今年一番印象に残った取材は? Woman type編集者が選ぶ2022年の推し記事3選【DJ KOO・ブレイディみかこほか】

もうすぐ年末。皆さんにとって、2022年はどんな年でしたか? Woman type編集部は今年も一年、数々の取材を重ね、約400記事を公開。
働く女性の仕事人生がより充実したものになるように、コンテンツづくりに勤しんできました!
そこで今回は、Woman type編集部の3人が今年一年の取材を振り返りつつ、特に印象に残っている“推し記事”を一人ずつピックアップ。
記事には書ききれなかった、取材裏のこぼれ話なども含めてご紹介します。
編集長 栗原の推し記事

【ブレイディみかこ】日本でダサイ「貧しさ」は英国でならかっこいい? “ここではない世界”に救われた人生
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編集長 栗原が選んだのは、「特集:サヨナラ“私なんて”」のブレイディみかこさんのインタビュー記事。
シリーズ累計100万部を突破した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)の著者であるブレイディみかこさん。
貧困家庭の出身で、10代の頃は貧しさにコンプレックスを感じていたのだそう。
ただ、そんな彼女を救ったのは本と音楽。イギリスのロックを聴き、「労働者階級はカッコイイ」という文化に触れたことで、価値観が変わったのだと言います。
【編集長 栗原のコメント】
ブレイディさんにお話を伺って、人との出会い、本や音楽、アートなど、あらゆるものを通して「広い世界」があることを知ることが、いかにその人の人生を救うのかを再確認。
ブレイディさんの著書『両手にトカレフ』(ポプラ社)には、イギリスの貧困家庭に生きる少女・ミアが登場しますが、彼女の人生を変えたのも偶然出会った一冊の本でした。
日本にいれば「貧困は恥ずかしいこと」かもしれないけれど、場所が変われば「貧しい労働者階級こそ、ロックでカッコいい」という価値観もある。
自分自身が変われなくても、「ここではない世界」があることを知っているだけで、救われることがあります。ブレイディさんや、ミアがそうだったように。
そして、記事にブレイディさんがイギリスの歯医者で知り合った日本人のおばあさんの話が出てくるのですが、このエピソードは特にお気に入り。
石橋を叩いて壊してしまう人よりも、オープンマインドで未知の世界に飛び込んでいける人がいかに最強かということを痛感させられます。
ぜひこのくだり、詳しく記事で読んでみてほしい!
編集者 天野の推し記事

【DJ KOO】盛り上げ番長のDO DANCE!!な仕事観「もらった命でみんなを元気に」
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編集者 天野のイチ推しは、DJ KOOさんのインタビュー記事。
TRFのリーダーでバラエティでも活躍するDJ KOOさんは、40年のキャリアの中でDJを辞めることを考えた時期もあったそう。
そこからどうやって唯一無二のキャリアを築いてきたのでしょうか? 記事では、DJ KOOさんの今までとこれからについて聞きました。
【編集者 天野のコメント】
仕事論がすてきだったのはもちろん、なんと言っても心掴まれたのは撮影。
『EZ DO DANCE』の音楽をかけて、ミラーボールを回し……ノリノリに踊りながら撮影に応じてくれたのですが、編集部からお願いする前に「この方がいい写真撮れるでしょ?」とDJ KOOさん自ら提案してくれたのです。
また、『オードリーのオールナイトニッポン』にDJ KOOさんがゲストで出演した回がとても面白かったとお伝えしたら、なんと収録中に若林さんから落書きされてしまったノートをわざわざ探してくれて。

取材でお話しされていた「みんなを盛り上げるぜDO DANCE!!」をまさに体現していて、DJ KOOさんのプロフェッショナリズムとサービス精神に感動しました。
編集者 柴田の推し記事

“Kawaii”パワーは人生迷子の突破口? サンリオピューロランド館長・小巻亜矢に聞く「働く目的」を知る方法
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編集者 柴田のイチ推しは、サンリオピューロランド館長・小巻亜矢さんのインタビュー記事。
忙しい毎日を過ごしていると、つい働く目的を見失ってしまいがちなもの。「自分が何に対して情熱を持てるのかを、もう一度思い出したい」という人は多いのではないでしょうか。
サンリオピューロランド館長・小巻亜矢さんは「かわいいものに触れることで、人生の目的や働く意味が見つかる」と言います。
それは一体どういうことなのだろうか? “Kawaii”が持つパワーを、小巻さんの経験と合わせて聞きました。
【編集者 柴田のコメント】
働く目的ややりたいことを考える時に、いきなり紙とペンを用意して「自己分析しなきゃ」と意気込んだり、無理やり新しいことを始めようとして疲れてしまったりする人も少なくないと思います。昔の私も、その一人でした。
でも、小巻さんの「そんな時こそ子どもの頃に好きだったものや、かわいいものに触れてみて」という提案は、非常にシンプルなのに全く新しいもので、頑張りすぎてしまう人の救いになると思いました。
また、小巻さんのお人柄も非常に魅力的でした。
実は取材の数日前、プライベートでサンリオピューロランドに行った時に小巻さんへお手紙を送っていたのですが(※)、当日お会いした時に「お手紙読みました、ありがとうございます」とおっしゃったんです。
大量に届く手紙を一つ一つ読んでくださっているのだと知り、小巻さんのホスピタリティーに感激しました。
(※)サンリオピューロランドでは、従業員やキャラクター達へのお手紙を渡す窓口があります
2023年のWoman typeもこうご期待
Woman typeでは2023年も引き続き、今日よりも明日“ちょっといい仕事”をするためのヒントや、「いい転職」をかなえるために役立つ情報をお届けしていきます。
編集部一同頑張っていきますので、これからもぜひご愛読ください!