24 OCT/2023

「寝言でお疲れさまです」「ストレスで3週間便秘」働く女性100人に聞いた“疲労の限界”サイン&仕事から解放されたら何をする?

10月は異動のシーズン。新しい仕事を覚えたり、昇格して急激に仕事量が増えたりした人もいるのでは?

目の前の仕事をこなすのに精いっぱいな毎日を過ごしていると、日々積もる疲労に気付かず、いつのまにか限界を迎えてしまうことも少なくありません。

20~30代の働く女性を対象にアンケート調査をしてみると、「疲労の限界を迎えた経験がある」人は6割以上という結果が出ました。

Q. 仕事を頑張りすぎて「もう限界だ…」と思ったことはありますか?

働く女性100人に聞いた“疲労の限界”サイン

どのようなきっかけから、疲労の限界を自覚したのでしょう?

詳しく聞いてみると、思わず「今すぐ休んで……!」と声を掛けたくなるような体験談が多く寄せられました。

夢の中まで仕事漬け

「『すいません……お疲れさまです』と寝言を言っていたらしい」(25〜29歳/事務・経理・人事系)

「夢の中でひたすら仕事をしていて、『今日は何件契約が取れるかな』という不安で毎日目が覚める」(25〜29歳/その他)

食生活が乱れた結果、別人に?

「毎日朝の8時から22時過ぎまで働いて、晩ご飯はスーパーのおつとめ品かコンビニ弁当。そんな生活を続けたら、鏡に“おばさん”が映るようになった」(30〜34歳/事務・経理・人事系)

「疲労とストレス発散のため、家に帰る前に必ずコンビニでスイーツを買って帰る癖がついてしまい、体重が激増した」(25〜29歳/事務・経理・人事系)

急募:つらさを分かち合える仲間

「テレアポの仕事をしていた際、毎日のように『テレアポ 鬱』と検索して同じような境遇の人を探していた」(20〜24歳/エンジニア系)

仕事に集中できない……

「体力と思考力、判断力が鈍り、立て続けにミスが重なった」(35〜39歳/サービス・販売系)

身体からのSOSが……

「ひどい肌荒れやぼうこう炎になった。20代なのに白髪だらけになった」(30〜34歳/事務・経理・人事系)

「口唇ヘルペスがひどく、唇がかさぶただらけで血まみれになった」(30〜34歳/事務・経理・人事系)

「髪が薄くなった、抜け毛が増えた」(35〜39歳/サービス・販売系)

「便秘をこじらせ、3週間もお通じがこなかった」(25〜29歳/事務・経理・人事系)

「職場でなぜか涙が出るようになった」(30〜34歳/エンジニア系)

働く女性100人に聞いた“疲労の限界”サイン

最も目立ったのは、心身の不調が起きたことで疲労を自覚したケースでした。

本格的に心身の調子を崩して取り返しがつかなくなる前に、日頃からうまく対処しておきたいものですね。

そこで、「疲労の限界を迎えた経験がない」人にどのような工夫をしているのか聞くと、「休日に何もしない時間をつくる」(35〜39歳/事務・経理・人事系)など意識的に空白の時間を設けたり、「飲み会で同期と飲んで愚痴を言い合う」(25〜29歳/営業系)といったように、仲間と痛みを分かち合ったりすることでストレスを発散し、うまくリフレッシュしていることが分かりました。

さらには、「『限界直前まで頑張っても仕事が終わらないのは上司の責任』だと考えて、さっさと帰る」(25〜29歳/営業系)、「『仕事は明日辞めてもいい』と自分に言い聞かせる」(25〜29歳/その他)など、大きな視点で自分の状況を捉え、「頑張りすぎない」工夫をしている人もいました。

突然仕事から解放されたら、何をする?

そんなつらい状況で、もしも「仕事を全部放り投げて、好きなことをしていいよ!」と言われたら……?

現実にはなかなかあり得ないことですが、仮にそんなシチュエーションが起きたら何をするのか。疲れ切った彼女たちの願望を聞いてみました。

最も多く上がったのは、「旅行に出掛けたい」という願い。

国内&海外旅行したい!

「瀬戸内海の島めぐりに行って、おいしいものを食べたい」(25〜29歳/その他)

「世界一周クルーズに出掛けたい」(25〜29歳/事務・経理・人事系)

「海外に行って、高級ホテルで思う存分寝て食べたい」(35〜39歳/介護・医療・福祉系)

「2週間ほどヨーロッパに行って、優雅な風景や食べ物を堪能したい」(20〜24歳/営業系)

働く女性100人に聞いた“疲労の限界”サイン

非日常をエンジョイすることを望む回答が目立つ一方、「日常を思う存分味わいたい」という声も。

ただただ、自堕落に過ごしたい……

「好きな時間まで寝て、好きな時間にご飯を食べて自由に過ごしたい」(30〜34歳/事務・経理・人事系)

「部屋に引きこもって、ずっとテレビや漫画を見ながらゴロゴロしていたい」(30〜34歳/その他)

「ずっと寝て食べてを繰り返していたい」(30〜34歳/エンジニア系)

「トイレやお風呂以外、一日中ベッドの上で生活したい」(30〜34歳/営業系)

「部屋に引きこもって爆睡したい」(35〜39歳/事務・経理・人事系)

家でひたすらエンタメを浴びたい

「買ったもののプレイすることができないまま放置しているゲームを、片っ端からクリアしていきたい」(30〜34歳/コンサルタント・専門職系)

「ひたすらNetflixを観ていたい」(30〜34歳/その他)

一人“お家カラオケ大会”を開催したい

「家のお風呂にゆっくり浸かりながら、大声で好きな歌を熱唱したい」(35〜39歳/サービス・販売系)

また、「とにかく一人になりたい」「現実から目をそらしたい」という、切なる願望も見られました。

一人で平穏に過ごしたい

「一人で旅行に出掛けて、何も考えずにゆっくり温泉に浸かりたい」(25〜29歳/介護・医療・福祉系)

「私のことを誰も知らない所に行き、一人で時間を気にせずにずっとずっと海を見ていたいです。何も考えずに、じっとただただ海を見るだけでいい」(30〜34歳/サービス・販売系)

新しい場所で、新しい生活を送りたい

「誰も知り合いの居ない土地に行きたい。そこで今とは違う職種に就いて、日常生活を送りたい」(35〜39歳/事務・経理・人事系)

働く女性100人に聞いた“疲労の限界”サイン

こんな妄想を膨らませながら仕事に取り組めば、ちょっぴり息抜きできるかも……?

この忙しさを乗り越えたら、楽しいことをしよう

そんな思いを心の支えにしながら、忙しい毎日を乗り切っていきましょう!

ただし、身体に不調が出始めている人は要注意。決して無理はせず、休みを取ったり病院に行ったり、自分を労わることも忘れないでくださいね。

【調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2023年9月11日~2023年9月25日
●有効回答者数:100名

文/柴田捺美(編集部)