転職すれば人間関係の悩みは解消できる? 実際に転職した女性たちに入社後の変化を聞いてみた 【働く女性749名調査】
アンケート実施期間/2022年11月1日~11月13日 有効回答数/749名
調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査
●人間関係がきっかけで転職を検討したことがある人が約8割。実際に転職した人は約5割
●人間関係で不満を感じる相手1位は上司で、約6割が回答
●転職後に人間関係の悩みが改善された人は約7割
今回、『女の転職type』では、職場の人間関係について調査しました。職場の人間関係に点数をつけてもらったところ、平均は62.0点で、合格ラインとしていた70点を上回った人は46.1%でした。
職場の人間関係で不満を感じる相手は「上司」が断トツトップ。理由については、「信頼できない」「尊敬できない」が上位となりました。
一方、「出会えてよかった」と思える相手については、1位「同僚」、2位「先輩」で、理由は、「信頼できる」「尊敬できる」「仕事ができる」が上位となり、半数以上を占めました。
また、「人間関係がきっかけで転職を考えたことがあるか」という質問に対しては、約8割の人が「ある」と回答。
実際に転職した人の約7割が、転職によって人間関係の悩みが改善したと回答しています。
職場の人間関係を円滑にするために努力していることについても聞いてみたところ、「こまめに報告、連絡、相談する」「積極的にコミュニケーションを取る」「相手の立場になって考える」が上位で、8割を超える人が回答しました。
Q.1 職場の人間関係、ずばり何点?
『女の転職type』会員に、現在の職場の人間関係に点数をつけるなら何点かを尋ねると、最も多かったのは「70~89点」38.5%で、平均は62.0点でした。
合格ラインとして設定していた70点を上回った人は46.1%で、不合格である69点以下は53.9%と、やや不合格が多い結果となりました。
Q.2 職場の人間関係で、不満を感じる相手は誰?
職場の人間関係で、不満を感じる相手については、1位「上司」57.0%、2位「先輩」27.2%、3位「同僚」25.2%で、上司が突出しています。
その他のコメントとしては、「人事」「会長」「パートさん」などがありました。
なお、「不満を感じる相手はいない」と回答した人は13.1%で、約9割の人が職場に不満を感じる相手がいる、という結果になりました。
Q.3 Q.2で選んだ相手に対して、どんな不満を感じる?
Q.2で選んだ相手に対して、どのような不満を感じるかについては、1位「信頼できない」52.3%、2位「尊敬できない」49.8%、3位「価値観・性格が合わない」48.8%でした。
その他のコメントとしては、「常にため息をついており、不機嫌」「男尊女卑の傾向がある」「親会社からの腰掛け異動で、会社を長期的に成長させるビジョンがない」などがありました。
Q.4 職場で「出会えてよかった」と思える相手はいる?
職場において、これまで「出会えてよかった」と思える相手はいるかどうかを尋ねると、1位「同僚」54.9%、2位「先輩」46.9%、3位「上司」40.2%となりました。
「出会えてよかったと思える相手はいない」は10.1%で、約9割の人が出会えてよかったと思える相手がいるという結果です。
「不満を感じる相手」と「出会えてよかった相手」を比較してみると、上のグラフのようになりました。
「同僚」や「先輩」「後輩」は、「出会えてよかった相手」という回答が「不満を感じる相手」の約2倍となっており、「上司」や「社長」においては逆転現象が。
近い立場で気持ちを共有できる相手か、そうでないか、でこのギャップが生まれていそうです。
Q.5 「出会えてよかった」と思える理由は?
Q.4で選んだ相手に対して、「出会えてよかった」と思える理由について尋ねると、1位「信頼できる」69.7%、2位「尊敬できる」59.8%、3位「仕事ができる」56.5%でした。
その他のコメントとしては、「つらい時に支えあえる」「こんな生き方もあるんだと知れた」「配偶者になった」などがありました。
Q.6 人間関係がきっかけで転職を考えたことある?
「人間関係がきっかけで転職を考えたことはあるか」という質問に対しては、「ある(実際に転職した)」が最も多く48.9%で、「ある(実際に転職はしていない)」29.5%を含めると78.4%にものぼりました。
Q.7 転職して人間関係の不満は改善した?
Q.6で「ある(実際に転職した)」と回答した人に、転職して人間関係の不満は改善したかどうかを尋ねると、「やや改善した」が最も多く38.0%で、「かなり改善した」32.1%を含めると70.1%の人が改善しています。
「あまり改善しなかった」「まったく改善しなかった」人は15.8%で、多くの人が転職により人間関係の悩みを改善できていることがわかります。
Q.8 改善しなかった理由は何?
Q.7で「改善しなかった」と回答した人に、改善しなかった理由を尋ねると、「実際に働いてみないと分からないことだった」が最も多く79.0%。
次いで「相性が悪かった」40.3%、「運が悪かった」32.3%が続いています。
Q.9 職場の人間関係を円滑にするために努力していることは?
職場の人間関係を円滑にするために努力していることは、1位「こまめに報告、連絡、相談する」88.1%、2位「積極的にコミュニケーションを取る」83.6%、3位「相手の立場になって考える」82.8%となり、大多数の人が努力していることがわかりました。
その他のコメントとしては、「とにかく笑顔」「悪口をいわない、悪口に同調しない」「職場の愚痴はプライベートで吐き出す」などがありました。
多くの人が職場では仕事以外に、人間関係においても気を配っている様子が見て取れます。
今回の調査を通して、仕事をする上で人間関係に悩む人は多いものの、自分なりに工夫しながら軽減させようという工夫をしていることが分かりました。
「努力はしているけれど、やっぱり職場の人間関係がギスギスするのはつらい……」という方は、こちらの記事もチェックしてみてください!
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※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※本記事は『女の転職type』のコンテンツを一部編集の上転載しています
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