
また、中には、ちょっと個性的な方法でストレスを発散している女性たちも。
「表計算ソフトに新規ファイルを作成して、イライラした内容を一心不乱に入力する。その後すぐ削除して、怒りの感情を無かったことにする」(28歳/事務営業)
「愚痴の内容を歌詞にして、ハッピーバースデーの歌に沿って脳内で合唱する」(32歳/調剤事務)

「『どうせこの人も100年経てば死んでるんだ』と神の視点を持つ」(35歳/コールセンター)
「『こいつらは全員充実してないからこんな態度なんだ、かわいそうに』と見下す」(38歳/一般事務)
「相手を、違う星に住む宇宙人だと思うことにしている」(34歳/イラストレーター)
一心不乱に怒りをExcelに入力してはデリートしている自分の姿を俯瞰して想像するだけでも、ちょっと面白くなってきちゃいますね。
長く仕事を続けていると、職場の人間関係に悩んだり、イラっとしたりする瞬間は多くの人に訪れるもの。そんなとき、怒りに任せてトラブルを大きくしないように、自分なりの対処法を持っておけるといいですね。

今回紹介したコメントの中からお気に入りのものをぜひ試してみてください。
【調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2022年07月27日~2022年08月09日
●有効回答者数:100名
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文/柴田捺美(編集部)
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