「からっぽの日も必要なんだ」人それぞれのホリデーのつくり方/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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【前回のお話はこちら】
フィンランド移住1年目に学んだ「パートオブライフの実現」に必要なこと/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記





「冒険のためのホリデー」と「休息のためのホリデー」
からっぽの日、すてきな考え方ですね。
その友だちは、たとえ遊びに誘われても、その日がからっぽの日だったら必ず家で一人で過ごすそうです。その子にとって、それだけ大切な日なんだなと思います。
自分に必要な休み方をしっかり理解しているんだなぁ……。
日本の場合、長期休みを取りにくいこともあって、初日の朝から最終日の夜まで、連休はパンッパンに予定を詰めちゃう……なんて人が多そうです。
私も短い休暇をめいっぱい満喫しようと予定を詰めがちでしたが、「せめて最終日はからっぽの日にしよう」と決めたことがあって。
そうしたら、旅行の余韻をじんわりと感じたり、久々の我が家にほっとする気持ちから日常のありがたみを感じたり……。からっぽの日ならではの感覚を知ることができました。
休暇を好きな時期に取れるのもいいですね。人混みを避けられるのはかなりうらやましい……!
企業や業態により例外もありますが、フィンランドでは年間30日の有給を自由に組み合わせることができ、そのうち2週間は連続で取得するのが原則です。
そういった背景もあって、「冒険のためのホリデー」と「休息のためのホリデー」の2種類をうまく使い分けている友だちが多い印象ですね。
日本の方が年間の休みは多いという話もありましたし、せっかくの祝日の多さを生かして「からっぽの日」の考え方を取り入れることはできそうですね。
長く楽しく働くためにも、自分にとって最適な休息の取り方、模索していきたいです!
chikaさん最新書籍

世界ともだち部(講談社)
chikaさんに喜びとひらめきを与えてくれる「世界各国にいるともだち」とのエピソードをつづる、前向きフレンドシップエッセイ!
『世界ともだち部』には、例えばこんなともだちが登場します!
・「兄」「妹」と呼び合うフィンランド人のともだち・ハリネズミさん
・「こんな人になりたい!」と思い続けている心のヒーロー、ノルウェーの歌手5人組
・はじまりは一目惚れ!わたしの“はんぶん”だと感じる韓国人のともだち・キツネさん
・大学時代の寮で、眠れない夜に発足した「インソムニア部」
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週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
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