疲労が生んだ仕事のミスは?女性たちの限界エピソード「起きたら夜」「大事なデータ全消去」
忙しく働いているうちに、どんどんたまっていく疲労。一晩寝てしっかり体力を回復できればいいけれど、疲れがとれないまま仕事に向かったことがある人も多いはず。
でも、疲れたまま会社にいっても、きっとロクなことは起きない……!?
というわけで、今回は疲労で限界を迎えた20~30代の働く女性たちがやらかした仕事のミスについて聞いてみました。
Q.1 「疲れ」がたまって仕事でミスをしたことはありますか?
疲れていたことが原因で仕事でミスをしたことがある人は、全体の6割以上に。一体どんなミスをやらかしてしまったのでしょうか。
「残業続きで朝起きられず、大遅刻した」(37歳/エンジニア)
「疲れて昼休みに会社の会議室にこもって仮眠をとっていたら、そのまま寝過ごして午後の予定を全部すっ飛ばし、すっかり夜になっていた。誰か起こしてよ!!」(37歳/Webディレクター)
「大事な会議中にぐっすり寝てしまいました……」(27歳/IT関連)
「お客さまAに送るはずのメールを、お客さまBに送ってしまい、『これ一体何のこと?』という返信がきてギクッとした」(23歳/会社員)
「ぼーっとしていてチャットの送信先を間違えてしまいました。クリティカルな内容ではなかったけれど、先方からの信頼をなくしてしまった」(35歳/クリエーティブ職)
「添付が必要なメールに添付し忘れたり、日本語がぐっちゃぐちゃになったままメールを送ってしまったりすることが続いて、われながらあきれた」(27歳/一般事務)
「予算を算定するときに、部下の数字のミスに気づかずそのままスルーして上にあげてしまった。
結果的には自分の上司が気付いて、その場で謝罪して何とかなったけれど、誰も間違いに気づかなかったらとんでもないミスになっていた」(36歳/Webサービス企画)
「不眠が続いて疲労が溜まり、レセプトの算定方法をミスし、患者さんのお会計を間違えてしまった」(36歳/医療事務)
「生産する製品の部品のナンバーを間違えて入力し、その情報を現場へ流してしまい、余計なものを作らせてしまった」(24歳/事務)
「うとうとしながらExcelにデータを入力し、やっと終わったのに保存せず誤って消してしまった」(34歳/一般事務)
「ぼーっとしながら歩いていたら、駅で人にぶつかり鞄を落として中にいれていたパソコンのハードディスクが故障。
大切なデータも全部ふっとんで泣けた」(27歳/ライター)
「疲れを我慢しながら事務作業をしていたら、強い眠気が襲ってきてしまい、ゴツンと机に頭をぶつけてしまいました。
お局さまにその瞬間を見られてしまい、嫌味をチクチク言われるし、おでこにたんこぶはできるし最悪」(33歳/一般事務)
「疲れすぎてぼーっとしながらリモート会議に出席したら、Web画面上の背景を変更するのを忘れてしまい、会議参加者全員に自分の“汚部屋”がバレてしまった」(35歳/一般事務)
うっかりミスから、笑えない大ミスまで、さまざまなエピソードが寄せられました。取り返しのつかないミスを犯さないためにも、なるべく疲労はためこみたくないものですね。
そこで、働く女性たちに自分なりの疲労ケアの方法があるか聞いてみると、約8割の人が「ある」と回答しています。
Q.2 「疲れがたまった」と感じるときに、疲労ケアのためにやっていることはありますか?
自分なりの疲労ケアの方法が「ある」と回答した人にどんな工夫をしているのか聞いてみると、すぐに実践できそうなアイデアが多数集まりました。
「仕事の後にジムに行き、汗をかいてリフレッシュすることにしている」(36歳/Webサービス企画)
「休日に一人でカラオケに行き、好きな曲を思いっきり歌ってストレスを発散する」(27歳/一般事務)
「友人と飲みに出る、好きなものを好きなだけ買ってすっきりする」(37歳/営業事務)
「人と話して、ストレスを発散したり、解決策を探る。1番疲れた時には、専門家のところでカウンセリングをうけたりしたこともある」(36歳/企画職)
「海外旅行が趣味なので、長い休みには必ず行くようにしている」(35歳/臨床心理士)
「近くの岩盤浴に行く。好きなだけ岩盤浴して、汗をいっぱいかいたら温泉に入り、その後ゆっくり眠るとかなりすっきりする」(28歳/企画職)
「友人を誘って土日の小旅行にいきます。普段ならない車に乗ってドライブしたり、温泉につかったりすることでリフレッシュできます」(36歳/営業)
「友人とホテルや高級店などの贅沢なランチを食べに行って、美味しいご飯と美味しいお酒、非日常の空間に癒される」(30歳/税理士アシスタント)
「ひたすら寝る。マッサージやエステに行ってリラックスする」(30歳/サービス業)
「入浴剤を買ってお風呂にゆっくり入ります」(33歳/システムエンジニア)
「休みの日に全く何もしない日を作ってぼーっとする」(25歳/営業)
「YouTubeで大好きなお笑い芸人の動画をずっと見てる」(26歳/企画職)
「とにかく家でゆっくり。そのときには、他の人との関わりを一切遮断。SNSもつながらないようアプリを削除する」(30歳/障害福祉分野 支援員)
「休みの日は目覚ましをかけないで寝ることやひたすら家でゴロゴロして好きな映画を見たりお菓子を食べたりする」(30歳/一般事務)
「休日にあえてなにも予定を入れず、思いつくままに自由に過ごして心の休暇をとる。音楽を聴くのが個人的には1番効果的」(33歳/一般事務)
「布団から出ないで好きなものを食べる」(25歳/アシスタント)
アクティブ派の疲労ケアと、まったり派の疲労ケア、皆さんが必要としているのはどちらでしたか?
気持ちの疲れ、肉体的な疲れ、自分がどんな疲労をため込んでいるのかで、ケアの方法も変わってきそうです。
自分の状態に合う方法を探して、うまくリフレッシュしながら仕事を続けていきましょう!
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【調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2023年1月26日~2月1日
●有効回答者数:99名
文/Woman type編集部
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