名刺を携え、フィンランドのビジネス交流会に参加したものの……/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
>>chikaさんのキャリアストーリーはこちら
【前回のお話はこちら】
「移住女性の個人事業主」イベントで気付いた“孤独にならない”ために大切なこと





今の自分が求めるつながりは、同じ職種の仲間だった
名刺交換、しないんですね……!
そうなんです……!
寿司シェフとして働いていた頃は名刺交換の機会がなく、今回の交流会に参加したことで初めて社交ツールはLinkedIn一択であることを学びました……。
名刺は必須アイテムだと思って英語版の名刺を用意していたのですが、使う日はなかなか来ないかもしれません。
前回に引き続きイベントについて紹介いただきましたが、総じてどうでしたか?
「フィンランドで暮らす移民女性の起業家」という自分と同じカテゴリーの人が集まる会に参加できたのに、帰り道に感じたのは「アウェーだったな」でした。
それによって、私自身が本当に求めていたのは「同じ職種のつながりを持ち、日々の具体的な悩みを共有できる仲間」なんだ……と自覚できたなと思います。
今のchikaさんにとって重要なのは「移民女性の起業家」ではなく「同じ職種」の方だったんですね。
欲しいつながりは、自分の状況によって異なるのだと学びましたね。
ちなみに、アフターパーティーは立ち振る舞い方が分からず、挙動不審なまま終わりました(笑)
以前はパーティーに着ていく服が分からず、今回は参加したものの振る舞い方が分からない……。
chikaさんがフィンランドでパーティーを楽しめる日は来るのでしょうか……(遠い目)
chikaさん最新書籍

『世界ともだち部(2)』 (講談社)
自分と似たともだちとは同じ楽しみを共有し、異なる考え方を持つともだちには感化されることが、また自分らしさのひとつになっていく――。
喜びとひらめきを与えてくれるともだちとのエピソードをつづる、前向きフレンドシップエッセイ!
『世界ともだち部』2巻に登場するのは、たとえばこんな友人たち!
・フィンランドと日本。お互いの憧れの国で、アパートを交換し合ったクズリさん
・韓国の田舎でのびのび農村暮らしを始めたネズミさん夫婦
・温泉地ボランティアの師匠、70代のメジロさん
・「家を持たない暮らし」を実行中の同僚、ムササビさん
・ノルウェーのフェスに果敢に参加!舟唄を歌ううみねこ合唱団のみなさん
・その他、人生のひとときを一緒に過ごした「一期一会」の出会いが多数!
etc…
コミックスだけで読める描きおろし漫画も収録!

週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
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