16 JAN/2023

20代と40代、貯金額の違いや金銭感覚の意外な差とは?働く女性のお金事情を大調査【556名アンケート】

イメージ

アンケート実施期間/2022年10月12日~10月23日 有効回答数/556名
調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査


今回の調査で分かったこと


●平均貯金額は20代168.9万円、30代171.5万円、40代316.5万円。20代と40代で約2倍の差
●自己投資額は年代が上がるにつれて減少傾向

今回は、働く女性のお金事情について調べてみました。

平日のランチ代や、1カ月あたりのファッション、趣味、スキルアップ費について尋ねると、すべて20代が最も高く、年代が上がるにつれて下がっていくことが分かりました。

貯金額については年代が上がるごとに平均金額が高くなり、40代は20代の約2倍の金額という結果になっています。

また、パートナーとのデートや、仕事の社交の場における金銭感覚についても調査。

「相手におごってほしい?」という質問への回答を見ると、パートナーとの初デートであれば「割り勘でかまわない」が約4割を占めているのに対して、上司との飲み会に関しては「全額おごってほしい」が5割以上と過半数を占めました。

Q.1 平日のランチ代は?

グラフ

最も多かったのは「500~999円」49.1%で、平均は638円でした。

年代別に見ると、20代730円、30代619円、40代572円となっており、年代に反比例し金額が下がっています。

また、「0円」の回答率は年代が上がるごとに上昇。年齢とともに既婚率が高まることから、外食や購入が減っていると考えられます。

Q.2 ファッションにかける費用は?

グラフ

ファッションにかける1カ月あたりの費用について尋ねると、最も多かったのは「1~1.9万円」32.4%で、平均は10,680円でした。

年代別に見ると、20代12,385円、30代10,268円、40代9,997円となっており、こちらも年代が上がるごとに金額が下がっています。

また、「0円」の回答率も年代とともに高まっており、40代は9.2%が「0円」でした。

Q.3 趣味にかける費用は?

グラフ

趣味にかける1カ月あたりの費用についても、最も多かったのは「1~1.9万円」27.3%で、平均は11,499円でした。

年代別に見ると、20代14,957円、30代11,338円、40代9,454円となっており、ランチ代やファッション費用同様、年代が上がるごとに金額が下がっていることが分かります。

「0円」の回答率は40代の16.6%に対し、20代は2.2%。「2万円以上」の回答率は40代19.0%に対し20代31.6%ととなりました。20代が趣味やファッションなど自分の好きなことに投資している様子が見て取れます。

Q.4 スキルアップにかける費用は?

グラフ

スキルアップ(学び)にかける1カ月あたりの費用について最も多かったのは「0円」43.7%で、平均は4,228円でした。

年代別に見ると、20代4,303円、30代4,149円、40代4,097円となっており、こちらも年代が上がるごとに微減しています。

注目すべきは「0円」「3万円以上」ともに20代の割合が最も高くなっていること。20代はスキルアップに投資する人としない人のギャップが他の年代より大きいと言えそうです。

Q.5 現在の貯金額は?

グラフ

※投資額は除く

最も多かったのは「100~299万円」24.8%で、平均は230.9万円。中央値は90万円で、100万円未満の人が約半数を占めます。

年代別に平均金額を見ると、20代168.9万円、30代171.5万円、40代316.5万円となっており、年代が上がるごとに高まっています。ただ、中央値で見ると、20代70万円、30代100万円、40代100万円でそこまで差はありませんでした。

また、「0円」「1000万円以上」ともに40代が最も多く、貯金がある人とない人のギャップが激しい年代であることも分かります。

Q.6 いつもお財布に入れている現金は?

グラフ

「1~1.9万円」が最も多く、29.5%。平均は11,938円でした。年代別に見ると、僅差ですが40代が最も高いことが分かります。

Q.7 お付き合いしている相手への初めての誕生日プレゼント、いくら程度が妥当?

グラフ

ここからは、パートナーとのデートや仕事の社交の場における金銭感覚に関するアンケート結果をご紹介します。

お付き合いしている相手への初めての誕生日プレゼントについて、いくら程度が妥当かという質問に対して、最も多かった回答は「1~1.9万円」で43.3%。平均は13,166円でした。

年代別に見ると、20代16,000円、30代12,969円、40代11,191円となっており、若い世代ほど金額が高くなっています。「2万円以上」の回答率も、40代21.4%に対し20代34.5%と、13.1%も高い結果となりました。

Q.8 初デートでディナーに行くなら、一人あたりいくら程度が妥当?

グラフ

※Q.7で「ある」と答えた人のみ
※複数回答あり

「4,000~5,999円」が最も多く7割以上を占め、平均は5,445円。こちらは、年代による大きな差はありませんでした。

Q.9 初デートでディナーに行くなら、おごってほしい?

グラフ

「割り勘でかまわない」が約4割を占める結果となりました。

年代別に見ると、20代、30代は4割を超える人が「割り勘でかまわない」と回答。2位は「相手に多めに払ってほしい」、3位は「相手に全額おごってほしい」となっています。

一方、40代は1位「割り勘でかまわない」36.2%と、2位「相手に全額おごってほしい」35.0%がほぼ同数。同年代とのデートが多いと仮定すると、若い年代はお互い年収がそこまで高くなく、割り勘でかまわないと考えていることが推察されます。

逆に、年収もある程度上昇した40代の場合は、「相手におごってほしい」と思う人の割合が増えているのかもしれませんが、世代による価値観の違いとも考えられます。

Q.10 上司から飲みに誘われたら、おごってほしい?

グラフ

最後に、上司との飲み会での支払いへの本音を聞いたところ、最も多かったのは「上司に全額おごってほしい」51.8%で過半数を超える結果に。「割り勘でかまわない」はわずか11.5%で、初デートのディナーと比較すると約1/4です。

年代別に見ると、40代の「上司に全額おごってほしい」が57.1%と他の年代と比較して高くなっており、ここでも世代間の価値観の違いが垣間見られる結果となりました。

お金で困らないためにチェックしておきたい、“マネーの知恵”超基本はこちら

収入や価値観によって、ベストなお金の使い方は人それぞれ異なります。

Woman typeでは「お金の基本」が学べる記事も多数掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

イメージ

>>記事はこちら

※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※本記事は『女の転職type』のコンテンツを一部編集の上転載しています

>>データで知る「女性と仕事」を見る